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【レポート】『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』実力派キャストが13曲もの歌で彩る“完全吹替版”の製作決定!

ティモシー・シャラメ主演の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月8日(金)公開)より、“完全吹替版”の製作発表会見が開催された。

目次

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』完全吹替版製作発表会見 概要

開催日時:10月11日(水)
開催場所:神田明神ホール(東京都千代田区外神田2丁目16-2 神田明神文化交流館2F)
神田明神 境内(東京都千代田区外神田2丁目16-2)
登壇者(敬称略):花村想太(Da-iCE)/ウィリー・ウォンカ役、セントチヒロ・チッチ/ヌードル役、長田庄平(チョコレートプラネット)/警察署長役、松尾駿(チョコレートプラネット)/神父役、岸祐二/アーサー・スラグワース役、武内駿輔/フィクルグルーバー役、松本梨香/ミセス・スクラビット役

世代を超えて愛されてきたチョコレート工場の工場長・ウィリー・ウォンカの若き日を描く本作では、夢を見ることを禁じられた町を舞台に、彼が世界一のチョコレート工場を作るまでの軌跡が描かれる。

今回発表された“完全吹替版”とは、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストが集結し、セリフも歌も完全に日本語で吹き替えをしている日本語吹替版作品のこと。本作では、アーティスト、俳優、芸人、ミュージカル声優、声優と各界の実力派が集結し、セリフだけでなく全13曲に及ぶ楽曲もすべてキャストが吹替を担当。

吹替声優に抜擢となったのは、魔法のチョコレートを作り出す純粋無垢なチョコ職人である本作の主人公ウィリー・ウォンカ役に、Da-iCEのボーカルを務める花村想太、ウォンカの魔法を信じ彼の相棒となっていく、孤独な少女・ヌードル役に、BiSHのボーカルを務めていたセントチヒロ・チッチが抜擢。純粋な心ときらめくイマジネーションを持つウォンカは魔法のチョコレートで人々を幸せにし、“世界一のチョコレート店を開く”という亡き母との約束を胸に大きな夢を追いかける。

しかし夢見ることを禁じられた町では、そんなウォンカの行く手を阻むものも…チョコが好きすぎて悪事に手を染める警察署長役にチョコレートプラネットの長田庄平、さらに謎に満ちたチョコレート中毒の神父役に相方の松尾駿、ウォンカの夢を邪魔する町の実力者・チョコレート組合の長であるアーサー・スラグワース役に岸祐二、スラグワース率いるチョコレート組合の1人、フィクルグルーバー役に武内駿輔、意地悪でがめつい宿屋の主人であるミセス・スクラビット役に松本梨香という豪華吹替キャスト7名が発表。圧倒的な実力を誇るスペシャルな吹替陣が舞台上に勢ぞろいとなった。

さらに他キャストには、岸、武内が演じるチョコレート組合の仲間である、プロドノーズ役に関智一が抜擢。またウォンカの母役には本田貴子が決定。そしてミセス・スクラビットの相棒として宿屋とクリーニング店を営むブリーチャー役に石井康嗣、ミセス・スクラビットに騙されてしまい多額の借金を負いながら、ウォンカの魔法のチョコレートに魅せられ、やがてウォンカの良き仲間となってゆく4人の登場人物として、アバカス役に平林剛、パイパー役に斉藤貴美子、ロッティー役に早見沙織、ラリー役に山本高広が決定。

さらにウォンカが住む町で働く警察官のアファブル巡査役に森久保祥太郎、幼少期のウォンカ役にLynn、想いを寄せる彼女へのプロポーズに失敗してしまい落胆するウエイトレスの青年・コリン役にGENICの増子敦貴ら豪華声優陣が一挙発表された。音楽からミュージカル、お笑い、アニメまで、様々なエンターテインメントのジャンルで活躍する圧倒的な実力と人気を兼ね備えた豪華声優陣が”完全吹替版”に大集結。吹替版ならではの魅力が詰まったもう1つの『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』をお届けする。

満を持して発表となった花村、チッチ、岸は米国本社のボイステストを経て見事吹替キャストに決定。花村は「(『チャーリーとチョコレート工場』は)自分が10代の頃からみていたので、その作品の一部になれるということは幸せなことだなと思いました」と小さい頃にみていた作品の吹替キャストになれた喜びを語り、「同時にテストがあるということもお伺いしたので、資料を頂いてからずっと自分でボイスメモをとってみたりしながら練習したんですが、いざ本番を迎えるとびっくりするくらい棒読みだったんですよね(笑)そのあとに歌のテストもやらせて頂いて、歌は凄くのびやかに気持ちよく歌えたのですが、口と空気感を合わせていかないといけないので、花村想太としてではなく”ウォンカの“歌として本番はしっかり撮っていきたいなと思います」とアフレコへの強い意気込みを覗かせる。

