『ヴィレッジ』様々な感情が入り混じる映画制作を追いかけたスペシャル映像「700日のヴィレッジ」vol.1“SOUL”解禁!

ヴィレッジ

映画『ヴィレッジ』(4月21日(金)公開)の制作を追いかけ、複数回に渡り映画公式YouTubeで公開していくスペシャル映像コンテンツ「700日のヴィレッジ」より、vol.1「SOUL」が解禁された。

本作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描き、同調圧力、格差社会、貧困、そして道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇をあぶり出す衝撃のサスペンス・エンタテインメント。

日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞し、大ヒット作『余命10年』など多くの話題作を手掛ける藤井道人監督と、日本映画の変革者として注目作を世に贈り出してきた故・河村光庸プロデューサーの遺志と遺伝子を受け継いだスターサンズの制作チームが結集して人々のリアルに迫る、いま語るべき私たちの物語だ。

主人公の優を演じる横浜流星は、どこにも居場所を見つけられずに生きてきた青年が、自分とこの世界をつなぐ唯一の希望を守るためダークサイドに転じる姿をリアルに体現。黒木華古田新太中村獅童らとの共演で、“今までに観たことない横浜流星”として新境地を魅せている。

今回解禁されたのは、河村プロデューサーから藤井監督へのヘルプコールから始まり、映画完成、そして公開まで、多くの人を巻き込んでの長い道程【映画ヴィレッジという700日の人間ドラマ】を、複数回に渡り公開していくスペシャル映像コンテンツ「700日のヴィレッジ」。

その第一弾となる「SOUL」で、横浜と藤井監督が出会った当時を振り返りながら、それぞれの印象や現場での様子、そしてついに、オリジナル脚本で作り上げる物語の監督と主演俳優として現場に立った熱き想いを明かしている。

「『全員、片想い』(16)という映画の打ち上げが初対面」と語り始める藤井監督に続き、「その後『青の帰り道』(18)という映画のオーディションがあったので、参加させていただいて。ご一緒できた、という感じです」と横浜。初めて出会った時の思い出を振り返る二人は互いに、“アスリート”、“義理堅い人”とそれぞれの印象を語り合いながら、映像内では彼らの言葉に呼応するかのように、映画『ヴィレッジ』の撮影現場を納めたメイキングシーンが次々と映し出されていく。

監督としても、俳優としてもお互いにまだ駆け出しだった頃からの付き合いで、互いに切磋琢磨しながらここまで上り詰めてきた二人が並び立ち、ディスカッションを交わしながら撮影に臨む姿は、まさに“戦友”と呼ぶに相応しい信頼感を感じさせ、それぞれが威風堂々とした圧倒的な存在感を放っている。

「脚本を監督が何度も練り直して、自分も意見を言わせてもらったりして。本当に愛を感じましたし、すごく気合が入りました」と本作の撮影に並々ならぬ想いを懸けたと語る横浜は、今回、撮影前にスタッフが行うロケハンから参加するという、通常ではあり得ない制作準備段階から作品作りに参加している。映像内では、藤井監督が自身のスマホで撮影したロケハン真っ最中の横浜の姿もあり、自然体な雰囲気で現場に馴染む横浜の姿も切り取られた。

横浜は「優の部屋とか、ごみ処理施設とか、大事な所が見れたので、そこの空気を実際に肌で感じて。大事なものだなと思いました」と自分の目でロケ地を見たことで、より一層、作品への想いが募り、優という役を演じるベースが整えられた事を明かしている。

熱き想いを携え、現場入りした横浜の姿を、藤井監督は「武士みたいなものですよね」と評している。「俳優が頑張る姿を見てスタッフも頑張るというのがすごい理想だと思うんです。(横浜に対し)あれだけ優が頑張っているんだから頑張ろう!という感じにさせてくれるストイックさがある」と主演俳優たる佇まいと風格を纏った横浜を称えている。

横浜も、「挑戦的で今までみたことのない作品になったという手応えは感じてます。渾身の一作になったと感じるので、すごく楽しみです」と力を込めて口にする。

これまで、『新聞記者』(19)、『MOTHER マザー』(20)、『ヤクザと家族 The Family』(21)、『空白』(21)などの話題作を世に贈り出してきたスターサンズの河村プロデューサーが、撮影終了まで見届けた最後の作品となる本作は、日本映画界に変革を起こし続けてきた河村プロデューサーの意志と遺伝子を継いだ若き才能たちが、「村」という閉ざされた世界を舞台に、現代日本が抱える闇をあぶり出し、一人の青年の生き様をリアルに描き切る。藤井監督が「役目は全うした。満足です」と明かす言葉の意味が、スクリーンに刻み込まれている。

なお、今回解禁されたVol.1「SOUL」に続き、今後、本作が遺作の1つとなった河村プロデューサーの想いに迫る「SHINE」、「DARKNESS」、「INSPIRE」など、テーマに沿って切り取られた制作秘話に迫るインタビュー内容が続々と公開予定。4月21日(金)の映画公開まで、公式YouTubeもお見逃しなく。

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