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映画『零落』永積崇(ハナレグミ)、志磨遼平(ドレスコーズ)、しりあがり寿ら多彩なキャスト出演の本編映像解禁!

零落

漫画家・浅野いにおの作品を竹中直人監督が映画化した『零落』(3月17日(金)公開)より、本編映像が解禁された。

主人公の元人気漫画家・深澤薫を演じ、屈折した人物像にリアルな魂を宿すのは斎藤工。“猫のような目をした”風俗嬢・ちふゆに息を吹き込むのは、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに決定している趣里。敏腕漫画編集者で深澤の妻・町田のぞみをMEGUMIが演じ、さらには玉城ティナ安達祐実山下リオら個性的なキャストがスクリーンを彩る。

この度解禁された本編映像は、8年間の連載が終わり徐々に“人気漫画家”の地位から零落(おちぶ)れていく深澤の心情をえぐる言葉の数々が浴びせられるシーン。長年一緒に仕事をしてきた担当編集・徳丸(永積崇)からは自分が忙しいことを理由に「都合を合わせてほしい」と押し切られ、インタビュー取材では代表作が「ランキング31位に入ってます」と聞かされた上での感想を求められる。なんとも言い難い順位に対して深澤は毒吐くが、そんな時も担当編集・徳丸は別件の電話に出るためその場を後にする。

また、ある日、ひとりで入ったカフェでは編集者(しりあがり寿)が新人作家(大橋裕之)の原稿に対して厳しい意見をぶつけている様子を目にする。“読者が求めるもの”を語る編集者と作家が描きたいものには埋まらない溝があるようで、深澤はつい話に耳を傾けるが飛び交うのは漫画家が言われたくない辛辣な言葉の数々。こんな現実は「もう、うんざりだよ」。深澤が零落れていくまでにはそう時間はかからなかった。

本作には俳優陣のほかミュージュシャンや漫画家など多彩なキャストが集結。ドレスコーズ・志磨遼平は主題歌・音楽も担当し、竹中監督の『サヨナラCOLOR』で音楽を担当したハナレグミ・永積崇は本作で演技初挑戦。多摩美術大学の先輩後輩でかねてより親交のあったしりあがり寿、2020年公開の竹中直人、山田孝之、齊藤工で共同監督を務めた映画『ゾッキ』の原作者で俳優活動も行う大橋裕之が漫画家と編集者を演じるのも注目だ。さらに、劇中歌のパーカッションを大森はじめ(スカパラ)が担当している。

またあるシーンでは監督からの声掛けで高木完、HAKASE-SUN、あらきゆうこ、佐藤公彦、ワタナベイビー、田村玄一、宮越あすか、北原徹、久住昌之、有島コレスケ、越川和磨、福島健一、嶋崎竜太、堀嵜ヒロキ、池田ふき、ケンゴマツモト、荒威ばるなど、数々の名だたる著名人が竹中組に参加。劇中にはさらにカメオ出演者も。ぜひ劇場でチェックしてほしい。

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