【重要】アネモ会員システム全面リニューアルのお知らせ

【レポート】『そばかす』完成披露舞台挨拶に三浦透子ら豪華キャスト陣が登壇!北村匠海も花束を持ってサプライズ登場

そばかす

『そばかす』(12月16日公開)の完成披露試写会に、主演の三浦透子、共演の前田敦子、伊藤万理華、坂井真紀、玉田真也監督、さらにサプライズで北村匠海が登壇した。

目次

『そばかす』完成披露舞台挨拶 概要

日時:11月16日(水) 18:30~19:10
登壇者(敬称略):三浦透子、前田敦子、伊藤万理華、坂井真紀、玉田真也監督/北村匠海
会場:グランドシネマサンシャイン池袋

本作は、<恋愛至上主義>がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描いた作品。監督は、自身の劇団「玉田企画」の作・演出を担う俊英として注目の玉田真也。企画・脚本は、2020年に公開され、ゲイのカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真摯に描いた作品として国内外で高い評価を得た映画『his』のアサダアツシ

念願の完成披露を迎え、玉田監督は「僕としてはとても好きな映画ができたと思っているので、僕が面白いと感じているように皆さんにも面白いと思っていただけたらと、ワクワクしています」と語り、人に対して恋愛感情を持たないヒロイン・佳純(三浦)というキャラクターについては「人との距離が独特で自分の抱えている悩みが他人には共感されないと思っている。かといって閉じているわけでもない。この役柄を作り上げる際にはそのバランスを意識しました」と明かした。

そんな佳純を演じた三浦は、本作が映画単独初主演。「世間で当たり前に享受されている普通という価値観に馴染めない自分もいて、そのような心を救ってくれる作品だと思いました。この作品と関わっている時間は自分のためにもなるし、佳純のためにもなるはずだと思って純粋に参加したいと感じました」と作品のテーマに惹かれたという。「単純に自分が大切にしたいと思っていたことと向き合える作品が私の最初の単独主演作という形で届けられるのは嬉しいです」と喜んだ。

さらに、主題歌『風になれ』も書き下ろした三浦は「映画の音楽としても自分の音楽としても自然に受け入れられるような曲が作れるのではないかと思いました。ラストシーンを撮影したときに浮かんできたアイデアを入れて作り上げていきました。みなさんの中でどんな風が吹くのか、楽しみにしています」と期待を込めた。

佳純(三浦)の同級生であり、元AV女優・真帆役の前田は「いい時期にこの映画に出演できたなと思っています。私にとってはご褒美のような作品。完成した作品を早く皆さんに観たいただきたと思いました」と手応えを語った。本格的共演となる三浦ついて、前田が「あっという間に凄く好きになりました」と好意を寄せると、その三浦も「こちらこそです!真帆ちゃんの持つカッコよさを前田さん自身がすでに持っていらして、別段努力をすることなく2人の関係性を作ることができました」と相思相愛の様子。

佳純(三浦)の妹・睦美役の伊藤は「お姉さんの佳純とは正反対で、結婚もしていて妊婦。その対比を面白くさせることを意識して演じました。家族団らんシーンはお母さんも含めて楽しく出来ました」と語った。夫婦喧嘩シーンもあるが「普段のそのままを描かれているような気がして、演じているけれど生々しくて…ちょっと恥ずかしい」とリアルな描かれ方に照れていた。

その団らんシーンに触れた佳純(三浦)の母・菜摘役の坂井は、「リハなどのやり取りをする中で本物の家族のように感じていました」と愛着を感じていたことを明かした。

そんな中、友情出演をしている北村がサプライズ登場し、三浦に花束を贈呈した。北村は「彼女とは12年くらいの仲になるけれど、こういうのは嫌だろうなと思いながらも、今日来させていただきました」と照れると、三浦は「メチャメチャ嬉しいです」とニッコリ。

そばかす

友情出演の経緯を聞かれた北村が、「透子さんの初主演というのもありますし、脚本を読んでシンプルに物語に惹かれたのが大きかった。僕の撮影日は短かったけれど、佳純とは表裏一体という役どころだったのでちょっとばかし緊張したのを覚えています」と回想すると、三浦は「こういう内容でこういう関係性なんだと面白くもあり、しっくり来たところもありました」と納得していた。

さらに北村は、玉田監督から「撮影もたった1日で初めましてでしたが…上手いなと。細かく言っていないのに、こちらの望み通りにバシッとやってくれる」と大絶賛されると「最大のお褒めの言葉でありがたい」と恐縮つうつも、「スタッフさんやキャスト含めてみんなで意見を言い合いながら作っていった現場で、試しやすく言いやすい1日だったと思っていました」と充実した表情を浮かべていた。

そばかす

最後に、主演の三浦は「ありのままの自分を当たり前のように受け入れることができて、自分をわかってくれる人が世の中にいると信じられるような優しい世界に思いを寄せて作った作品です。この映画を選んでいただき感謝でいっぱいです。楽しんで観てください」と公開に向けて気持ちを新たにしていた。

目次