映画『トリとロキタ』観客の良心を震わす緊迫の本予告解禁!ダルテンヌ兄弟の来日&プレミアイベントの開催も決定

トリとロキタ
(C)Christine Plenus

2度のパルムドール大賞受賞をはじめ、世界中で100賞以上もの映画賞を受賞しているベルギーの名匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作『トリとロキタ』(3月31日(金)公開)の本予告が解禁された。

本予告では、ロキタがトリの学校の終わりを待ち「会いたくなった」とじゃれ合う様子やふたりで仲睦まじく歌うシーンから始まる。しかし、そんな明るい様子から事態は一転、トリは「どうして(ロキタの)ビザがおりないの?」と面接官に尋ねるが「力になれない」と突き放されてしまう。

ふたりはアフリカからやってきて、ベルギーを目指す道中で出会った偽の姉弟。祖国にいる家族への仕送りのため、ビザを取得し正規雇用に就くことを望むロキタ。現在はトリと共に麻薬の運び屋をすることで生計を立てており、警察に目をつけられるなど常に危険と隣り合わせの暮らしをしている。「ビザさえあれば働けるのに、どうしておりないの」とロキタが嘆くと「僕らが邪魔だから」とトリがいうシーンには思わず胸を締め付けられる。

ある日、密航を斡旋した仲介業者に稼いだ金をロキタは奪われる。一刻も早くビザを手に入れようと、ロキタは運び屋よりもさらに危険な仕事に手を出してしまう。目隠しされて連れてこられたのは暗くて怪しい倉庫のような場所。果たしてロキタは何をすることになるのか。
そして精神的に不安定なロキタを支えるため傍にずっといたトリは、命の危険を顧みずにロキタの元へと向かう。「ぼくが守る」とロキタの手を握るトリ…。再会したふたりに生き抜く道はあるのだろうか――。

たった100秒の間でさえも、ふたりのゆるぎない友情とそれを断ち切ろうとする冷たい世界が観ている者の心を震わせる。シンプルでいてこれまでにないダルデンヌ兄弟の強靭な傑作の断片を見る予告となっている。

さらに、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の来日と、本作のプレミアイベントが2月28日(火)に開催されることが決定した。

前作『その手に触れるまで』(19)では、2020年に来日予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大により来日は中止となり、ベルギーから愛のあるメッセージを私たちに届けてくれたダルデンヌ兄弟が6年ぶりに来日する。

2月28日(火)には都内で行うジャパンプレミアに監督の登壇も決定。監督にQ&Aで質問できる貴重なイベントとなる。また、2017年に行った「#おしえてダルデンヌ」の企画も再び開催。「好きなお菓子は何ですか」や「アニメーション作品は観ますか?」といった簡単な内容から「どうしたらあんなにリアルな演技を引き出せられるのですか?」といった映画に関する質問まで、たくさんの質問をいただいた好評企画となっており、本日より公式Twitter、または公式Facebookから参加可能。

目次

映画『トリとロキタ』
ティーチイン付きジャパンプレミアイベント 概要

■日時:2月28日(火) 18:45上映開始 ※上映後ティーチイン/21:00終了予定
■会場:ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)
■登壇者:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督

【チケット情報】
料金:1900円(税込)均一 全席指定席

■オンライン販売
2月17日(金) 19:00~
オンライン予約サイト:https://ttcg.jp/human_shibuya/event/

■窓口販売
2月18日(土) 劇場OPEN時~
※オンライン販売で完売となった場合は窓口での販売はございません

「#おしえてダルデンヌ」概要

2月10日(金)~2月26日(日)までダルデンヌ兄弟への質問を募集。質問にはダルデンヌ兄弟が2月末から3月上旬の日本滞在期間中にできる限り回答してくれるので、本作『トリとロキタ』や彼らが常連であるカンヌ映画祭のこと、兄弟仲についてなどをこの機会に聞いてみてはいかがでしょうか。

【参加方法】

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