チッチもまた「ボイステストは緊張してたんですけど、嬉しかったのでるんるんでいったんですよ(笑)。楽しいままボイステストやらせて頂いて、演じるヌードルという女の子の人生を想像しながら声を吹き込んでいくのが楽しくて」と本人自身も楽しみながらテストに挑んだという。「ただ帰り道で落ちたらどうしようという不安が押し寄せてきて、”受かったよ”と聞くまでドキドキしてました。なので凄く今嬉しいです!」と当時の緊張を振り返り、今この場にいる喜びを噛み締めた。

日本でも大ヒットを記録し、誰もが憧れた魔法のようなチョコレートで観客を魅了した『チャーリーとチョコレート工場』で有名な工場長、ウィリー・ウォンカの若き頃が描かれる本作は既に世界中から大きな注目が集まっている。そんな本作への声優抜擢にはプレッシャーもあった様で、コンビとして2度目の声優挑戦となるチョコレートプラネットの2人は、松尾が一言目に「でもチョコレートですからね~」と自信満々に語り始めると、長田が「僕らチョコレートプラネットと名前がついてるんですが、チョコレート関係の仕事なかなかやらせて頂くことがなかったんです。ここにきてやっとチョコレートの仕事を頂けて、僕らは“チョコレート”とついていたので、たぶんボイステストをパスできたんじゃないかなと」と超真面目に語ると登壇キャストが一気に笑いに包まれる。2人の話の勢いは止まらず松尾が「あと僕は段ボール工場で働いていたことがあったんですよ」長田が、「うちは実家が町工場なので、俺自身がチョコレート工場であり、“リアルウォンカ”です」というと、「ウォンカは僕なんですよ!!」と花村がすかさずツッコミを入れ、早くもコンビネーションばっちりな吹替キャスト陣のやりとりにステージ全体が笑いに包まれた。

そして数々の映画賞を総なめにし、いまハリウッドで最も注目されている若手スター、ティモシー・シャラメの吹替を担当する花村は「本当に光栄な気持ちでいっぱいですね。表情が素敵でテストのときもみたんですが、その表情に声質をあわせていくことが幸せで、これから本編の収録が楽しみだなと思っています」とティモシーの表情から滲み出る演技力を絶賛しつつ、アフレコへの期待を膨らませた。
一方でアカデミー賞受賞俳優としても知られるオリビア・コールマン演じるミセス・スクラビット役を演じる松本は「私もアカデミー賞とるつもりで頑張りたいと思います!(笑)「レ・ミゼラブル」のミュージカルをやったので、今回この役を頂いたときに通ずるものがあるんじゃないかと思っていて。こういう役は、役者冥利につきるといいますか、本当に頑張りたいなと思ってます」と意気込みを語り、数々のアニメ作品で声を担当してきた武内は本作への抜擢に「僕はちょうど小学校のときにティム・バートン版の『チャーリーとチョコレート工場』の劇場版をみて、それをきっかけに1971年版の『夢のチョコレート工場』や、原作の『チョコレート工場の秘密』を読んで、色々なチョコレート工場の作品は小さい頃から親しみがあったので、非常に光栄でした」と、武内自身も幼少期の頃から親しんでいた作品に関わることができた喜びを噛み締める。

花村とチッチは、声優初挑戦となる本作でセリフだけではなく数々の歌唱も披露する。花村は「僕はここ4,5年ずっと“声優のお仕事に挑戦させて頂きたいです”といろんなところで言っていて、その夢が叶うと同時に歌声も作品にのせて頂けるのというのが幸せだと思うので、ヌードルと一緒に夢をつかんでいけたらと思います」、チッチは「私も小さいときから何かになりきって声に出して絵本を読んでみたりすることが大好きだったので、声のお仕事をするのが凄く幸せですし、いままで9年ほどBiSHとして培った、心を掴んで何かを伝える気持ちとか、今まで得たものをこの作品に活かせたらいいなと精一杯やらせていただけたらなと思います」と新たな挑戦を楽しみにしている様子。アーティストとしてステージに立ち、多くの人々に大きな感動を与えてきた2人は、圧倒的な歌声で本作のファンタジーな世界を彩ってくれること間違いなしだ。

そして初めて吹替の歌唱に挑戦する長田は「吹替で歌うのが初めてで、口と歌をあわせるのが難しそうだなと思っています。今回は一度お笑い芸人を辞めて・・・それくらい賭けてますね。アーティストの方に振らせて頂いて」と淡々と語ると、松尾が「誰も求めてない。歌の上手いお笑い芸人で求められてるんだよ」とすかさずツッコむ漫才のような掛け合いにキャストも笑みがこぼれる。松尾は自身でモノマネも披露している、「Mr.ビーン」でおなじみのローワン・アトキンソン演じる、“謎に満ちたチョコレート中毒の神父”役を演じることに「ローワン・アトキンソンさんというとオリンピックの開会式にもでていたりと世界的コメディアンですから、それはもう僕は日本No.1のコメディアンと認められたといっても過言ではないかと。Mr.ビーンの感じでやればいいと聞いてるので、セリフもほぼないと思います」といい、長田が「あるよ(笑)Mr.ビーンが登場するわけじゃないから(笑)」とすかさず入ると一同を笑いに誘い、劇中ではどんな声で楽しませてくれるのか、大きな期待が高まる。

