映画『夜を越える旅』（10月21日（金）より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー）の予告編と本ポスターが解禁された。
和やかな雰囲気で進む旅行の風景が、主人公・春利（髙橋佳成）のかつての想い人・小夜（中村祐美子）の登場で一変するー。本作は、夢と現実の狭間で次々と起こる不可思議な出来事を描く、予測不能のロードムービー。驚きに満ちた物語と巧みな演出は多くの観客を魅了し、世界中の映像作家が集うSKIP シティDシネマ映画祭2021において、観客賞と優秀作品賞をW受賞する快挙を達成。更には、東京国際映画祭、プチョン国際ファンタスティック映画祭で公式上映されるなど、映画ファンの間で大きな話題を呼んだ。
監督は、九州を中心に映像制作を行ってきた俊英・萱野孝幸。主演を務めた春利役の高橋佳成をはじめ、九州出身の俳優を数多く起用。その才能は今や九州から日本を超え熱い注目を浴びている。
萱野孝幸監督 コメント
未だ憧れの漫画家になりきれていない主人公・春利は、現実逃避のための旅の道中で、 あらゆる「現実と夢」に振り回された挙句、ある種の成長を遂げます。
『夜を越える旅』とは行先不明の小旅行のような物語だと思っています。
草スキー、宇宙科学館、美しい散歩道に満点の星空、現地の人々との交流、
風変わりな伝統儀式体験などなど。
魅力溢れる佐賀の景色と主人公たちの恋の行方を楽しんでいただけると幸いです。
ストーリー
漫画家志望の春利は、大学を卒業しても夢を諦めきれず、同棲中の恋人の半ばヒモ状態。そんな後ろめたさから逃げ出すように、学生時代の友人たちと1泊2日の旅行に出かけるのだが、その最中、応募していた漫画賞の結果が落選だったことを知り自暴自棄になってしまう。
そこへ、かつて思いを寄せていた小夜が送れて合流してくるのだが、春利の微かな高揚感と淡い下心とは裏腹に、自体は思いも寄らない阿鼻叫喚の地獄へと転がり始めてゆく……。
