ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて、「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」(9月14日(水)より独占配信)のエンディング楽曲情報が解禁され、毎話異なるアーティストがそれぞれ異なる楽曲をライブパフォーマンスで披露することが明らかになった。
今最も話題の作家の1人である燃え殻の同名エッセイを、国内トップクリエイターがドラマ化する本作は、日本発のディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズとして初めての配信作品。ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーだ。
流されるままに生きるそこそこ売れっ子のミステリー作家“M”は、消えた恋人“F”を探すことに。しかし、次第に“M”の知らなかった“F”の一面や秘密があきらかになっていく…。
物語の主人公となる“M”を演じるのは、長年俳優として第一線で活躍してきた阿部寛。自身にとって、キャリア初の配信ドラマ出演、かつ久々のラブストーリー作品への出演となる。また、そんな主人公のMの行きつけであり、ハロウィンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる舞台“Bar 灯台”のオーナーを、1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も初となるCharaが演じ、同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。
さらに、“F”にまつわるキャラクターとして、“F”と何やら関係のある謎の美女役で大島優子、ある理由のため“F”を血眼で探す“F”の姉役に酒井美紀が出演するなど、豪華実力派俳優が集結。はたして、いまだ謎に包まれる“F”は一体誰が演じているのか。多くの注目が集まっている。
そんな本作で、全10組のアーティストが全10話それぞれのエンディングを担当するという異例の企画が実現。さらに、全曲ライブパフォーマンスで披露されており、登場人物たちが演奏に酔いしれる様子も映し出され、物語の一部として最後までドラマの世界観に浸ることが出来る。
今回の企画について、本作のプロデューサーは「様々な日常を切り取ったエッセイを原作とした物語だったので、話ごとにテーマが違ってくると想定している中で、エンディングの味わいが違っていくのは面白いだろうし、この作品にマッチするのではないかと考えました。」と、今回の構成だからこそ生まれたアイデアであること、また、「みたことがないものにしたかった」と新しさも意識していたことを明かした。
さらに見せ方についても、今回の企画が決まった時と同時に、岨手監督と「舞台の一つを小さなライブスペースがあるBARにしよう」と話していたことを明かし、「だから必然的にライブパフォーマンスであるべきだと行き着いたのですが、同時に、このドラマを観ることで素晴らしいアーティストたちのここだけのライブを聴けるというのも、視聴者の満足度を上げると確信もしていました。」と、これまでにない新たな形のエンディングの形が、作品とうまくかけ合わさることで生まれる化学反応へ自信をみせる。
そして本企画へは、年齢層やジャンルも多種多様なアーティストが本作へ参加。奇妙礼太郎が披露するのは、自身の楽曲の中でも人気の高い「竜の落とし子」。本作への参加について、「演技をするという経験ほとんど無く、自分自身への不安はありましたが、それよりもとても好きな『あのこは貴族』の岨手由貴子監督の作品に参加出来る喜びがとても大きかったです。」と、岨手監督作ということが自身にとっても非常に大きかったとコメント。
本作で『スワロウテイル』以来26年ぶりに演技に挑戦した事でも話題のCharaも、自身の人気楽曲「Junior Sweet(JEWEL ver.)」で参加。“Bar 灯台”オーナーカオルがアーティストCharaに転身しステージで歌う様はこの作品ならではの見どころだ。
マルチプレイヤーのTENDREは自身の数ある楽曲の中でも人気が高い「DRAMA」を歌い上げる。また、「世界線をちょんと跨ぐような不思議な感覚もありましたし、Bar 灯台の店内の雰囲気が昔両親と通っていたジャズバーの雰囲気に近いものもありまして。いつものメンバーでいつものライブみたくのびのび演奏できたことはすてきな思い出のひとつです。」とコメントしており、自身にとっても印象に残る経験になった様子。
シンガーソングライター・七尾旅人が歌うのは「ドンセイグッバイ」。今回の企画については、「もし「たえず移ろっていってしまうもの」や「それでも残る何か」をBARのシーンがこの物語の基底となって示すのだとしたら、毎回、渡り鳥のようにその日だけのミュージシャンがやって来るのはユニークなアイデアだと思いました」と語っている。
5人組バンド No Busesは書き下ろし楽曲「I’m With You」を歌唱。今回の参加については、「今まであまりない機会だったので、話を頂いてからとても楽しみでした。」とコメント。
ロックバンドのpaioniaが書き下ろし楽曲「わすれもの」を披露。本作に参加したことについて、「多難なバンド人生でしたので、にわかには信じられませんでした。また何か落とし穴があるのでは?という疑念も抱きつつ、一方で嬉しさと花開くことへの期待や希望を感じておりました」と喜びを明かしている。
ヒグチアイは、本作のために書き下ろした「しみ」をピアノひとつで弾き語る。今回の企画について、「全話やりたかったです(笑)けど、終わらせ方や感じさせ方をもっと突き詰めればこういう風になっていくんだろうなと納得しています。エンディングを飛ばして見る人も多いので、そういう方にも毎話楽しんでもらえますよね」とコメント。
