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『小説家の映画』小説家ジュニ(イ・ヘヨン)と女優ギルス(キム・ミニ)が打ち解けるきっかけとなる本編映像解禁!

ホン・サンス監督の日本公開最新作となる『小説家の映画』(公開中)の本編映像が解禁された。

本作は、ホン・サンス監督の公私にわたるパートナー、キム・ミニとベテラン女優イ・ヘヨンの韓国二大女優を主演に迎え、女性アーティスト同士の幸福なめぐり合いを描いた、友愛と連帯の物語。

この度解禁されたのは、イ・ヘヨン演じる小説家ジュニとキム・ミニ演じるギルスが、心を通わせるきっかけとなるシーン。映像は、映画界で成功を収めたにもかかわらず、このところ出演作が途絶えていた女優ギルスに、クォン・ヘヒョ演じる映画監督ヒョジンが「もったいない。なぜ映画に出ないのか」としつこく問いつめたのを受け、スランプに陥り、長らく執筆から遠ざかっている小説家ジュニが「何がもったいないの?自分のしたいことを楽しんで生きている人を尊重すべきよ!」と怒りにも似た強い口調でヒョジンに反発するシーン。

女優ギルスが投げかけられる言葉は、パク・チャヌク監督の『お嬢さん』(16)で一躍注目を集めながらも、以後はホン・サンス監督作品のみに出演を続けるキム・ミニ自身の境遇も彷彿とさせ、ジュニがギルスに代わって映画監督を堂々と一喝するこの出来事をきっかけに、ふたりはたちまち打ち解け、ジュニはギルスを主演に短編映画を撮りたい、と予想外の提案を持ち掛ける―。

また、本作の公開を記念して、「フィルムメーカーズ 24 ホン・サンス」(発行:オムロ)が好評発売中。ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月20日(火)に開催された本作のトークイベント付き試写会にも登壇した筒井真理子が責任編集を務め、筒井真理子が加瀬亮深田晃司町山広美と対談、菊地成孔のエッセイから荒井晴彦へのインタビュー、佐々木敦による論考のほか30本の作品論と、「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる待望の一冊となっている。
「フィルムメーカーズ 24 ホン・サンス」は『小説家の映画』の上映劇場を始め、書店やAmazonでも7月より発売予定。

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