ドニー・イェン「やるからには全力を尽くす」製作・監督・主演を務めた『シャクラ』のメイキング映像解禁! ―公開中

シャクラ

映画『シャクラ』(本日1月5日(金)公開)より、インタビューや撮影風景を交えたメイキング映像が解禁された。

宋代の中国。丐幇(かいほう)の幇主・喬峯は誰からも慕われる英雄的な存在だった。だがある日、何者かに副幇の馬大元が殺害され、その犯人に仕立て上げられてしまう。しかも自分が漢民族ではなく契丹人であるという出自まで明かされ丐幇を追放される。自らを陥れた人間を探し出し、さらに自身の出生の真実をつきとめるため喬峯は旅に出る。しかし、彼の行く手には更なる罠が仕掛けられていた!武林最強の技、「降龍十八掌」を使い、襲い来る刺客たちをなぎ倒す喬峯。果たして彼は黒幕を突き止め復讐を果たすことが出来るのか。

香港を代表する武侠小説家・金庸(きんよう)の長編小説「天龍八部」を壮大な世界観で描き出したのは、金庸の熱烈なファンであることを公言するドニー・イェン。監督・主演・プロデューサーと一人三役を務め、「天龍八部」の4人の武芸者のひとり、主人公・喬峯(きょうほう)を「彼こそが真の武芸者」と語り、アクション監督の谷垣健治(『るろうに剣心』シリーズ)および嚴華(イム・ワー)、そして甄家班(ドニー・イェンアクションチーム)の面々とともに、あらゆる空間を縦横無尽に駆け巡りながら闘う武芸者たちの凄技を実現させた。

解禁された映像で、まずドニー・イェンは「中国人はほぼ皆、金庸の小説を読んでいるはず。好きであるほど映画化には批判的になる」としたうえで「これは私にとって挑戦だ」と熱いまなざしで語り、演じた喬峯についても「リアルに感じてもらえる」役作りに挑んだという。

その姿勢には、喬峯と敵対する慕容復(ぼようふく)役のウー・ユエも「彼は最適な表現をしている」、喬峯が絆を深めていく女性・阿朱(あしゅ)役のチェン・ユーチーも「彼は本物の英雄のよう。義侠心が感じられました」と感服。

さらにドニー・イェンは「人物の感情はリアルでなくては。観客は衣装と美術を見て歴史ドラマであると認識する。だが現代人のアイデアを用いて親近感を感じる世界にもなっている。それが若者の共感を呼ぶ」と監督として冷静な分析も見せる。

また「私の武侠映画はリアリティにこだわる」とドニー・イェンが撮影現場でスタッフやキャストに身振りを交えながら指示を出し、「私のアクション造形には原点がある。論理的なんだ」と谷垣健治アクション監督とともにアクションを作り上げていく場面も。1対多勢の闘いなどアクションシーンの撮影風景は迫力あり、ウー・ユエも「武術の動きに感情を加えるとより良い芝居になるんだ」と、ドニー・イェンのアクション演出に影響されたと明かす。

「やるからには全力を尽くす。そういう思いで取り組んでいる」と熱く語り、その様子をチェン・ユーチーが「撮影中気になった点を見つけると撮影を止めて指示を出していた」と評するなど、主演として、また監督・プロデューサーとして細部にまでこだわりを見せながら撮影現場で奮闘するドニー・イェンの姿はファン必見。「いい作品を作るには、出演者全員が物語と役を信じる必要がある。それが相互作用を生み、名作を作るんだ」と、豪華俳優陣そしてドニーを信じるスタッフとともに作り上げた本作を、ぜひ劇場で。

シャクラ

さらに今回、本作でドニー・イェンとともに超絶アクションを作り上げたアクション監督・谷垣健治と映画ライターのギンティ小林による公開記念トークイベントが急遽決定。『シャクラ』撮影の裏話やドニー・イェンの魅力など、長年ドニーとタッグを組む谷垣アクション監督ならではの貴重なトークが楽しめそうだ。

■ 日時:1月6日(土) 11時~上映回(上映終了後、舞台挨拶実施)
■ 登壇者(予定/敬称略):谷垣健治(アクション監督)、ギンティ小林(映画ライター)
■ 場所:TOHOシネマズ 錦糸町 楽天地
https://www.tohotheater.jp/theater/029/info/event/SAKRA-Kinshicho.html

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