6/21(木)~24(日)の期間で開催された「フランス映画祭 2018」が好評のうちに閉幕した。今年は、13年ぶりに横浜にもどり華やかに開催、6/21(木)にみなとみらいホールで行ったオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長のナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子さんが開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭・パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長もお祝いに駆けつけた。
満員となったオープニング作品『セラヴィ!』(7/6より全国公開)の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本を上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには、多くの来場者が詰めかけ、会期中に6作品(うち短編『トマ』は『モカ色の車』の併映として2作を1本とみなす)が満員御礼、会場は連日フランス映画ファンの熱気でいっぱいに。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会は大いに盛り上がった。
今年は会場での来場者による撮影の規制はせず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間を作り、来場者とフランス代表団の交流の場を設ける形とし、13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。
また、若い世代にフランス映画と接する場を作ることを心掛け、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて、授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催。フランス映画の作り手と、日本の学生たちが接する場を作った。横浜市立大学の学生が、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍。
上映時に配布したアンケートで選ばれる「エールフランス観客賞」は席数に関わらず評価の比率により、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。結婚式での人間模様を描いたコメディが、多くの観客の皆様の心をつかむ結果となった。
フランス映画祭 2018 概要
開催期間:2018年6月21日(木)~24(日)
会場:みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらいほか
上映作品:日本未公開のフランス映画 長編14本、短編 1本
観客動員数:13,189人(映画上映、マスタークラス、ゴーモン展など全ての関連イベントも含む)
エールフランス観客賞:『セラヴィ!』 “Le Sens de la Fete”
満席となった作品:
『セラヴィ!』”Le Sens de la Fete”
『2重螺旋の恋人』”L’amant Double”
『モカ色の車』 『トマ』”Moka/Thomas”
『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』”Marvin ou la belle education”
『ブラッディ・ミルク』 “PETIT PAYSAN”
『See You Up There(英題)』 “Au Revoir La-haut”
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2018/
運営&宣伝:フリーストーンプロダクションズ