世界で活躍するピアニスト、フジコ・ヘミング初のドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』が6月16日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開される。この度、初公開の映像が入った予告編、ポスタービジュアルとフジコ・ヘミングのメッセージが解禁された。
60代後半でデビューし、80代になった今でも世界中で演奏活動を続けるフジコ・ヘミング。年間約60本のコンサートをこなし、チケットは即完売で新たなオファーも絶えない。その情感あふれるダイナミックな演奏は多くの人の心をとらえ、“魂のピアニスト”と呼ばれている。本作は、パリ、NY、ブエノスアイレス、LA、ベルリン、東京、京都・・・世界を巡るフジコを2年間にわたって撮影した初のドキュメンタリー映画。心震える演奏シーンとともに、アンティークに囲まれた世界中にある自宅で愛する猫たちとともに暮らす姿、知られざる家族・恋についてなど、本作でしか見られないフジコ・ヘミングの素顔を解き明かす――。世界中の人々を魅了してやまないフジコの音楽は、どんな人生・ライフスタイルから生まれてくるのか。
「彼女が奏でる音色には生きるヒントがあふれてる」
フジコ・ヘミングのエモーショナルな音楽に彩られる、ライフスタイルと数奇な人生。フジコの演奏がなぜ人の心を捉えるのか、明かされる壮絶な過去、そして今のライフスタイル・生き様・・・・・・美しい自宅、猫や犬との暮らし、パリの情景などフジコが愛するものがつまったプライベートと、貴重なワールドツアーの演奏が観られることを期待させる予告編となっている。
フジコ・ヘミング 本作の観客へのメッセージ
「この映画は、私のありのままの姿をとらえていますので、死んでから発表してほしいと思うぐらい実は恥ずかしいんです。我ながら人の目も気にせず、好きなように生きていますね(笑)。小松監督の映像は素晴らしく、これは私なのかなとおもう素敵なシーンも多くて嬉しいです。最後の最後まで、楽しんでご覧いただければと思います。」
日本人ピアニストの母とスウェーデン人デザイナーの父を両親としてベルリンに生まれる(年齢非公表)。父と別れ、東京で母の手ひとつで育ち、5歳から母の手ほどきでピアノを始める。東京芸術大学を経て、28歳でドイツへ留学。ベルリン音楽学校を優秀な成績で卒業。その後長年にわたりヨーロッパに在住し、演奏家としてのキャリアを積む中、レナード・バーンスタインほか世界的音楽家からの支持を獲るが、大事なリサイタル直前に聴力を失う。失意の中、ストックホルムに移住、ピアノ教師をしながら、欧州各地でコンサート活動を続ける。1999年リサイタルとNHKのドキュメント番組が大反響を呼び、デビューCD「奇蹟のカンパネラ」をリリース。クラシック界異例の大ヒットを記録した。日本ゴールドディスク大賞のクラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを4回受賞。現在、世界各地からリサイタルのオファーが絶えず、年間60本近くの公演を行う。猫や犬をはじめ動物愛護への関心も深く、長年チャリティー活動も続けている。
作品タイトル:『フジコ・ヘミングの時間』
出演:フジコ・ヘミングほか
監督:小松莊一良
115分
配給:日活
公式サイト:fuzjko-movie.com
コピーライト:(c)2018「フジコ・ヘミングの時間」フィルムパートナーズ
6月16日(土)シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー