ロバート・エガース監督『ノースマン 導かれし復讐者』で20年ぶり劇映画出演!ビョークの本編映像解禁

ノースマン 導かれし復讐者

『ライトハウス』『ウィッチ』のロバート・エガース監督が手がけた初のアクション大作『ノースマン 導かれし復讐者』(2023年1月20日(金)公開)より、本編映像が解禁された。

本作は、北欧の壮大な大地を舞台に繰り広げられるリベンジ・アクション・エンターテインメント。父を目の前で殺された王子アムレートが辿る数奇な運命と、壮絶なる復讐の旅路。その果てに待ち受ける、想像を絶する結末とは――。アレクサンダー・スカルスガルドらキャスト陣による怒涛のアクションと、ロバート・エガース監督ならではの圧倒的映像美で魅せる1本だ。

そんな本作でキャストに名を連ねるのが、世界に衝撃を与えたラース・フォン・トリアー監督『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)で主演を務めたアイスランドの歌手ビョーク。その後、ドキュメンタリー映画やミュージックビデオなどへの出演はあったものの、今回『ノースマン 導かれし復讐者』で20年ぶりの劇映画への出演としてスクリーンにカムバックする。

本作で演じるのは、主人公アムレートを復讐の旅路へと導く【スラヴ族の預言者】。その姿は、この世のものとは思えない程のパワーと畏敬の念を感じさせ、“失われた目”を隠しているのが特徴だ。ロバート・エガース監督はビョークの存在自体が何よりもインスピレーションの源になったと語っている。

故郷を追われ、絶対的な力をもって侵略するヴァイキングの一員となったアムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)。屈強なヴァイキング戦士へと成長したが、幼き頃、心に誓ったはずの自らの復讐心は遠い記憶の一つになろうとしていた。

今回解禁されたのは、ある夜、導かれるようにとある場所に訪れたアムレートが、預言者(ビョーク)と対峙するシーン。預言者は、アムレートが復讐の螺旋の最中にいることを思い出すよう言葉を投げかけるのだ。「涙を流さぬだけでは一人前の男とは言えぬ。アムレート王子、自らの運命に背を向ける王子よ。何も気にかけぬ野獣。人の涙を奪うだけの野獣。思い出せ!」と言って、無理やりアムレートの手を開き何かを握らせる。そのアイテムはこの後に続く復讐にとってカギとなるのか…。復讐の旅の始まりとなる重要シーンをお見逃しなく。

また、本映像の撮影を振り返り、主演のスカルスガルドは「寒かったがちょうど風も雨もなく、このシーンの撮影にとって完璧な満月の夜だった。ビョークを撮影した時、ちょうど満月が彼女の後ろに来たんだ。完璧で信じられないほど清らかな気候の夜に彼女を見られたことは、本当に思い出深い体験だった」と語る。

そしてエガース監督も「ビョークはビョークであり、裏表のない人だ。他にも多くのセレブたちに会ったが、不自然に作り上げられたパーソナリティだったり、わざとらしさがすぐに感じられて偽りの存在に感じた。でもビョークは本物だ。宝飾品に飾られた預言者を演じるにふさわしい人物は、彼女の他に考えられるだろうか?」とビョークの印象を語る。

その強烈なビジュアルと演技に、試写会でも「え!ビョークですよね!?」と衝撃を隠せない様子の声が多数上がっているという。来年3月の来日公演を発表し話題沸騰中のビョークだが、その姿をまずはスクリーンで堪能してみては。

目次