ペドロ・アルモドバル監督最新作『パラレル・マザーズ』11/3公開決定&ポスタービジュアル解禁!主演はペネロペ・クルス

パラレル・マザーズ

偶然同じ日に母となった二人の女性の数奇な運命、そして家族の愛と絆の新たな形を描くペドロ・アルモドバル監督最新作『PARALLEL MOTHERS』(英題)が、『パラレル・マザーズ』の邦題で11月3日(木・祝)より日本公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。

自らの人生を投影した前作『ペイン・アンド・グローリー』で、引退同然の映画監督が再び創作に生きる力を取り戻すまでを描き、世界各国から絶賛されたペドロ・アルモドバル監督。待望の最新作では、ライフワークでもある母の物語に戻り、同じ日に母となった二人の女性の数奇な運命と不思議な絆、そしてこの困難な時代における生き方を描いている。

さらに、アルモドバル監督の中で年を重ねるごとに重要となっていった「スペイン内戦」、彼らしいアプローチで人生のドラマの中に織り込み、深く広い多様な世界観を作り上げた。

主人公ジャニスには、アルモドバル監督のミューズ、ペネロペ・クルス。本作では、答えの出ない問いを抱え続けるジャニスの複雑な心情を、揺れる眼差しで体現している。想定外の妊娠に戸惑う17歳のアナ役には、これが長編映画2作目の出演となるミレナ・スミット。無垢なアナを繊細に演じ切った。そして、「母性本能がない」と自称するアナの母親テレサ役に、『マシニスト』のアイタナ・サンチェス=ヒホン。アルモドバルファンにはおなじみのロッシ・デ・パルマも顔を出し、スクリーンに味わいを添えている。

ペネロペ・クルスが今回演じたジャニスというキャラクターについて、監督は「緊張感やドラマがあり、これまでにないような主人公を描いた。ジャニスは、ペネロペが私の監督作やその他の作品で演じた中で最も難しい役であり、おそらく最も心を痛めた役だろう。結果として、彼女が演じる役はいつもそうだが、今回も本当に素晴らしいものだよ。」と語っている。

監督の話す通り、ペネロペの演技は世界的に高く評価され、昨年のヴェネツィア国際映画祭では最優秀女優賞に輝き、他にもパームスプリングス国際映画祭、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ロサンゼルス映画批評家協会賞など数々の海外映画賞で主演女優賞を獲得。第94回アカデミー賞では主演女優賞に加えて、作曲賞にもノミネートされた。さらに作品としても、ゴールデングローブ賞(非英語映画賞)や英国アカデミー賞など由緒ある映画賞で作品賞にノミネートされるなどの評価を得た。

あわせて解禁されたポスタービジュアルは、アルモドバル監督お馴染みの赤色(アルモドバルレッド)を背景に、アナを抱きしめる複雑な表情のジャニスが印象的。タイトルでもある“パラレル”=平行するボーダーが交差し合い、監督こだわりのコンセプチュアルなデザインとなっている。また、「その絆が愛を変える。」というコピーが添えられ、意味深な内容を想起させる。

ストーリー
フォトグラファーのジャニス(ペネロペ・クルス)と17歳のアナ(ミレナ・スミット)は、出産を控えて入院した病院で出会う。共に予想外の妊娠で、シングルマザーになることを決意していた二人は、同じ日に女の子を出産し、再会を誓い合って退院する。だが、ジャニスはセシリアと名付けた娘と対面した元恋人から、「自分の子供とは思えない」と告げられる。そして、ジャニスが踏み切ったDNAテストによって、セシリアが実の子ではないことが判明する。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑ったジャニスだったが、激しい葛藤の末、この秘密を封印し、アナとの連絡を絶つことを選ぶ。それから1年後、アナと偶然に再会したジャニスは、アナの娘が亡くなったことを知らされる──。

作品タイトル:『パラレル・マザーズ』
出演:ペネロペ・クルス、ミレナ・スミット、イスラエル・エレハルデ、アイタナ・サンチェス=ギヨン、ロッシ・デ・パルマ、フリエタ・セラーノ
脚本・監督:ペドロ・アルモドバル(ペイン・アンド・グローリー/ボルベール〈帰郷〉)
2021/スペイン・フランス/スペイン語/123分/カラー/5.1ch/ドルビーデジタル/アメリカンビスタ
原題:MADRES PARALELAS 字幕翻訳:松浦美奈 R15+
提供:木下グループ
配給・宣伝:キノフィルムズ 

公式サイト:pm-movie.jp
コピーライト:(C) Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU

11/3(祝・木)ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテ 他公開

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