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ドキュメンタリー映画『チョコレートな人々』来年1/2(月)公開!予告編解禁&内田也哉子ら著名人から絶賛コメントが到着

『人生フルーツ』『さよならテレビ』などで知られる東海テレビドキュメンタリー劇場の第14弾『チョコレートな人々』が、2023年1月2日(月)より公開される。この度、本作の予告編と著名人からのコメントが到着した。

本作は、ユニークな取り組みを続けるチョコレートブランド「久遠チョコレート」の代表・夏目浩次氏を同ブランドの誕生以前から20年近く取材を続けて制作し、2021年日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリを受賞した「チョコレートな人々」(21)に追加撮影・再編集をほどこし、映画として新たに生まれ変わらせた。きれいなだけじゃない、悩み、もがく姿とともに、色とりどりのチョコレートが生まれるまでの軌跡を映し出す。

エッセイストの内田也哉子は「こんな素敵な人たちが日本にいることを誇らしく、そして愛おしく思います。」、チョコレートジャーナリストの市川歩美は「愛とチョコで社会に挑む、前人未到のチャレンジ」、映画評論家の森直人は「ラディカルな眼差しで世の中を実際に動かしていく、東海テレビドキュメンタリー劇場の新たな傑作」、映画監督の森達也は「これは僕たちの社会の毒なのだ。甘くて苦い。必見だ。」とそれぞれコメント。そのほか、詩人の谷川俊太郎、俳優の本仮屋ユイカ、フリーアナウンサーの大橋未歩など総勢16名の著名人からコメントが到着した。

目次

コメント(敬称略、順不同)

チョコレートを愛する、すべての人に観てほしいです。生きる意味を考える上でも、観てほしい。人は誰もが凸凹、いずれのピースもこの世界には欠かせず、かっこいい。それを証明すべく愛とチョコで社会に挑む、前人未到のチャレンジです。生まれて今日まで泣いて笑って、くじけそうになりながらも現代を生きる、多くの人に力を与えるでしょう。
追記:久遠チョコレートはバレンタインイベントで大人気。人をハッピーにする力があります。特に映画に登場する「クオンシェ」は私の大好物!
ーー市川歩美(チョコレートジャーナリスト)

そこかしこで「多様性」とうたわれる昨今ですが、
この映画には本当のダイバーシティの苦悩と喜びが、
そして、なにより真心込めて他者を受け入れ、
共に何を夢見て実現できるのかが、ありありと描かれています。
絵空事など一切なく、ひとりひとりが情熱とアイディアを両手に、真っ直ぐもがいていて、
こんな素敵な人たちが日本にいることを誇らしく、そして愛おしく思います。
あ~!あの150種類もある多様なチョコレートが食べた~い!!
ーー内田也哉子(エッセイスト)

素直に助けを求められない人、お金の計算が下手な人、ひとりで働きすぎて倒れてしまう人…
健常者にだってそれぞれ凸凹がある。
凸凹を受け入れることは障害や福祉だけの話ではないことを改めて理解させてくれた映画。
働いているすべての人に見てほしい作品です。
ーー遠藤京子(映画ライター)

健常者も障がい者も、ビジネスの枠の中なら共に価値を作り出すことができる。それを信じてもがく久遠チョコレートの日々。福祉作業所の工賃が、想像していたよりもずっと低く、知らずにいたことに心が固くなる。アンフェアなのが世の中だけれど。だけど、だけれども。
言葉にならない気持ちを飲み込もうと、久遠テリーヌを取り寄せ、店のスタッフと一緒に食べた。可愛くて美しくて、素直に美味しい。プロの仕事に圧倒された。
ーー大石真理子(アホウドリ代表)

「障害と健常」「女性と男性」そして「あなたとわたし」。無意識に引いた線がチョコレートで溶けてゆく。
あなたの痛みを自分のことのように想像できるようになった時、自分が犯した過ちに気付き懺悔の涙に暮れるかもしれない。
久遠チョコレートを作った夏目代表のように。でもこの物語は語りかけてくれるのだ。「何度でもやり直せる」と。
ーー大橋未歩(フリーアナウンサー)

相容れない存在を排除するのは簡単、受け入れる方が難しい。
バリアー(障害物)だらけの世界ではそれが当たり前になってしまった。
走れない人を置いてけぼりにして走れる人だけがどんどん先に進むよりも、
より道したりつまずいたりしながら一緒に歩いてくれる仲間がいる。
そんな社会の方が誰しもにとって心地良いんじゃないだろうか。
ーーキニマンス塚本ニキ(ラジオパーソナリティ・翻訳者)