夢を追うウォンカに立ちはだかる最大の敵である、チョコレート組合のボス、スラグワース役を演じる数々のミュージカル作品に出演してきたは「この作品はまだ聞いてないのでわからないですが名曲が多いはずなんですよ。その歌を早く歌いたいし楽譜をどうむきあってどう歌うかという作業がむちゃくちゃ楽しいと思います」とコメントすると、松本も「セリフってイントネーションがあるのでメロディなんですよ、歌もメロディじゃん?そういう意味では楽曲とあわせて伝えられるのは凄く嬉しいよね」と話し、2人がプッシュする楽曲にも期待が高まる。

数々のアニメ作品の吹替を担当してきた武内も「声優としての技術的なところもそうですが、一番大事なのは本国の俳優と役の解釈を一致させることが大事なんじゃないかと。ティモシーはウォンカに対してどう思っているのか役作りを形にして日本語化して、より日本の方に楽しんでもらうというのが大事だと思います」と実写作品ならではのアプローチ法を伝授し、花村も「アフレコを始める前にお聞きできて良かったです!」と、他の登壇キャストはそのプロ意識に感心した様子。

また工場長ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”が明かされる本作にちなんで、花村とチッチがこの世界を“夢”みたきっかけを聞かれると「小さい時からテレビが大好きでお母さんとみてたんですが、とんねるずさんと一緒に仕事がしたいと思ったのが夢のはじまりでした。実は裏方の仕事がしたかったのが最初なんですが、表でエンタメを届けるみなさんをみているうちにこちら側にきてみたい、表現したいと思ったのがきっかけで歌ったり声のお仕事をできるようになりました」(チッチ)、「15歳のときに受験期だったんですが、修学旅行でみんなの前で謳う機会があったんですが、3番目くらいだったんですが名指しでアンコールをもらって。その時に歌手になりたいなと思って声を出していえるようになりました。中学の時に高校入試をうけずに中学卒でこの世界に入っていました、一歩踏み出したことが良かったなと思います」(花村)と2人が夢を追いかけていた輝かしい日々を振り返った。

本作では、主人公ウィリー・ウォンカが亡き母と夢みた世界一のチョコレート店をオープンするために奮闘する物語が描かれる。あっと驚く美味しいチョコレートを生み出していくも、ウォンカがやってきたその町は“夢見ることが禁じられた町”。行く手を阻むものが現れようとも決して諦めることなく、チョコレートの魔法で人々を魅了させ続けるウォンカ。そんな物語を通して「夢見ることから全ては始まる」というメッセージが込められた本作にちなんで、本イベントは<願いが叶う神社>として参拝客で賑わいをみせる神田明神で開催。各キャストが自身の「夢」を絵馬に託した。

武内はアラサーに突入するということで「カッコいい!アラサーになりたい!」、松本がエンタメでラブ&ピースを届けたいということで「世界平和」、が本作の舞台化とかねてからファンだったチョコレートプラネットのコントをやりたいと「舞台化とチョコント」、松尾がお昼の帯番組も出られるくらいになりたいと「TVスター」、長田がコントでも小道具を作ることが多いので「工場を作りたい」、チッチがたくさん夢を見続けてかっこよくて可愛いおばあちゃんになりたいと「イケオバ」、そして最後に花村が自身のグループとバンドの活躍を願って「グループでドーム!バンドで武道館!」とそれぞれの大きな夢を発表。輝く夢を風船で空に託し、華やかなイベントは幕を閉じた。

ストーリー
世界中を虜にした名作『チャーリーとチョコレート工場』の工場長ウィリー・ウォンカの若き日の物語。
夢見ることを禁じられた町で、ウォンカは母と夢見た世界一のチョコレート工場をつくることができるのか―?

作品タイトル:『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
出演:ティモシー・シャラメ/ヒュー・グラント/オリヴィア・コールマン、サリー・ホーキンス/ローワン・アトキンソン(「ミスター・ビーン」シリーズ)
監督・脚本:ポール・キング(『パディントン』(16)『パディントン2』(18))
製作:デイビッド・ヘイマン(「ハリー・ポッター」シリーズ)
原案:ロアルド・ダール
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:wonka-chocolate.jp
公式Twittter:@WonkaMovie_jp
公式Instagram:@wonkamovie_jp #ウォンカ
コピーライト:(C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

12月8日(金)より全国公開

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