第90回アカデミー賞で4部門(作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞)にノミネート、見事脚色賞(ジェームズ・アイヴォリー)を授賞した『君の名前で僕を呼んで』。ゴールデングローブ賞主要3部門ノミネートを含む92部門の授賞&308部門ノミネート、「映画レビューサイトのロッテントマトによる2017年度ベスト・レビュー映画NO.1輝かしい実績を持つ本作は、80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びが描かれている。
「★★★★★(最高点)胸が張り裂ける感動!」-タイムアウト紙/「息をのむほどの美を兼ね備えた傑作」-オブザーバー紙/「魅了され、恍惚となるほどに美しい映画」-ワシントンポスト紙/「今年最も魅惑的な映画」-アトランティック紙/「“傑作”という名前でこの映画を呼ぼう」-ニューヨークポスト紙 などの各誌レビューにあるように、世界中から熱狂的な賛辞が贈られ、男女を問わず、世代を問わず、世界中の映画ファンの注目を集める話題作。公開前からマスコミ試写や先行上映会で賞賛を集めていた本作が4月27日(金)より全国公開し現在も大ヒット上映中だ。
公開当初から満席が続出していた本作だが、主演のティモシー・シャラメをはじめ、青年2人の“はじめての、そして生涯忘れられない恋”の行方に、10代~20代の若い女性が夢中になり、こぞって劇場に殺到したことが話題となっている。若い層が動いたことが牽引し、今月14日に上映劇場である新宿シネマカリテにて、『君の名前で僕を呼んで』が同劇場の最高興行収入を更新。歴代興行収入1位作品となり、新記録を達成(※)した。また、上映劇場のひとつであるBunkamuraル・シネマでも、96年に上映されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『太陽と月に背いて』以来約22年ぶりに、10代~20代の若い人たちが劇場に殺到。世代を超えて多くの人に愛される作品となった。それを受けて、本作で脚色を担当し、第90回アカデミー賞で脚色賞に輝いた名匠ジェームズ・アイヴォリーより、喜びのコメントが到着した。
※公開から48日目にあたる6月14日、今年『グランド・ブダペスト・ホテル』を抜き同館の歴代興行収入記録を塗り替えた『勝手にふるえてろ』の興行収入25,353,900円を上回る25,545,200円を記録。同館の歴代興行収入1位を達成。
ジェームズ・アイヴォリー(第90回アカデミー賞脚色賞受賞)コメント
80年代に日本で「眺めのいい部屋」「モーリス」が公開された時を思い出しました。日本の若い女性が、美形若手英国俳優のヒュー・グラント、ルパート・グレイブス、ジェームズ・ウィルビー、ジュリアン・サンズに夢中になるというカルト的な現象でした。そして今、「君の名前で僕を呼んで」の登場で、美しき22歳のティモシー・シャラメが、その神々しい少年の魅力で、当時の女性たちの娘さん世代を熱狂させ、新たなカルト的な現象がおきていると聞いています!
本年度アカデミー賞では、2012年に『人生はビギナーズ』で助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマーの82歳を塗り替える、アカデミー賞全部門での史上最年長受賞を果たす(当時89歳)。
E.M.フォースター原作の『眺めのいい部屋』(1986)、『モーリス』(1987)、『ハワーズ・エンド』(1992)、カズオ・イシグロ原作の『日の名残り』(1993)といった傑作が特に知られる。自らの監督作以外で脚本を手がけたのは本作が初めて。
ストーリー
1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。
作品タイトル:『君の名前で僕を呼んで』
出演:ティモシー・シャラメ(『インターステラー』、『レディ・バード』)、アーミー・ハマー(『コードネーム U.N.C.L.E.』)、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサールほか
監督:ルカ・グァダニーノ(『ミラノ、愛に生きる』、『胸騒ぎのシチリア』)
脚色:ジェームズ・アイヴォリー(『眺めのいい部屋』『モーリス』『ハワーズ・エンド』『日の名残り』)
原作:『君の名前で僕を呼んで』(アンドレ・アシマン/オークラ出版)
2017年/イタリア、フランス、ブラジル、アメリカ/カラー/ビスタ/5.1ch/132分/PG12
提供:カルチュア・パブリッシャーズ/ファントム・フィルム
原題:Call Me By Your Name
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:cmbyn-movie.jp
コピーライト:(c)Frenesy, La Cinefacture
全国大ヒット公開中!