『ヴィレッジ』×amazarashiとのコラボソング「スワイプ」4/20リリース!映画の世界観を描いたMVティザー映像解禁

横浜流星主演『ヴィレッジ』(4月21日(金)公開)とamazarashiのコラボレーションが決定し、新曲「スワイプ」が4月26日(水)にリリースされる。併せて、その楽曲の歌詞の世界観を描いた新曲のMVの映像が切り取られた、30秒のティザー映像が解禁された。

amazarashi横浜流星藤井道人監督とのタッグは映画『青の帰り道』やamazarashiのMV「未来になれなかったあの夜に」に続く3度目。amazarashiの秋田ひろむは「主人公の優君にすごく共感した部分もあって、世の中の不幸とか悲しいことが消費されていってしまうことに対しての気持ちを曲に込めました」とコメント。この3人に加え、安室奈美恵、ONE OK ROCK、SEKAI NO OWARIなど名だたるアーティストのMVを手掛けてきた新宮良平監督に藤井監督がオファーした。

横浜が演じるのは、とある会社に勤める青年A。彼は、あまり自分の意思を言わないがために、上司の標的にされ、過剰に責められる日々を過ごしている。そして会社を出ても知らない人からも罵倒されたりと、まるで自分の居場所はないように感じて、ただただ日々をやり過ごし生きている。不条理なこの世の中で、言いたいことも言えずに内に内にため込んでしまった青年Aは、暮れていく夕日に何を思うのか――。彼が見る夢に出てくる混沌としたゴミ山にうごめき、踊るゴミ人間の正体は一体何なのか。映画の世界にリンクするかの様に出てくる穴の正体は。その穴を前に佇み、穴に耳をそばだてる青年は何を感じているのか。この後彼の運命はいったいどうなるのか――。さらに今回のMVでは、ところどころにamazarashi のヴォーカル秋田の演奏シーンも入っており、フル尺のMVの映像に期待が高まる。

青年Aの夢のパートをビジュアルで魅せる新宮監督が、現実の世界を描くドラマパートを藤井監督が担当し、所どころ映画とリンクしている部分が感じられ、映画を観た人もこれから観る人にも、映画とは違った美しくも儚いアナザーワールドを楽しむことができる。

今回のコラボレーションが決まり、作詞、作曲を担当した秋田は、「映画『ヴィレッジ』は悲しいお話しですが、でもどこかで主人公の優君にすごく共感した部分もあって、すごく縛られた中で、「何かやったれ」みたいなそういう気持ちを表現できたらコラボレーションとして美しいじゃないかなと思ってこういう曲にしました」と語り、「タイトルの『スワイプ』は、スマホのスワイプなんですけれど、今の人たちはみんなスマホで色々なニュースを見ると思うんです。そのニュースの1つとして、今回の映画の『ヴィレッジ』の世界で起きていることがニュースで流れたとしても、多分その主人公に何があったとかっていうのはわからないじゃないですか、全ては。何かそういう風に世の中の不幸とか悲しいことが消費されていってしまうことに対しての気持ちを曲に込めました」と楽曲に込めた想いを明かしてくれた。

秋田の想いが込められた曲を聴いた藤井監督は「秋田さんが、『ヴィレッジ』を観て作ってくださった曲を聴いた時に、映画であの村に起きたことも、人によっては『スワイプ』されてしまう一つの情報になってしまうというところに着眼されていることにすごく感動しました」と感想を明かし、amazarashiが大好きと公言している横浜も「大ファンのamazarashi秋田さんに『ヴィレッジ』を観て詩を書いてもらい、こんなにも幸せなことはないですし、撮影中もamazarashiの曲を聴いて心の支えになっていたので、本当に幸せなことが起こったなと思っています。『スワイプ』を聴いていると、映画の世界観だったり、(主人公の)優が詩にとても反映されているので、優として生きた記憶がすごく蘇ってきて、自分の中でもとても大事な曲になりましたし、『スワイプ』を聞いたら、『ヴィレッジ』を思い出す、大事な1曲になっていると感じています」と3度目のタッグが実現し、さらに映画とのコラボレーションで楽曲を提供してくれたことに感動している様子。

