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『SISU/シス 不死身の男』10月27日(金)公開決定!銀河万丈がナレーションを務める予告編&ポスタービジュアル解禁

SISU/シス 不死身の男

フィンランドが生んだ、屈強すぎる魂を持つ男のマッド・エンターテインメント『SISU/シス 不死身の男』が10月27日(金)より全国公開となることが決定し、予告映像とポスターが解禁された。

タイトルのSISU(シス)とはフィンランドの言葉で、正確には翻訳不能。すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神を意味する。

そのSISUを武器に、伝説の兵士がナチス戦車隊をたったひとりで血祭りにあげてゆく本作は、故国フィンランドで19週連続トップ10入りの大ヒットを記録。2022年10月の第55回シッチェス・カタロニア国際映画祭 ファンタスティック・コンペティション部門で最優秀作品賞、男優賞、撮影賞、作曲賞を受賞し、批評サイト「ロッテントマト」では98%の高評価を獲得した。

「『ランボー』『マッドマックス』『ダイ・ハード』をミックスした、アドレナリン全開の面白さ!」(DEXERTO)、「『シス』の異常な面白さを創り上げたのは一線級のスタッフたち。ハンサムな(決して美しくはない)映像、直感的なアクション、マカロニウエスタンの孤独なガンマンを彷彿とさせるモリコーネのような音楽」(VARIETY)、「『シス』は『RRR』に対するフィンランドの答え」(collider)などと世界中で話題を呼び、海外で本作をいち早く見た日本人からもSNS上で「国内で公開して欲しい!」「笑ってしまうくらい不死身!」などの感想が上がるなど、映画ファンの心に火をつける“掘り出しモノ映画”がこの秋ついに日本に上陸する。

脚本、監督を務めるのは『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』(11)、『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(15)でも大自然を舞台にしたアクションアドベンチャーを描いてきたヤルマリ・ヘランダー

舞台は1944年、第二次世界大戦の末期。ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼かれたフィンランドの凍てついた荒野で金塊を掘り当てた男が金を隠し持ち、孤独な旅を続けるが、ナチスの戦車隊に見つかってしまう。絶体絶命の窮地に追い込まれたその男は、かつて祖国を蹂躙したソ連兵を殺しまくった制御不能の<伝説の老兵>だった。武器は使い古したツルハシ1本、そして最強硬度の“SISU”。銃でも戦車でも地雷でも縛り首でも絶対に死なない不死身の男は、最後の1人を潰すまで止まらない。

あわせて解禁された予告映像は、戦火に包まれた街を見つめる男のシルエットから始まる。重低音が印象的な音楽、馬で荒野を進む男の姿は西部劇を思わせるが、現れたのはナチス戦車隊。老いた男だとなめてかかった野盗のようなドイツ兵に金も命も奪われそうになった次の瞬間、男のナイフが一閃、敵兵の頭蓋に刺さる。機関銃を撃ちまくる敵には埋めてあった地雷をぶん投げ、一撃で爆殺。<彼を怒らせたら終わりよ>という語られるとおり、かつて精鋭部隊の軍人として名を馳せたその男は顔色ひとつ変えずに次々と敵を血祭にあげていく。<武器はツルハシ そして不屈の魂>という言葉を体現する、不死身の老兵 vs ナチスの壮絶すぎる戦いが描かれる。

なお、予告のナレーターは『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ役をはじめ、『北斗の拳』のサウザー役などで知られる人気声優の銀河万丈が務めている。

あわせて公開されたポスターは、<“世界一幸せな国”フィンランドから届いた、爆風マッド・エンターテインメント>のコピーと共に、ナチスに周囲を囲まれ絶体絶命の窮地に立たされた、いぶし銀の魅力を放つその男の不敵な表情が前面に描かれる。フィンランドといえば、ムーミンや、北欧雑貨等の愛らしいアイテムを想起する日本人も多いが、日本が勝手に抱いてきた、フィンランドの穏やかなイメージを根底からひっくり返す映像体験を予感させる。

祖国を焼き払った非情なナチス戦車隊へ怒りのごとく、火の粉と血しぶきが舞う中、瞳の奥には“SISU魂”が燃えている。そして男の相棒なのか、殺戮の荒野には似合わない愛くるしい犬が、漢度MAXの世界になんとも言えない安らぎとユーモアを醸し出している。

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