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【レポート】第35回東京国際映画祭にて「ガンニバル」ついに上映!舞台挨拶に片山慎三監督と脚本の大江崇允が登壇

ガンニバル

ディズニープラス「スター」日本発オリジナルシリーズ「ガンニバル」(12月28日(水)より独占配信)が、東京国際映画祭にてテレビ放送、インターネット配信などを目的に製作されたシリーズ作品の秀作を選出する【TIFFシリーズ部門】で、2日間にわたり全7話のうち1、2話が上映された。また、2日目の上映前には、舞台挨拶に片山慎三監督と脚本の大江崇允が登壇した。

目次

『ガンニバル』舞台挨拶 @第35回東京国際映画祭 実施概要

日時:11月1日(火) ※有観客上映前イベント
登壇者(敬称略):片山慎三監督 大江崇允(脚本)
場所:TOHOシネマズ シャンテ スクリーン1

まずは上映される率直な感想について聞かれた片山監督は「全世界に配信されるということでハイクオリティの作品にしようと意気込んでいました。つい最近撮影を終えて、満足のいく仕上がりになったと感じています。スクリーンで上映する機会がほとんどないと思うので是非楽しんでほしいです」と挨拶。堂々と世界に向けて送り出すに相応しいクオリティになったと自信を覗かせた。

大江が脚本を担当したアカデミー賞受賞作『ドライブ・マイ・カー』と一見全く異なるジャンルの作品に見える本作だが、“人間の普遍性”を描くという共通点があるという。脚本作りについて大江は「二宮先生が描かれた原作が単純に面白いので、脚本家としてはその面白さをできるだけ映像に変換したいという意図で書きました。僕はファンとして原作を楽しめたので、この作品を観た方も楽しんでもらえたらなと本当に思います。そして、まだ漫画を読んで無い方は是非読んで楽しんでほしいです」と原作の面白さを伝えつつ。映像としても楽しめ作品だと力説した。

さらに本作は世界配信される作品ということもあり、世界中のファンに見てほしいポイントを聞かれると、片山監督は「こだわったのはロケ場所」と回答。「日本の美しい風景の中で様々な恐ろしいことが行われているという作品。この日本の美しい景色を探すのがこだわったポイントです」と日本特有の雰囲気を出すためのポイントを明かした。

さらに大江は「役者陣の演技」と回答し、「俳優さんがものすごい演技をしている。早く世界中の方に見てほしいですね」と主演の柳楽優弥を筆頭に参加した俳優陣の圧巻の演技を絶賛した。

本作は単純なホラー作品ではなく、人は自分の主義や大切なものを守るためなら、誰でも一線を越えてしまう“人間の業”という非常に難しい題材にチャレンジした意欲作。エンターテイメント作品でありメッセージ性の強い作品である本作を見て受け取ってほしいポイントについて、片山監督は「原作を読んだ時、異なる文明同士の衝突のようなことを描いていると感じまして、舞台は一つの村で起こったことですが、世界中のどこでも起こりうる出来事でもあると思うので、そのあたりも感じてもらえたらと思います」と本作の深みについてメッセージを送った。

また、お互いの仕事ぶりについてコメントを残した2人。片山監督は大江の仕事に関して「原作を上手くまとめていただいて、直すところがないような脚本を書いていただいた。本当にありがとうございます」と改めて感謝。大江は片山監督について「とりあえず脚本をお渡しすれば何とかしてくれる人。片山さんならではのユーモアが散りばめられていて、原作や脚本にもないような、独特な“人を見る眼差し”を感じられる」と分析し、互いに照れながらも労い合っていた。

最後に、先日の東京国際映画祭のレッドカーペットで、主演の柳楽が「最高のドラマが出来ました」とコメントし、クオリティの高さがますます注目されている本作。改めて本作の見どころについて聞かれた片山監督は、「映画を作る感覚でドラマを作りました。たくさんの人に届けばと思っていますので、是非観てくださった皆さんも広げていただければと思います」と会場に駆けつけた観客に声をかけた。

