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映画『aftersun/アフターサン』鮮烈なスクリーンデビューを飾ったフランキー・コリオの本編映像が解禁!

『aftersun/アフターサン』(5月26日(金)公開)の主人公・11歳の少女ソフィを演じたフランキー・コリオの本編映像が解禁された。

スコットランド出身でサッカーが大好きなコリオは、オーディションの結果ポール・メスカル演じるカラムの娘、ソフィ役を勝ち取った。ビデオオーディションに参加したのは800人。その後対面で行われたキャスティングセッションで、彼女は新人ながら見事大抜擢されスクリーンデビューを飾ることに。本作のプロデューサーに名を連ねるバリー・ジェンキンス監督の『ムーンライト』で、無名の俳優達をキャスティングし大成功を収めた製作会社パステルは、その経験を生かし半年にわたって理想の“ソフィ”を探し求めた。

キャスティングの流れとして、先にソフィ役を選んだという制作チーム。コリオに対する印象について、シャーロット・ウェルズ監督「驚くことに、最初から自分自身をソフィというキャラクターに投影した演技を出来ていたんです。並外れた才能の持ち主だと思います」と振り返る。撮影中コリオには脚本では無くセリフだけが書かれたものが渡され、それは演技経験のない彼女の姿をより自然体に捉えるためのものだったというが、今回解禁された映像で映し出されるのは隣同士ビーチチェアやトルコ式公衆浴場と呼ばれるハマムでくつろぐ若い父娘、“私たちは同じ空で繋がっている“とカラムに語りかけるソフィの優しい声だ。「離ればなれだけど、そばにいるのと同じ」、「同じ空の下にいるなら一緒と同じ」と、別々に暮らす父への恋しさや寂しさと共に、強い絆で結ばれていることを感じさせるセリフが続く。

また、冒頭にはウェルズ監督が影響を受けた監督の一人に名前を挙げている、ソフィア・コッポラ監督作『SOMEWHERE』を彷彿とさせるシーンも。青に囲まれたプールの中で写真を撮り合う2人は、まるでスティーヴン・ドーフとエル・ファニングが水中でお茶を飲むジェスチャーをして楽しむ姿のように見える。撮影当時12歳だったエル・ファニングは、高級ホテルに暮らすハリウッドスターの父と一夏を過ごす少女を演じた。12歳といえば、ナタリー・ポートマンが『レオン』のマチルダ役のオーディションを受けた年でもある。そして、ソフィ役のフランキー・コリオは11歳にして鮮烈な印象をスクリーンに刻んだ。ファニングやポートマンが子役として映画史に名前を残し、現在もその存在感を世界に放っているように、きっとフランキー・コリオという女優が時代を席巻する未来も到来するであろう。実際にその兆しは早くもあらわれており、ロンドン映画批評家協会賞のブリティッシュ/アイリッシュ 新人俳優賞にノミネートされ式に出席したコリオは、同席していたケイト・ブランシェットから「新星」と呼ばれ、フローレンス・ピューやミシェル・ヨーなどそうそうたる俳優陣と肩を並べ写真に収められている。

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