【レポート】『ホーンテッドマンション』小林幸子が水晶玉のマダム・レオタ姿で登場!“クセモノ揃い”のイベントで会場大爆笑

創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが、ディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化した『ホーンテッドマンション』(大ヒット公開中)の日本語吹替版声優を務めた土屋アンナ・八代拓・温水洋一と、マダム・レオタ役の日本版吹替声優に決定し大きな話題を集めた小林幸子が集い、大ヒット公開記念ハロウィーンイベントが開催された。

秋の収穫を祝うとともに、悪霊を追い払う宗教的な行事として、古代ケルト人の暮らしに根づいていた祭礼が起源と言われるハロウィーン。まさに心霊エキスパートたちの活躍の場ともいえるハロウィーンにちなみ、それぞれが演じたキャラクターをイメージするファッションで登場した吹替声優陣。ついに待望の劇場公開を迎え、初週No.1を獲得する大ヒットを遂げたことについて、土屋は、「ディズニーの作品が大好きだったので、今回吹替えで関わらせていただけて、人生のキーポイントになりました。観た方たちからも、本当に楽しかったと言っていただけて嬉しいです」と喜びを話す。

続けて八代も、「小さい頃から夢をもらっていたディズニー作品に携わらせていただけて嬉しかったですし、ラジオの収録でもいつも以上に大量のお便りがきていて、そのほとんどがホーンテッドマンションに纏わるもので泣きそうになりました。中には4DXも凄いって反響もありましたね」とコメント。

温水も「これまでいろいろな映画に出させていただいていてきましたが、自分が出た映画の中で、この作品が1番の動員数かもしれない。面白かったという声もいただきましたし、僕の吹替えも良かったよといっていただけて嬉しいですし、これからもっとたくさんの人に観ていただきたいです!」と口々に大ヒットを喜んだ。

公開直後から、多くの話題を集めているのが、アトラクションの世界観を忠実に再現した館の“恐怖”、そして、クセモノ揃いの心霊エキスパートたちが、館に住み憑くゴーストたちや、水晶玉の女マダム・レオタと交流していく中で生み出される“笑い”の要素。そんな物語を彩るクセの強いキャラクターを演じたキャスト陣だが、幽霊屋敷オタクの歴史学者ブルース役の温水は「とっても堅物ですが、意地でもホーンテッドマンションを自分の目で見てみたいというほどのオタク。初めはとっつきにくそうだと思われるけど、実は愛着があるんです。その変化を楽しんでほしいです」と役どころを説明。

幽霊を信じない心霊写真家ベン役の八代は「ちょっと頑固なところもあるのですが、温かいキャラクター。最初は幽霊を信じていないのですが、素直に起きた状況を受け入れていく。そして、他のキャラクターたちと同じくコミカルなところもあるので、いろんな顔を見せるベンに注目してほしいです」とアピールし、何かと大げさな霊媒師ハリエット役の土屋もまた、「霊界と現実の世界の繋がりを大事にしている役。自分ではそんなに力がないと思っているけど、実はある。話が進むにつれて成長していきますし、実は彼女が小さい声でキーワードを言っているので、そこにも注目してほしいです」とコメント。

さらに土屋は、アトラクションでもお馴染みのキャラクターで、映画でも物語の鍵を握る水晶玉の女、マダム・レオタの魅力についても言及。「アトラクションといえば、マダム・レオタ。映画でも、マダム・レオタが重要な役どころとなっています。私の演じるハリエットはマダム・レオタを崇拝しているので、マダム・レオタに対する気持ちにも注目してほしいです」とアピールした。

熱いトークが繰り広げられる中、ここで、スペシャルゲストが登場。映画の中では、館の謎を解き明かそうとする心霊エキスパートたちがマダム・レオタを呼び寄せることとなるが、そのシーンをオマージュし、ハリエット役の土屋が「現れよ、マダム・レオタ!」の掛け声をかけると、これまた本編内のマダム・レオタを再現し、「私の事、よんだ?ようこそホーンテッドマンションへ!」と、水晶玉の中に入った小林が登場。本物のマダム・レオタそっくりの本格的な仮装で堂々と登場した小林の姿をみた共演者やファンたちからは、歓声があがった。

「いろんな歌を歌ったりもしていますが、今はこれが1番気にいっています!」と話す小林は、自身が声を吹き込んだマダム・レオタの魅力について「芯が強く、何があってもぶれない女性。ハリエットの先輩の霊媒師なのですが、彼女の根底にあるのは愛。愛のためにすべて身も捧げて人たちのために頑張るマダム・レオタに私も憧れますね。今年で芸歴59年目ですが、この作品で彼女の吹替えを担当できたこと誇りに思っています」とコメント。

八代は「マダム・レオタの1番の魅力は存在感。彼女が観れるというだけでも、映画を観る価値があると思います」と話し、土屋も「大好きな水晶玉の女が映画に出てくるってことがまず嬉しいですよね。映画の中の彼女は私たちが演じた心霊エキスパートたちを助けてくれるようなヒーローです」と魅力を語る。

そして温水は、「マダム・レオタが僕たちが演じた心霊エキスパートからお金を取ろうとするシーンがあるのですが、すごく面白いやり取りができました」と予告編にも登場するコメディ要素たっぷりのシーンを例に挙げ、物語の大きな魅力である“笑い”にも大きく貢献するキャラクターだと話している。マダム・レオタの活躍にも期待してほしい。

最後に「映画を観ると、ホーンテッドマンションに隠された秘密も分かります。映画を観た後にアトラクションにもう一度行くと、また違った魅力にも気づけると思います」(土屋)、「クセが強い人間たちもゴーストも出てくるところも面白いですし、“人間の魂はどうやったらなくなって、ゴーストにとって生きるとはどういうことなのか”と考えさせられるドラマパートもあるので大人も楽しめると思います。さらに、感情もジェットコースターのように動かしてもらえるシーンもあるので、是非幅広い世代の方に観てほしいです」(八代)、「ちょっと怖いところもありますが、笑えて、そして泣けるワクワクドキドキする映画になっています。たくさんの方に楽しんでほしいです」(温水)、「ゴーストはゴーストなりの人生を生きてきて今がある。目に見えない物が実は大事だったと気づかされるラストにも注目してほしいですし、そして何より、心が温まる作品なので、映画を観て皆さんも幸せな気持ちになってください」(小林)とそれぞれ作品の見どころを熱く語り、イベントは終了した。

ゲストたちが降壇する中、ステージ上に1人取り残されそうになった小林が「置いてかないでよ~!」とユーモアたっぷりのリアクションをみせると、会場全体が笑顔に。最後に小林は、「実は私、ウォルト・ディズニーさんと同じ誕生日(12月5日)なんです」と実はホーンテッドマンションとの深い縁があったことを告白し、一足早いハロウィーンイベントは幕を閉じた。

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