『母性』戸田恵梨香と永野芽郁演じる母と娘の180度食い違う証言…これが一つの同じ出来事!? TV SPOT「証言篇」解禁

母性

映画『母性』(11月23日(水・祝)公開)のTV SPOT「証言篇」が解禁された。

累計発行部数360万部を超え、2010年に映画興行収入38.5億円を記録した『告白』から12年。数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家・湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数120万部を突破した「母性」(新潮文庫刊)が映画化。第41回バンクーバー国際映画祭にて正式招待作品としてワールドプレミアを行った後、第35回東京国際映画祭ではガラ・セレクション部門作品として招待された。

ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは戸田恵梨香永野芽郁。さらに、物語に登場するキャラの濃い母娘たちを大地真央高畑淳子中村ゆり山下リオが熱演。監督は廣木隆一

今回解禁となったのは、母・ルミ子と娘・清佳の“180度食い違う証言”を収めたTV SPOT「証言篇」。言葉とは裏腹に、ルミ子が清佳を抱きしめる姿が映されるが、直後に一転して、清佳の首を絞める姿に切り替わる衝撃のカットが映る。同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違っていく…一体何故?隠された“真相”への謎が深まる映像に仕上がっている。

戸田は自身が演じる母・ルミ子を“箱の中に入っている人”と称して、「本当は箱の中に入っていなくてよいのに、自ら入ることを選択しているんです。むしろ入りたがっていて、その箱の狭さに気付いていない。それが時には彼女にとって居心地が良いのだけれど、時に自分を追い込んでしまっています」と表現。

一方、永野は自身が演じる娘・清佳について「日々、目の前で起こる出来事に怖さを感じたり、対応しながらも傷ついているんです。いろんなことを抱えていて、観る方によっては気の強い人に見えると思いますが、本来の自分を隠すためでもあります」と明かす。

すれ違い、もがき苦しんでいる、娘を愛せない母と母に愛されたい娘。戸田と永野ともに一筋縄ではいかないキャラクターへの理解を示し、見事に複雑で繊細な役を体現している。

また、戸田は「母と娘の視点が交わって、果たして何が真実なのかぜひ見極めていただけたらと思います。深く考えさせてくれる作品になっています」と、永野は「この作品は、世代によって受け取り方もきっと変わってくると思いますし、何か届くものがあると思います」とそれぞれ本作の見どころを語り、母と娘として対峙する戸田と永野の熱演に期待が高まる。母と娘の“180度食い違う証言”…その真相はぜひ劇場で。

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