『モガディシュ 脱出までの14日間』リュ・スンワン監督絶賛!キム・ユンソク×チョ・インソン初共演シーン本編映像解禁

モガディシュ 脱出までの14日間

2021年度韓国映画No.1の大ヒットを記録したリュ・スンワン監督最新作『モガディシュ 脱出までの14日間』(7月1日(金)公開)で初共演を果たしたキム・ユンソクとチョ・インソンが劇中で初めて出会うファーストシーンの本編映像が解禁された。

ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死をかけた脱出を描いた本作は、2021年7月に韓国で公開されると、コロナ禍にも関わらず観客が押し寄せ、興行収入30億円を突破し、2021年度の韓国映画No.1の大ヒットを記録。

また賞レースも席巻し、韓国のアカデミー賞と称される「第42回青龍映画賞」で最優秀作品賞、監督賞含む5部門受賞。さらに今年5月に開催された第58回百想芸術大賞では映画部門の大賞と作品賞を受賞し、メディアや評論家からも高く評価された。

監督は、ベルリン映画祭に正式出品された『生き残るための3つの取引』で世界的にその名を知られ、“韓国のタランティーノ”と称されるリュ・スンワン。モロッコでオールロケを実施し、衝撃的なスピードとダイナミックなカメラワークで繰り広げられる大迫力のカーアクションに、胸を揺さぶる人間ドラマを融合させたエンターテイメントを作り上げた今夏必見の一作だ。

1990年、ソウル五輪で大成功を収めた韓国政府が国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励む様子が捉えられている。駐ソマリア韓国大使ハン・シンソン(キム・ユンソク)もなんとか政府に取り入ろうと奮闘。今回解禁された映像には、その外交戦のために派遣され、遠くソマリアの空港に降り立った安全企画部出身の参事官カン・テジン(チョ・インソン)の姿が。しかし空港に迎えは来ず、イライラしていたところ、猛スピードで車がやってくる。そこに乗っていたのはハン大使と、書記官コン・スチョル(チョン・マンシク)。

「カン参事官お疲れさま。ソウルの臭いを嗅ごう」とハン大使は大げさにカン参事官をハグする。「1年ぶりだろ?」「タバコは?俺は吸う時間がない」「今すぐ大統領の面談に行くんだ」と、カン参事官の戸惑いをよそに矢継ぎ早に話し続けるハン大使は、彼が持ってきたスーツケースを取り上げ、中身を物色する。そして大統領への土産にするソウルオリンピックの記録ビデオを手に取り、ソマリア選手団の入場シーンがちゃんと映っていたかどうか確認したか?と聞く。「そこまでは…業務外ですよ」と口ごもるカン参事官の様子にコン書記官は文句を言うが、ハン大使はそれを諫めつつ「俺たちは大統領官邸に向かう。カン参事官は、タクシーで」と言い残し、去っていく。

そのあと大統領官邸へ急ぐハン大使は韓国の歴史的な国連加盟に向けてやっと大統領と面談ができることに意気揚々だが、突然、車が急停車。覆面をした男たちが車を襲い、窓ガラスが割られ破片が飛んでくる。さらに男たちは銃を撃ちまくり、ハン大使と書記官は「何だ?」と驚きを隠せない。この男たちはいったい何者なのか、その続きが気になる本編映像だ。さらにハン大使とカン参事官の関係性、そしてモガディシュにおける彼らの現状が、交わされる会話から一気に伝わるシーンとなっている。

リュ・スンワン監督は、本作で初共演となったキム・ユンソクとチョ・インソンについて、「初共演とは思えないほど互いを大事に思い、気に掛けるのはもちろん、互いをより光らせようとする努力は画面にもしっかり表れている」と振り返る。

そして「日本語で最も最高の状態を表現できる言葉で書いてください(笑)!本当に素晴らしく、それ以上説明できないくらい」と2人を絶賛。「私はいつかお2人と仕事をしてみたいと思っていました。監督という職業に就いたおかげで、この世で誰よりも先に『モガディシュ』で演技をする彼らの姿を見ることができて本当に光栄でした」と語るほど。韓国を代表する俳優二人の記念すべき初共演作をお見逃しなく。

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