1枚ずつ手切りにされた色とりどりの美しいチョコレートは、ふぞろいな形、味、個性で、それをつくる人達の人生そのもののように見えました。
これは代表の夏目さんの覚悟と、原色のままの人々の、清らかな戦いの物語です。観たあとに静かな希望で胸がいっぱいになりました。
ーー白崎裕子(料理研究家)

「夢」のチョコレートは、口当たりがよい甘味だけじゃない。時に随分とほろ苦い。だが、色とりどりのドライフルーツやフレーバーを包み込んだチョコレートな人々は「誰一人取り残されない」社会を彫塑しているのだ。
ーー眞保智子(法政大学現代福祉学部教授)

人それぞれでいい、というスローガンを具体化するのがいかに困難か。
こういう実践と信頼の形があったのだ。
ーー武田砂鉄(ライター)

あなたもわたしも、夏目さんも、それぞれ違う苦味をもった、チョコレート。どうしようもないなら、いっそ赤裸々なほうが、きっと美味しい。
だって生きているうちは、何度でも死ねる。溶けて、変わって、もっと美味しい。
ーー田中元子(株式会社グランドレベル代表)

チョコは板チョコだけじゃない、今日の自分が明日の自分へと助走している!
ーー谷川俊太郎(詩人)

「失敗しても温めればやり直せる」、繰り返し流れるこのナレーション。映画の中に出てくるすべての人が優しく、前向きな気持ちで足掻く姿とこの言葉に、観る人みんなが救われると思います。私自身も、決して器用なほうではなく、失敗することに対して恐怖心を持っているので、とても励まされました。
ーー本仮屋ユイカ(俳優)

主人公の夏目浩次さんに、いまの社会に必要なリーダーの姿を見た。「誰も排除せず、多様な人が働ける職場を作る」とのお題目は誰でも言える。しかし、現場で共にもがき、失敗に涙ぐみ、慢心もせずに20年近くも諦めずに実践する人間は稀だ。監督との長い信頼関係も映画の力となり、温かな感動を覚える。
ーー本木克英(映画監督)

チョコレートはとても甘い。そして登場人物はみな優しくて愛おしい。でも舌に残るこのほろ苦さは何か。
やがてあなたは気づく。これは僕たちの社会の毒なのだ。甘くて苦い。必見だ。
ーー森達也(映画監督/作家)

行動する思想家、と呼びたい夏目浩次さんの“I Have a Dream”。
「でこぼこ(=個性)をどうやって組み合わせていくか。そんな社会を作りたい」――。
この言葉から自由の鐘の音が少しでも響いてきた人は、全員この映画を観て欲しい。ラディカルな眼差しで世の中を実際に動かしていく、東海テレビドキュメンタリー劇場の新たな傑作です。
ーー森直人(映画評論家)

人生と心が溶け込む
チョコレート

甘くないアナタの人生
甘くないアナタの言葉

アナタが笑うと
涙がポロポロ、溢れる

もがくこと
失敗すること

多様は、もがき
でも、もがきこそが
共存への一歩

『ひと』と『人』が、生きる

失敗という成功を
飾る事のない姿勢で
私達に魅せてくれる

魅力的な人々

すっかりファンになり
いつの間にか
人情チョコレートの香りに包まれていく

ね、愛に行きたい、アナタに
ね、そのチョコレートが愛しいよ。
ーーサヘル・ローズ(俳優・人権活動家)

スタッフメッセージ

みんなで幸せに生きて行くために仕事場を作っていく。その夢と希望と情熱の物語をたくさんの人に知ってほしいです。観ると気持ちが柔らかくなって、すごく元気が出ます。本当にいい作品をありがとう。参加できて嬉しく思います。
――宮本信子(ナレーション)

SDGsで全国的な注目を集める夏目浩次さんも、19年前は、脱サラして小さなパン屋を始めた青年でした。
障がいのある人や福祉などについて長年意見を交わしあってきた仲だけに、私のことを信頼してくれていて、本当は見せたくない場面、恥ずかしい場面も撮影させてくれました。
あきらめず、もがくことの大切さ、誰もが輝ける社会とは?みんなにも考えてほしい、そんな願いのこもった作品です。
――鈴木祐司(監督)

チョコレートなんて、食べ慣れている。しかし、誰もその魔法の力を知らない。自由に形が変わるし、様々な食材とマッチするし、人々の働き方まで変えてしまう。どこからともなく聞こえてくる呪文「失敗しても、温めれば、何度でもやり直せる…」。夏目浩次さんは、チョコの魔力で世界を変えていくが、行く手は山あり谷あり。柔らかな気配りと大胆な行動力、そして愛らしい人々の物語、それが『チョコレートな人々』だ。
――阿武野勝彦(プロデューサー)

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