【レポート】映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』超豪華キャスト登壇の第79回ヴェネチア国際映画祭ワールドプレミア開催!

映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』(11月11日(金)公開)のワールドプレミアが第79回ヴェネチア国際映画祭で開催され、フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャン、クリス・パインら豪華キャストと監督のオリビア・ワイルドがレッドカーペットに登場した。

世界からも大いなる期待を寄せられている本作がついにお披露目となったこの日、華やかなレッドカーペットには、監督のオリビア・ワイルドがイエローのドレスに身を包み華やかな姿で登場。主人公・アリスを演じたフローレンス・ピューはブラックのシックなドレスに身を包みスパンコールをあしらったドレスを披露し観衆を魅了した。アリスの夫・ジャックを演じたハリー・スタイルズはブルーのスーツというフォーマルな姿で現れ、会場に集まったファンへのサービスを欠かさなかった。

フローレンス、ハリーがレッドカーペットに登場すると観衆からはそれぞれ、フローレンスコールとハリーコールが巻き起こり、観衆からの期待感の高さが伺うことができる。さらに、クリス・パインジェンマ・チャンなどハリウッドを代表する豪華キャストが堂々とヴェネチアのレッドカーペットに集結した。

ドント・ウォーリー・ダーリン
ドント・ウォーリー・ダーリン
ドント・ウォーリー・ダーリン
ドント・ウォーリー・ダーリン

前作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が絶賛されたオリビア・ワイルド監督の長編第二作ということもあり、お披露目の場となった会場は超満員に。上映後は約5分間のスタンディングオベーションとなり、「オリビア・ワイルドの監督作で最も野心的な映画」、「大胆で、ひねくれた、視覚的に見事な心理スリラー」、「フローレンス・ピューの傑出した演技と並外れた職人技のすべてが完璧に表現されている」と世界に認められた本作への絶賛コメントが後を絶たなかった。

そして、作品の上映前に、ヴェネチアに集まった記者に向けた会見の場が設けられ、監督のオリビア・ワイルド、ハリー・スタイルズ、クリス・パイン、ジェンマ・チャンが出席した。本作は、完璧な生活が保証された街で不自由なく暮らすアリスの身におきる“不気味な現象”を描いたユートピアスリラー。美しい景観の街に徐々に広がっていく狂気が、観る者を惑わし、呑み込んでいく作品だ。

会見ではまず監督のオリビアに対し、本作の世界観についての質問が飛び出し、オリビアは前作からタッグを組む脚本家のケイティ・シルバーマンと一緒に組み立てたと話しながら、「ノスタルジアへの危険性に触れている作品。この映画は全てメタファーとして描いていて、美しくも邪悪であるという両輪がこの街には存在し、意図的にそういう街にしています。女性たちに対するメッセージも含めており、自分自身を自分でコントロールできるかについて言及したくて、その想いが大きなモチベーションにも繋がって作品を作っていきました」と本作の着想のきっかけと、オリビアの強い想いがこもった作品だとわかるコメントを残している。

そして、出席が叶わなかった主演のフローレンス・ピューについては「フローレンスは本当に力強い、素晴らしい女優。今夜、彼女の素晴らしい演技を祝福できることが本当に嬉しいです」と主演女優へ最大限の賛辞を送った。

『ダンケルク』以来の本作的な俳優業に挑んだハリー・スタイルズは、リアルでありながら、ファンタジーな世界の中での演技について、「自分が生きている世界から遠い世界で演じることができて、何も欠けていない完璧な世界で、カッコいい車に乗ったり、カッコいいものを持ったりするのとても楽しいことでした。それは側でしっかり細部まで作り込んでくれたので、最後までリアルな演技をすることができた。そういう意味ではお芝居はしている意識は無くて、皆さんが作ってくれた世界に救われました」とコメント。
さらに、音楽と俳優業の違いついての質問に対し、「いろんな意味で音楽と俳優業は対局にあります。音楽を作るのはパーソナルで個人的な作業に対し、芝居は自分ではない誰かを演じるので、違う角度から探究ができます。次に何が起きるかわからない、未知の楽しさがありますね」と俳優としての仕事に対しての想いを語っており、自身のファンに対しては、「身の回りで支えてくれた人がたくさんいるおかげで、素の自分で活動ができていて、自分が表現したいことができています。すべては支えてくれたファンのおかげ。僕のようにありのままの自分で生きていける場所を皆さんに提供することで、ファンの方へ恩返しをしたい!」と長年支えてくれているファンへの感謝の言葉を紡いだ。

さらに、アリスたちが住む完璧な街を仕切る謎多き人物・フランクを演じたクリス・パインは自身の役について「フランクを演じるうえで意識したのは、言葉使い。指導者は言葉を武器にするので、オリビアやケイティと話し合いながら彼がどういう言葉を発するかを意識していました」とコメントを寄せている。

予想できない展開で観るものを惹きつけ、恐怖と欲望が入り乱れる“ユートピアスリラー”という全く新しい世界観を描く本作。一度踏み入れたら抜け出せない、幻惑のユートピアスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、11月11日(金)より全国公開。

ドント・ウォーリー・ダーリン
ドント・ウォーリー・ダーリン
ドント・ウォーリー・ダーリン

ストーリー
完璧な生活が保証された街で、アリス(フローレンス・ピュー)は愛する夫ジャック(ハリー・スタイルズ)と平穏な日々を送っていた。
そんなある日、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃する。
それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。
次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスだったが、
あることをきっかけにこの街に疑問を持ち始めるー。

作品タイトル:『ドント・ウォーリー・ダーリン』
出演:フローレンス・ピュー(『ミッドサマー』、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、『ブラック・ウィドウ』)
ハリー・スタイルズ(『ダンケルク』)、オリビア・ワイルド、ジェンマ・チャン、キキ・レイン、ニック・ロール、クリス・パイン
監督:オリビア・ワイルド(『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』)
原案:キャリー・バン・ダイク&シェーン・バン・ダイク、ケイティ・シルバーマン
脚本:ケイティ・シルバーマン
原題:Don’t Worry Darling
US公開日:9月23日(金)
レイティング:PG12
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:dontworrydarling.jp
公式Twitter:@warnerjp
公式Instagram:@warnerjp ハッシュタグ:#ドントウォーリーダーリン
コピーライト:(C) 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

11月11日(金)日本公開

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