俳優としてだけでなく、歌手としても活躍する三浦透子が披露するのは「おちつけ」。今回の企画への参加について、「なんと贅沢でわくわくする企画なんだ!と純粋に嬉しかったです。役者としてお仕事をご一緒したことのあるスタッフさんが多かったこともあってちょっと照れ臭さもありましたが、それもまた心地よかったです。とても素敵な機会をいただけて感謝の気持ちです」とコメント。
東京発の4人組バンド・ミツメが書き下ろし楽曲「メビウス」を歌唱。今回のオファーについては、「それぞれが思い思いのエンディングテーマを作るのは面白いなと思いました。気合の入った曲は他の方にお任せして自由にやれそうだなとも考えていました。」と、企画への面白さと自由に演奏できる楽しみがあったそう。
ROTH BART BARONは書き下ろし楽曲「糸の惑星」を披露する。本作と今回の企画について、「各お話に違う個性を持った音楽家が一つの大きな物語を作ってゆくことがこの作品にとても合っているなと思いました。」とコメント。
さらに今回、ED楽曲を担当したTENDREは、本作の劇伴も担当する事が決定。実写ドラマの劇伴楽曲を手がけるのは自信初となる。今回のオファーについては、「今作の音楽担当のお話をいただいた段階で、劇中で演奏できるというオファーを同時にくださったことにとても興奮したのをよく覚えております。」と、エンディング楽曲と劇伴をともに担当できることへ興奮してしまうほどの喜びがあったことを明かした。
劇伴については、「登場人物の皆さんの息遣い、それぞれの場面や場所の匂い、作品自体が持つ温度感、そういったさまざまな要素に必要な感情の動きを、主にピアノをメインとして自分なりの手法で空間に描く。そんなイメージでつくりました。」と、作品に寄り添いながらも独自の解釈も加えて制作。
また、「すこしお手伝いしてもらったものもありますが、基本的には全曲ひとりで演奏させていただきました。今作をご覧になる皆さんと同じ様に、この世界の人々をやさしく見守るきもちで音楽を充てがっております。」と、TENDREが気持ちを込めて制作し自身で演奏した楽曲たちが、一体どんなメロディを奏でているのか、期待が高まる。
全10組のアーティストたちは、Chara演じるカオルが店主を務める「Bar 灯台」にセッティングされたステージなど劇中の舞台で演奏するという豪華な演出となっており、作品の世界観の中でそれぞれのパフォーマンスを堪能できる仕上がりとなっている。
大人の恋愛ならではのビタースイートなストーリーに重要なスパイスとして豪華アーティスト達の楽曲も加わった本作に、引き続きご注目を。
エンディング楽曲一覧 ※50音順
・奇妙礼太郎「竜の落とし子」(Victor Entertainment)
・Chara「Junior Sweet(JEWEL ver.)」(Ki/oon Music)
・TENDRE「DRAMA」(ユニバーサルミュージック)
・七尾旅人「ドンセイグッバイ」(SPACE SHOWER MUSIC)
・No Buses「I’m With You」(S.S.G.G.)
・paionia「わすれもの」(gsp)
・ヒグチアイ「しみ」(ポニーキャニオン)
・三浦透子「おちつけ」(EMI Records)
・ミツメ「メビウス」(mitsume)
・ROTH BART BARON「糸の惑星」(SPACE SHOWER MUSIC / BEAR BASE)
ストーリー
ハロウィンの夜に、彼女が消えた
――阿部が演じるミステリー作家“M”は、5年間付き合った恋人“F”とハロウィンの夜に些細なことで喧嘩をする。何となく連絡を取らないまま3週間ほど経った時、Mは周囲から促され、突如失踪した彼女を探し始める。しかし周囲から語られるFはMの知る彼女とは全く異なるもので、次第にFの秘密があきらかになっていく…。あなたは、大切な人のことを全て知っていますか?どんなに近しい人にも、自分の知らない顔がある―消えた“彼女”の謎が心を惑わす、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーがはじまる。
作品タイトル:「すべて忘れてしまうから」
出演:阿部寛、Chara、宮藤官九郎、大島優子、酒井美紀、渡辺大知、青木柚、鳴海唯、見栄晴、渡辺いっけい
監督・脚本:岨手由貴子、沖田修一、大江崇允
原作:燃え殻『すべて忘れてしまうから』(扶桑社刊、新潮文庫刊)
コピーライト:(C) Moegara, FUSOSHA 2020
ディズニープラス「スター」で9月14日(水)より独占配信
【ディズニープラス「スター」オリジナルとは】
「スター」オリジナルとは、ディズニーが約100年にわたり世界中の観客に愛されるエンターテインメントを送り届けてきた経験から、各国の才能溢れるトップクリエイターや俳優たちと協働して制作する、従来のディズニーのイメージに留まらない多種多様なテーマやジャンルの映画・ドラマ・アニメーション作品を指す。日本でも、国内屈指のクリエイター&キャスト陣と共に、日本の文化・精神性に根差しながらも普遍的なメッセージの込められた、世界水準の物語をオリジナルアニメやドラマとして世界へ配信する。今年、「すべて忘れてしまうから」に加え、「シコふんじゃった。」「ガンニバル」の計3本が日本初のオリジナルドラマシリーズとして配信を予定している。
Disney+(ディズニープラス)
公式サイト:https://www.disneyplus.com/ja-jp
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