『オクス駅お化け』実在する戦後日本の凄惨な事件から着想を得ていた!脚本・高橋洋のオフィシャルインタビュー到着

映画『オクス駅お化け』(10月6日(金)公開)より、脚本を手掛けた高橋洋のオフィシャルインタビューが到着。新たな場面写真も解禁された。

大都市ソウルに実在する地下鉄の「オクス駅」を舞台に、バズらせることが全ての駆出しの記者が、ある人身事故の真相を追ううちに、不気味な怪死が次々と起こり始める…。虐げられた者たちの憎悪が蠢く、日韓合作の都市伝説ハイブリッドホラーだ。

原作は、2011年、NAVERウェブトゥーンミステリー短編として発表され、当時1億を超える閲覧数と、平均9.84/10点の驚異的レビューを獲得したホラーウェブ漫画。世界中のネット民に恐れられた鳥肌モノの都市怪談が、構想9年を経て『リング』の高橋洋らによる脚本で実写映画化。監督は『人形霊』など数々のKホラーを手掛けてきたチョン・ヨンギ。都市伝説ホラーの生みの親と韓国ホラーメーカーがタッグを組んだ。

主演には韓国で社会現象になり大ヒットしたドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のキム・ボラ、N.Flyingのドラマーで日本テレビのドラマ「君と世界が終わる日に」でも話題を呼んだキム・ジェヒョンが共演。韓国では2023年4月に公開され、大作がひしめく中、小規模公開ながらも初登場第3位という快挙を成し遂げ大ヒットした。さらに公開前から世界126カ国に販売され期待の高さが伺える。

目次

高橋洋 オフィシャルインタビュー

本作の後半で明らかになるストーリーは、戦後混乱期の只中に日本の新宿で起きたある忌まわしい事件をモデルにしました。1948年に起きた嬰児の大量殺人事件「寿産院事件」です。産院というより実質託児所で、産婆資格を持った女性が夫婦で経営しており、お金だけもらって後はもうほとんど放置だったようです。正確な数は定かではないですが100名近い赤ちゃんが亡くなってしまって、陰惨極まりない事件だったんです。助産院で大勢の子どもが産婆によって殺され、養育料の横領や配給品の横流しが行われたおぞましい事件で、当時の日本社会に衝撃を与えた事件でもあります。僕の場合、脚本で呪いや恐怖の根源をどうやって成立させようか考えているうちにいつの間にか、社会問題や実際の事件と結びついていくことが多いんです。そうして、映画にしたものには、僕自身にとっても怖さがあるし、それは観客の方にもリアルに届くものだと思っています。これをソウルに置き換えて、オクス駅はもともと埋め立てできた駅だったので、埋め立て前に起きた事件ということにしました。
駅を舞台にしたホラー映画という点では、列車とか地下鉄とか密の中でのワンシチュエーションドラマみたいなものは名作もたくさんあるんですけど、駅を舞台にしたホラー映画というのは実はあまりないんです。それに挑戦できたというのは今までにない新しい体験でした。日本と韓国の合作で、日本人が考えている怖いことと韓国の人が考えている怖いことの融合、ハイブリッドなんでそこを楽しんで頂けたらと思います。ついにそういうことが実現できたっていうのはとても嬉しいことでした。

オクス駅お化け
オクス駅お化け
オクス駅お化け

ストーリー
その数字(名前)を、言ってはいけない。
大都市ソウルに実在する地下鉄の《オクス駅》。
バズらせることが全ての駆出しの記者が、ある人身事故にまつわる奇妙な目撃談を記事にした―。
やがて真相を追ううちに、不気味な変死が次々と起こり始める…。

駆け出しのウェブニュース記者のナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として、アクセス数を稼ぐため、地下鉄オクス駅での人身事故の記事を書くことに。取材を進めていくと被害者以外に「線路に子供がいた」という奇妙な目撃談がでてくる。ある目撃者は、取り憑かれたように謎の数字を連呼するのだった。事件の真相を追ううちに、二人の周囲で次々とおぞましい変死が起こり始める…。

作品タイトル:『オクス駅お化け』
出演:キム・ボラ、キム・ジェヒョン、シン・ソユル
脚本:高橋洋、イ・ソヨン、白石晃士(脚本協力)
監督:チョン・ヨンギ
2022年/韓国語/80分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:옥수역귀신
映倫区分:PG12
配給:松竹ODS事業室

公式サイト:https://obake-movie.com
公式X:@obake_movie
コピーライト:(C)2023, MYSTERY PICTURES & ZOA FILMS, ALL RIGHTS RESERVED

10月6日(金)全国ロードショー!

関連記事:
奇妙な体勢で反り返ったお化けが…!日韓合作の都市伝説ハイブリッドホラー『オクス駅お化け』本ビジュアル・本予告解禁
日韓合作の都市伝説ハイブリッドホラー『オクス駅お化け』10月公開決定!脚本に『リング』の高橋洋、特報&コメント到着
目次