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『わたしは最悪。』デジタル処理は一切無し!恋のために世界の時間が全て静止する、ロマンティックな本編映像解禁―本日公開

ノルウェー発の異色作『わたしは最悪。』(本日公開)の本編映像が解禁された。

第94回アカデミー賞(R)で脚本賞と国際長編映画賞にノミネートされ、アメリカでは限定公開だったにもかかわらず、2020~2022年公開の外国語映画の中で、日本でも大ヒットした『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』に続いて、スクリーンアベレージ第3位を獲得するなど数々の記録を打ち立て、世界の映画ファンを虜にしている本作。

解禁された本編映像は、「コーヒーは?」「ちょうだい」と、アクセルとユリヤのいつも通りの2人の朝の様子から始まる。しかし、ユリヤがキッチンのライトを付けた瞬間、世界の全ての時間が止まってしまう。戸惑いつつも全てが静止した美しいオスロの街中に駆け出すユリヤ。彼女が真っ先に向かったのは、あるパーティで出会って以来、心から離れなくなってしまっていた魅力的な男性・アイヴァンがいる場所だったー。

この印象的なシーンを「とてつもなくロマンチックなシーン」だと言うトリアー監督。そして「一夫一婦制の境界線を楽しみながら<でも、すべてを止めて、恋人と異なる時間軸にいたい>というユリヤの気持ちの揺れを表現したものだ」とも明かす。驚くべきはその撮影手法。実は、このシーン全てが「リアルな撮影」だと言う。「デジタルの効果も使いたくなかったから、本物の人間がじっと立ち、風は木立や人間の髪を揺らしているんだよ」「この場面は究極のロマンチックなファンタジーだよ」とそのこだわりを語っている。

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