【レポート】『TANG タング』公開直前イベントに二宮和也&満島ひかりがサプライズ登場!学生たちにエール送る

TANG タング

映画『TANG タング』(8月11日(木・祝)公開)の公開直前イベントが、ロボットと人間の交流を研究する日本大学文理学部・情報学科の現役大学生を迎えて行われ、本作の監督を務めた三木孝浩が登壇した。さらに、主演の二宮和也と共演の満島ひかりがサプライズ登壇した。

目次

映画『TANG タング』公開直前イベント 実施概要

日時:7月26日(火)
登壇者(敬称略):二宮和也、満島ひかり、三木孝浩監督
場所:日本大学文理学部・センターホール

映画本編を鑑賞した直後の学生たちを前に三木監督は笑顔で挨拶。本作を撮るきっかけを「実際にAIを勉強されているんですか?日本人的にはドラえもん、鉄腕アトム、心を持つロボットとの絆の物語は親しみやすい。健とタングの友情を感じていただけたと感じています」と話す三木監督の姿に真剣な眼差しが注がれる。

すると、本来の授業さながら熱心に聞き入る学生たちに向かって、三木監督が「今日は僕だけではなく、日本で一番ロボットと人間の友情に熱い、お二人に来てもらっています!」と突然のアナウンス。これには驚きの声があがり、場内がざわざわし始めると、事前にキャストの登壇を知らされていなかった学生の前に、主演の二宮和也と共演の満島ひかりが登場。割れんばかりの拍手が巻き起こり、泣き出す学生も出てきた中、この日限りの特別講座がスタートした。

特別講師という形でAI関連の勉強に励む大学生を前にした二宮は「僕は登壇するの知っていたので!(笑)。こうして映画を観ていただけるのがありがたいです!」、満島は「想像以上に大学生って若いですね。場内がキラキラしていて嬉しいです!」とサプライズを満喫した様子。

先日実施されたジャパンプレミアが上映前の舞台挨拶ということもあり、今回が初の上映後イベント。映画を楽しんだ学生たちを見渡し、二宮は「盛り上がっていただいてホッとしています。」とサプライズを喜んでいる学生の姿に笑顔を見せた。

ひと足先に鑑賞したから人々からは「ポンコツ2人の友情に涙止まらなかった」、「健の頑な心を溶かすタング。観る人の心を温かくする」、「大人とロボットの絆が深まる様子に涙なしでは観られない」と感動の声が寄せられている本作だが、今回の特別講座に出席しているのは【ドラえもんを本気で作るプロジェクト】に熱を注ぐ学生や、【ロボットの心を作ったり、一緒にいたい相棒を作る】といったAI関連の勉強・ロボットと人間の交流について学んでいる学生たち。

劇中でポンコツロボットのタングと友情を育み、距離が近づくシーンについて聞かれた二宮は「そのタングと向き合うシーンは、自由にやらせてもらいましたね。健が意外とタングに寄り添っていたことが分かるシーン。健がタングに『疲れちゃったね』という言葉は自分がかけたかった言葉なので台詞を足させてもらいました」と人間とロボットの友情が垣間見え、心温まるシーンの裏話を明かした。

その二宮の演技を間近で見ていた三木監督は「何も反応がなく、シーンによってはタングが居ないこともあるんですよ。それなのに、何にもないところでよくこれほどまでのお芝居出来たなって思いました。とにかくお二人のお芝居が素晴らしかったです」と絶賛。

満島も「私もロボットじゃなくても、人ではない机であったり、ぬいぐるみとか自分の好きな物、感情がない物への愛情は持っていたので、そういう意味で言うとロボットとの友情にも可能性はあるなと思いました。でも愛してしまったら切ないだろうなとか、恋とか始まったらすごく切なそうとかを映画を観て感じましたね」とロボットと人間の交流についてコメントした。

ここで劇中、健と絵美のあるシーンで出る“きっと大丈夫”という本作にとって大切な言葉にちなみ、勉強や将来について悩める学生たちから寄せられたお悩みに、二宮と満島、三木監督から「きっと大丈夫!」とエールをおくる相談コーナーに。

1つ目の質問は【不安と緊張の克服の仕方について】
これに対して二宮は「それは緊張しますよ。そういった点で言えば僕たちも緊張はしています。でも“緊張”と“緊張感”は別物だと思いっているので。緊張しちゃうと緊張のせいに出来ちゃいますよね?でも“緊張感”を持っていると何が足りていないとか僕の場合は見えてくるものがあるので良いと思いますよ」と二宮流の解決法を伝授し、「きっと大丈夫」の言葉を最後に添え、会場が盛り上がる一幕も。

2つ目の質問は【就職活動のエントリーシートのPRポイントの書き方について】
これには三木監督が「“自分を愛してあげること”ですよね。これはこの映画のテーマでもあるんですけど、客観的に自分を見てみると自分の好きなことが見えてくることもあるので、それを頑張って書いてあげれば伝わると思いますよ。きっと大丈夫!」とアドバイス。

