映画『トンソン荘事件の記録』(10月27日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国ロードショー)より、降霊の儀式を捉えた新本編映像が解禁された。
フィクションなのか、それとも実在の出来事なのか。虚実が入り交じったフェイクドキュメンタリー手法とホラージャンルは相性が良く、観る者を魅了し恐怖に陥れて来た。そして、近年のアジア・ホラー映画の躍進には、「台湾史上最も恐い映画」と言われた『呪詛』や、韓国・タイ合作『女神の継承』等、フェイクドキュメンタリーが原動力となっている。
本作は、殺人事件の一部始終が収められたビデオに映った“あるもの”を追って、取材班が調査をする過程がフェイクドキュメンタリーで描かれる。そのリアルな恐怖と予測不能な展開が話題を呼び、韓国での劇場公開時には、ハリウッド作品が並ぶ中で初登場5位にランクイン。スマッシュヒットを記録した。
解禁された映像は、猟奇殺人の真相解明のため、調査に乗り出した制作会社の取材クルーの女性に取り憑いてしまった霊を降霊させるシーンを捉えた本編映像。
盛大に飾る付けられた儀式の場には親子3人とみられる遺影が置かれ、始まった降霊の儀式は祈祷師が激しく舞い、激しいリズムで太鼓がたたかれ、笛の音が鳴り響いている。汚れた上着を着せられた女性記者は虚ろな目でただ座り込んでいる。けたたましい儀式終わり、小休止していると女性記者の様子が少し変わったことに気づいた祈祷師は、「お前は誰だ」とすぐさま駆け寄る。
祈祷師は3つの遺影のうち2つを伏せ、男の子の遺影だけ残し、その女性記者に男の子が降霊していることが分かる。祈祷師は唸り声をあげる女性記者を押さえつけ組み伏せる。降霊した男の子は一体何を語るのかー。
ストーリー
1992年、釜山の旅館「トンソン荘」で殺人事件が起きた。旅館のアルバイトの男が恋人を連れ込み、隠しカメラで部屋の様子を撮影。しかし、男はその部屋で恋人を殺害してしまう。逮捕された男は、心神耗弱による無罪を主張したが、判決は無期懲役。そして、仮釈放の1年前に自ら命を絶った。その殺害の一部始終が収められたビデオは、その残虐性から当局によって封印された。しかし、検事の間で話題になったのは、殺害の様子ではなく部屋の鏡に映っていたものだった。それは、男でも恋人でもなく、そこにいるはずのない何かの姿。取材班は、その真相を突き止めるべく調査を開始。その様子を記録映画として撮影するが―。
作品タイトル:『トンソン荘事件の記録』
出演:ソ・ヒョヌ、チョ・ミンギョン
監督:ユン・ジュンヒョン
2023年/韓国映画/韓国語/87分/シネスコ/5.1ch/字幕:福留友子/映倫G
原題:마루이 비디오/英題:Marui Video
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:https://tonsonsou.com/
コピーライト:(C) 2020 KT ALPHA Co., Ltd., BALPO PLAN INC. & BROTHER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED
10月27日(金)より、シネマート新宿・心斎橋ほか全国ロードショー
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