そして大江は「駐在さんがいなくなるところから始まる小さな物語ですが、実は複雑に広がっていって一つの小さな事件のはずが何百年の歴史を紐解いていくような物語になっている。是非楽しんでいただきたいと思います」と本作の面白さについてコメントした。

30日の上映で、ひと足先に本作を鑑賞した人々のSNS上での反応では「これを実写化する片山慎三監督すごいね。今日は1.2話見せてくれたけど毎回クライマックス感があり緊張感と何が潜んでいるのか知りたいのとでドキドキ止まらない」、「あっという間の時間だった…。どんよりと淀みのある描写、ゾワっとしました」、「ディズニーの本気を感じました」、「柳楽さんはもちろん、登場人物たちも、物語も展開もゾクゾクしてとっっても面白かった。続きが気になる!今冬はディズニープラスで決まり」、「触れてはならない秘密を持つ一族と、駐在さんのサスペンス。こんな安心な主人公配役、ある…?ありがとう最強タイプ柳楽優弥。参考にした作品、ミッドサマーとのこと。ドラマなので息をつく暇なくクリフハンガー。続きが気になる」などなど、本作のクオリティに圧倒されるコメントや、配信まで待ちきれないといったコメントが続々と寄せられている。

日本が誇る最高峰の豪華キャスト、豪華スタッフが集結する、ひと息も尽かせぬ緊迫感が溢れる戦慄のヴィレッジ・サイコスリラー超大作『ガンニバル』。最高密度のクオリティとスケールで作り上げ、日本から世界へ向けて発信する本作は、一体どんな狂気の世界をファンに見せてくれるのか。ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズとしても、ウォルト・ディズニー・ジャパンとしても、新たな挑戦への幕開けとなりそうだ。


イントロダクション
主人公で狂気の世界へと誘われて行く警察官・阿川大悟役を数々の作品で観るものを魅了してきた柳楽優弥が務め、また、供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介役を笠松将、大悟の妻・阿川有希(ゆうき)を吉岡里帆、後藤家の元当主で恵介の祖母・後藤銀役を倍賞美津子ら豪華演技派俳優陣が脇を固める本作。

監督は、デビュー作『岬の兄妹』で鮮烈でセンシティブな内容を力強く描き、続く『さがす』でも、その見事なまでのストーリーテリングとサスペンスとしてのクオリティが国内外で絶賛された片山慎三。さらに脚本をアカデミー賞(R)国際長編映画賞受賞作『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した大江崇允が務め、プロデューサーに『闇金ウシジマくん』シリーズを手掛けた岩倉達哉、『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞(R)国際長編映画賞を受賞した山本晃久ら世界で高い評価を得る日本のクリエイターと俳優が集結した。

ガンニバル

ストーリー
本作の舞台は、都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」。警察官の阿川大悟(柳楽優弥)は、ある事件を起こして供花村の駐在として左遷され、犯罪とは無縁の穏やかなこの土地で家族と静かに暮らしていた。しかし、一人の老婆の奇妙な死をきっかけに、彼は少しずつ村の異常性に気付いて行く。そして、“この村では人が喰われているらしい”という、衝撃の噂を耳にする。穏やかな日常を次第に狂気が蝕んでいく――。

ガンニバル
ガンニバル

作品タイトル:「ガンニバル」
出演:柳楽優弥 笠松将 吉岡里帆 北香那 杉田雷麟 志水心音 中村祐太郎
吉原光夫 六角精児 酒向芳 中村梅雀 倍賞美津子
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、川井隼人
脚本:大江崇允
プロデューサー:山本晃久、岩倉達哉

公式サイト:https://disneyplus.disney.co.jp/program/gannibal.html
コピーライト:(C) 2022 Disney

ディズニープラス「スター」で12月28日より独占配信


【ディズニープラス】
公式サイト:https://www.disneyplus.com/ja-jp
公式Twitter:@DisneyPlusJP
公式Instagram:@disneyplusjp
公式facebook:@DisneyPlusJP

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