本年度のヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に選出されたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作、Netflix映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』が11月18日(金)より一部劇場にて公開となることが決定し、上映劇場情報も解禁された。
5度に渡ってアカデミー賞受賞に輝いたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、『レヴェナント：蘇えりし者』(16)以来再び手掛ける長編映画『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は、ある男の壮大な心の旅路をテーマにしたノスタルジック・コメディ。
世界的センセーションを巻き起こした『アモーレス・ペロス』(00)以降、イニャリトゥ監督が初めてメキシコで撮影した映画であり、さらに自身の体験も反映したとされる本作は、数々の映画賞を受賞してきた監督の集大成的な作品になることも期待されている。
主人公のシルベリオ・ガマを演じるのは、ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロン、ペドロ・アルモドバルらヒスパニック系大御所監督から愛されるメキシコ人俳優のダニエル・ヒメネス・カチョ。さらにアカデミー賞(R)ノミネートの経験を持つ撮影監督のダリウス・コンジ（『セブン』『ミッドナイト・イン・パリ』）が65mmフィルムで撮影した目を見張るほど美しい映像と、『バードマンあるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』でアカデミー賞(R)脚本賞を獲得したイニャリトゥ監督&ニコラス・ヒアコボーネが再タッグを組み描かれる魂の物語は、観る者の心を捉えて離さない。
アイデンティティ、成功、死の必然性、メキシコの歴史、そして妻や子どもたちとの心揺さぶる家族の絆など、普遍的でありながら本質的な疑問に対して、シルベリオは感情豊かに、たくさんの笑いとともに向き合っていく――。この特有な時代に”人間であること”の意味を伝えてくれる魅惑の作品となっている。
さらに本作は今年の東京国際映画祭ガラ・セレクションでの上映も決定しており、イニャリトゥ監督は14年ぶりに復活した同映画祭＜黒澤明賞＞を受賞することが発表されている。
『バルド、偽りの記録と一握りの真実』上映劇場リスト
宮城 イオンシネマ名取
宮城 チネ・ラヴィータ ※12月9日(金)～上映予定
山形 イオンシネマ天童
埼玉 イオンシネマ浦和美園
埼玉 イオンシネマ春日部
埼玉 イオンシネマ川口
千葉 キネマ旬報シアター ※11月19日(土)～上映予定
東京 ヒューマントラストシネマ渋谷
東京 シネ・リーブル池袋
東京 キネカ大森
東京 イオンシネマむさし村山
新潟 イオンシネマ新潟西
長野 長野ロキシー ※順次公開
静岡 静岡シネギャラリー ※12月16日(金)～上映予定
愛知 伏見ミリオン座
愛知 イオンシネマ名古屋茶屋
愛知 イオンシネマ豊田 KiTARA
愛知 イオンシネマ長久手
三重 イオンシネマ東員
京都 イオンシネマ久御山
京都 アップリンク京都
大阪 イオンシネマ シアタス心斎橋
大阪 イオンシネマりんくう泉南
和歌山 イオンシネマ和歌山
富山 ほとり座 ※12月17日(土)～上映予定
福岡 イオンシネマ戸畑
佐賀 イオンシネマ佐賀大和
熊本 イオンシネマ熊本