香港に住む難民の少年と心を通わす姿を描くヒューマンドラマ『白日青春－生きてこそ－』（1月26日(金)公開）より、主演アンソニー・ウォンのインタビューや撮影風景を収めたメイキング映像が解禁された。
本作でアンソニー・ウォンが演じるのは、ワケあって息子と距離のある孤独なタクシー運転手チャン・バクヤッ（陳白日）。偶然とはいえ自身の起こした事故でハッサンの父アフメドを奪ったバクヤッは、突然父を失ったハッサンを案じ、警察に追われる身となった彼の逃亡を助ける。互いの関係と共に、世代や民族の違いを背景にした、香港ならではのシーンが描かれる。
今回解禁されたメイキング映像は、本作で台湾の第59回金馬奨にて最優秀主演男優賞を受賞したアンソニー・ウォンのコメントのシーンから始まる。本作の出演オファーに対し「香港映画ではなくて、国際的な映画だ」と世界共通のテーマが描かれていることに言及している。
演じたバクヤッについて「老いぼれ役だ。高齢者や父親役は経験したが、クズ老人は初めてだ。善意から悪いことをする。乱暴で無知、自分勝手だ。衝動的で本能的に行動してる」と語るが、それでも「でも悪人じゃない、リアルな人間の姿だ。今の世の中、こういう人間は大勢いる」と続ける。インタビューからは、頑固で老害のような人物を想像してしまうが、演じる上で「ユーモアを込めて演じた。俺の独特のユーモアが出ているはずだ」と手応えを感じているようだ。香港の名優が、どんな魅力的なキャラクターに仕上げたのか、公開が待ち遠しい。
そして本作の日本公開に合わせ、アンソニー・ウォンの来日が決定。公開日である1月26日(金)には、新宿武蔵野館での舞台挨拶にも登壇予定だ。
※詳細はこちらをご覧ください。
新宿武蔵野館：https://shinjuku.musashino-k.jp/
シネマカリテ：https://qualite.musashino-k.jp/