amazarashiの想いを受け、MVを作る流れになった際、新たなチャレンジを決心した藤井監督は「前回『ヤクザと家族 The Family』のMVを制作した時に、すごく納得できるものができて、でもやっぱり次はもっと深いところに、ミュージックビデオとしても楽しめるものにと思いました。そう思ったときに、違った形の『ヴィレッジ』に対するアプローチをするために、自分じゃ思いつかないような映像、自分じゃ表現できないような抽象的な世界観を作ってくれるのではないかという思いで、新宮良平さんにオファーをしました」と今作のMVを共同監督で撮影したことを明かしてくれた。

藤井監督からオファーを受けた新宮監督は「(撮影する)ジャンルが違う2人なので、一緒にやったら何かいい感じで化学反応が起きるんじゃないか」とオファーを快諾。「世の中たくさんの情報に溢れている割には大して意味のないことばっかりが多くて、それを『スワイプ』というすごく簡単な動作で送っていくみたいな、そういう曲だと思いました。MVのイメージとして、まずその情報をゴミに例えようと、主人公はゴミの夢を見るみたいな。要は主人公の周りに溢れているいろんなものをゴミっていう風に表現しようと思いました。映画の世界観から横浜さんが演じている優という役をちょっと違う世界線で描けたらという話を藤井さんがしていて、そこから僕と藤井さんのイメージを組み合わせて、主人公の青年Aがゴミの夢を見るという企画になりました」とMVのイメージを解説。

撮影に挑んだ横浜は「(新宮監督と藤井監督)お2人とも演出の仕方が違うので、最初戸惑いはあったんですけども、3人でいろいろ話し合いながら青年Aという男を作り上げられましたし、『ヴィレッジ』のアナザーストーリーというか、MVがもう一つのストーリーになっていて。今回は会社を舞台にしていますけど、所々『ヴィレッジ』の世界観とリンクするところがあって、青年Aの部屋のシーンの時とかは、『これデジャブだね。』、なんて話したりしてました。2日間という撮影期間でしたが、もう心に来ています。体力も精神も相当使っていますけど、画を見て、これはすごいMVになるなっていう手応えを感じているので(フル尺解禁が)楽しみです」と短期間での撮影も何のその。「実際僕も秋田さんの撮影を見学させてもらったんですけど、あんなにも近くで、モニター越しで見れることは一生ないと思うので、もう目に焼き付けました。秋田さんのリップのシーンもフルで撮っていたので、それ、まるごと欲しいぐらいです。僕にください(笑)」とフル尺解禁を心待ちにしている様子。

「1人の人が作るとおしなべて普通になりがちだったり、ちょっと整っちゃったりとかするんですけど、2人とも演出の仕方が違うことで、全然違うムードの映像が出来上がると思うので、フル尺のMVにご期待ください!」と語る新宮監督と、「僕自身は『ヴィレッジ』でやりたいことは語ったので、あれを村のことだけではないんだよっていう、その村を出た先にも村があってっていう、どこかにこうパラレルワールドのような、そういう世界観を描けたら、映画の感じ方とか受け取り方もより深くなるんじゃないのかなっていう思いで作りました。」と語る藤井監督。amazarashi、横浜流星、新宮良平監督、藤井道人監督の奇跡のコラボレーションで生まれる、映画『ヴィレッジ』の世界観とリンクした、コラボレーションソング「スワイプ」の儚くも美しいアナザーワールドが描かれたMVのフル尺は、4月26日(水)0時に配信スタート、同日21時にamazarashi公式YouTubeチャンネル (https:/www.youtube.com/channel/UCjU51lhtpje-r0eF4b0jpbw)でプレミア公開予定。

目次