3つ目の質問は【ゼミの後輩を好きになってしまいました。上手くいくように応援して欲しい!】とまさかのリクエスト。
これに満島は「恋とか良いなぁ。素敵ですね。人を好きになっているあなたが素敵だと思います。きっと大丈夫!」との回答に場内からも拍手喝采。

4つ目の質問は【将来を決めるうえで大切なことは?】
三木監督は「なりたいものが見つからなかったりすると動けなくなることがあると思うんですけど、動けばどこかしら道を間違っていても前進していると思います。それよりも動かないで、何もしないことが勿体ない。動いていった先でやりたいことに気付けたりすることもあるので、とにかく興味があることに向かって動くことが大事なのかなと思います」と伝えるた。

また、二宮は「学生時代はジャニーズJr.で、その時代はみんな横並びで一所懸命に頑張っていました。そして、デビューしてからその横並びの人たちが縦に並んでいることに気付いて、自分がその何番目にいるのが分かるようになったのが社会なのかなって思いますね。自分のいやすい順番を捉えておくこと。僕はデビューして社会に出てみて、自分の居易い場所を見つけてから、ここで出来ることは何なのか、やりたいことが見えてきました。みんなは会社に入ってから見えてくると思うんだけど、そこからでも遅くはない。そこに入ってみてダメだったら辞めちゃって次のステップに進んでいいと思うから頑張れ!きっと大丈夫!」とエールを送った。

5つ目の質問は【分野の違いから意見が分かれた時はどのように対処したら良いのか】
これに二宮は「強い方に媚びを売ります(笑)」と即答し、会場から大きな笑いが。続けて「そうすると自分の中で過ごしやすい環境が作れます。分野のスペシャリストだからこそ意見が割れるので、その環境にいるのが有難いですよね。意見を求められたら強い方になびきますね」としっかりとオチをつけながらもアドバイスを送った。

また、三木監督も「監督という立場は意見が違う所を判断しなければいけない。でもそれは良いものを作ろうとして意見が分かれるのであって、それぞれにリスペクトと感謝をすることを忘れなければ関係性は悪くならないので大丈夫です」と自信の経験談からエールを送った。

そして二宮が、「強い方に媚びを売って頑張ります」という学生に対し、「それなら絶対大丈夫!」と今日最大のエールをおくり、会場も拍手に包まれた。

白熱する特別講座も終盤となり、三木監督が「映画を観た後にみんなの周りにも伝えてもらって映画を応援してください」、満島が「マスクをしていてもみんな表情が違い空間が個性に溢れていて、学生の持っているパワーを貰うことが出来たので嬉しいです!」と感謝を伝えた。

最後に二宮は「ドラえもんって、のび太がいるからドラえもんで。のび太が主役なのにタイトルが「ドラえもん」。本当はのび太が主役なのにっていつも思っていました(笑)。そして、本作では主役は健なのにタイトルが『TANG タング』なんだって思って…(笑)。それでも悔しがらないで誰かの支えになれるように皆さん頑張ってください。皆さんの人生の中の一つの作品に残れば嬉しいです」と感謝のメッセージを伝え、会場の学生たちと記念にセルフィーを撮り、特別講座は終了した。


原作について
人間とロボットによるハートウォーミングな物語が絶賛されている小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(デボラ・インストール作 松原葉子訳 小学館文庫)。2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれ、「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にし、日本国内ではシリーズ累計発行部数38万部を超える、海外の作家のデビュー作としては異例のベストセラーである。映画『TANG タング』は、「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を日本版にアレンジを加えての実写化。また、2020年より劇団四季の16年ぶりの一般オリジナルミュージカルとして舞台化。雑誌「ミュージカル」が発表した「2020年ミュージカル・ベストテン」では作品部門第1位に選出され、高い評価を得ている。

作品タイトル:『TANG タング』
出演:二宮和也
満島ひかり/市川実日子
小手伸也 奈緒 京本大我(SixTONES)
山内健司・濱家隆一(かまいたち) 野間口徹 利重剛 景井ひな / 武田鉄矢
監督:三木孝浩
脚本:金子ありさ
原作:『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(デボラ・インストール 作 松原葉子 訳 小学館文庫)
音楽:服部隆之
主題歌:milet「Always You」(SME Records)
製作:映画「TANG」製作委員会
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:tang-movie.jp
公式Twitter:@TANGMOVIE_JP
コピーライト:Based on “A ROBOT IN THE GARDEN” by Deborah Install
Copyright (C) 2015 by Deborah Install Licensed by Deborah Install c/o Andrew Nurnberg Associates, London through Tuttle-Mori Agency, Inc. ,Tokyo
(C)2022映画「TANG」製作委員会 (C) 2015 DI

8月11日(木・祝)全国ロードショー!

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