映画『バビロン』デイミアン・チャゼル監督作品を大特集!撮影現場の裏側やブラピらのコメント収めた特別映像も解禁

ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら豪華キャストを迎えた、デイミアン・チャゼル監督による最新作『バビロン』が、2月10日(金)より全国公開となる。

先日行われた第80回ゴールデングローブ賞では、チャゼル監督の全長編映画で作曲を担当しているジャスティン・ハーウィッツが見事作曲賞を受賞。そんな本作の印象的なシーンと共に、撮影現場の裏側に迫った特別映像が解禁され併せて世界中から熱い注目を集めているチャゼル監督作品をご紹介。

「約15年かけてこの映画を製作した」と語るチャゼル監督は、当時の人々のリアルで過激な生活やパーティーを描きたかったという。狂乱の黄金時代の勢い、そこに生きた人々の情熱や野心、大きな夢へ挑む姿までを、熱狂的なジャズミュージックとともに見事に描ききったチャゼル監督に、ブラッド・ピットは「CGは使っていない。カメラだけだ。監督だから出来たことだ」、マーゴット・ロビーは「デイミアンは私たち世代最高の監督よ」と讃えている他、プロデューサーとしても本作に携わったトビー・マグワイアも「リサーチ、執筆、撮影、監督はいつでも情熱的だ」と豪華俳優陣が口々に絶賛する様子も収められている。

『セッション』(14)
デイミアン・チャゼルが頭角を現すきっかけとなった大出世作

ジャズドラマーを志しアメリカ最高峰の音楽学校へ通う19歳のアンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)は、学院最高の指導者であるテレンス・フレッチャー(J・K・シモンズ)が指揮をするスタジオバンドチームに加入することに。一流のミュージシャンを輩出することに取り憑かれ、生徒に対し人格否定や罵声、はたまた暴力まで振るうフレッチャーの厳しい指導に必死に食らいつくも、彼の精神は次第に追い込まれていく…。

本作はチャゼル監督自身が高校生時代に所属していた、強豪ジャズバンドで厳しい指導を受けたという実体験が脚本に反映されている。また、数々の映画祭で注目を集め、“デイミアン・チャゼル”の名前を世界に知らしめた作品であり、チャゼル作品を語るには外せない一本である。さらに、第87回アカデミー賞ではJ・K・シモンズの助演男優賞を含む3部門で受賞。J・K・シモンズの鬼気迫る圧巻の演技とラストに訪れるカタルシスを是非ご堪能いただきたい。

『ラ・ラ・ランド』(16)
世界中を虜にし、この作品の音楽がいまなお日本中から聞こえてくる、正真正銘の代表作

夢を追う人々が集うロサンゼルス・ハリウッドを舞台に、女優を目指してオーディションに挑戦する日々を送るミア(エマ・ストーン)と、自分のジャズ・クラブを開くことを夢見る売れないピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)。2人の恋模様と夢の行方を、壮大かつキャッチーなジャズミュージックとともに描いていくミュージカル映画。

キャストの素晴らしいパフォーマンスと極上の音楽が話題を呼び、第74回ゴールデングローブ賞でノミネートされた作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、監督賞、作曲賞など7部門すべてを獲得。さらに、第87回アカデミー賞でも史上最年少で獲得した監督賞のほかに、作曲賞など6部門を受賞するなど本年の賞レースを総なめにし、世界中で特大の大ヒットを記録した傑作である。誰しもが一度は耳にしたことがあろう素晴らしい楽曲の数々は、色あせることなく現在も多くのCMやイベントに使用され、まごうことなきチャゼル監督の代表作だ。

『ファースト・マン』(18)
キャリアを確かなものにする意欲作

チャゼル監督が前作の『ラ・ラ・ランド』で主演を務めたライアン・ゴズリングと2作連続でタッグを組んだ本作は、アポロ11号の船長で、月面に到達した世界初の人物となった宇宙飛行士ニール・アームストロングの実話を描いた作品。壮大なミッションに立ち向かう男たちの過酷な道のりと、それを通して結ばれていく宇宙飛行士たちの絆、寡黙なアームストロング船長の知られざる素顔を、宇宙空間での臨場感満載の映像とともに描き出していく。

日本語字幕の監修を日本人初の宇宙飛行士に選定された毛利衛氏が務めたことでも話題となった本作は、第91回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。今までの作風とは打って変わり、チャゼル監督の新境地を開拓した意欲作である。

『バビロン』2月10日(金)日本公開
監督を志した当初からの構想をついに映画化、ひとつの集大成が完成

舞台はゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた、ゴージャスでクレイジー1920年代のハリウッド。サイレント映画の大スター、ジャック(ブラッド・ピット)は毎晩開かれる映画業界の豪華なパーティの主役だ。会場では大スターを夢見る、新人女優ネリー(マーゴット・ロビー)と、映画製作を夢見る青年マニー(ディエゴ・カルバ)が、運命的な出会いを果たし、心を通わせる。恐れ知らずで奔放なネリーは、特別な輝きで周囲を魅了し、スターへの道を駆け上がっていく。マニーもまた、ジャックの助手として映画界での一歩を踏み出す。しかし時はサイレント映画からトーキーへと移り変わる激動の時代。映画界の革命は大きな波となり、それぞれの運命を巻き込んでいく。果たして3人の夢が迎える結末は…?

豪華なファッションに、ド派手なパーティ、規格外の映画撮影に、熱狂的なジャズミュージックが、観る者の感性を刺激する本作。主演には、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーの2人、更に新鋭ディエゴ・カルバのほか、トビー・マグワイアサマラ・ウィーヴィングオリヴィア・ワイルドキャサリン・ウォーターストンなど豪華俳優陣を迎え、激動のハリウッドで富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命を描いていく。

チャゼル監督と幾度となくタッグを組んできた編集者のトム・クロスは「僕らは『セッション』のスタッカートのリズムと、シンコペーションの律動を求めたが、(フェデリコ・)フェリーニや(マックス・)オフュルスのように常に動いて浮遊するカメラとのバランスを取らなければならないことが分かっていたので、『ラ・ラ・ランド』で伝えようとした叙情性があちこちに必要だった。さらに『ファースト・マン』の宇宙シーンのように、強力で没入感のある巨大なセットピースも必要だった。また壮大な建築物、映画の最初から最後まで社会が変化していくことを感じたいというデイミアンの願い、喜劇から悲劇への移り変わりもある。それら全てが、これまでとは全く違うものだった。だから、この映画は集大成であると同時に、全く新しいことのようにも感じられたんだ。」と本作がチャゼル作品の集大成である所以を語っている。

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