韓国スケート界を舞台に、性的暴行事件の真相を描く衝撃作『薄氷の告発』が3月15日(金)より、シネマート新宿・心斎橋にて公開決定。併せてポスタービジュアルと予告編と場面写真を解禁された。
コーチから性的暴行を受けたジュヨン。「彼女から誘った。」「男を勘違いさせた。」真実を無視した無責任な世間の憶測が傷を負った被害者をさらに苦しめる。もう息を潜めて生きるか、命を絶つしかないのか―。
韓国スケート界を舞台に、指導者による性暴力に立ち向かう元選手の姿を描いた本作。実際に、韓国スケート界では指導者が性暴力で有罪判決を受ける等、度重なる不祥事を起こしている。そのような背景を受けた本作は、実在の性的虐待事件を映画化した『トガニ 幼き瞳の告発』のように、社会の闇に一石を投じる作品だ。
主演は、「奇皇后 ~ふたつの愛 涙の誓い~」や『フェニックス~約束の歌~』等、TVドラマ・映画と幅広く活躍するペク・ジニ。事件のトラウマや告発への葛藤等、被害者の心情を見事に演じている。共演に、『夜叉 容赦なき工作戦』のソン・ジェリム、『パイプライン』のペ・ユラム等。
この度解禁されたポスタービジュアルでは、ペク・ジニ扮する元スケート選手ジュヨンが、「やるべきことがある」というキャッチコピーと共に、涙を流しながらも薄氷を踏む思いで暴行事件を告発しようとする決意を窺わせる。
併せて解禁された予告編は、一度はおぞましい記憶と好奇の目に押しつぶされたジュヨンが、友人の自殺、そして教え子に魔の手が伸びるのをきっかけに再び立ち上がる姿が描かれる衝撃の予告編となっている。
ストーリー
アイススケートの韓国代表選手だったジュヨンは、高校のカーリング部コーチとして働いていた。そんな中、かつての同僚だったユラが自殺したという報せが入る。ジュヨンには、ユラが自ら命を絶った理由がわかっていた。ジュヨンは、選手の時に協会のコーチだったヒョクスに性的暴行を受けていたが、ユラも同じ目に遭っていたのだ。当時ジュヨンはヒョクスを訴えたが、世間から好奇の目で見られることに耐え切れず、自殺未遂を図り、記憶を封じ込めることでなんとか生きながらえた。ユラの死をきっかけにかつての記憶が蘇る中、コーチに復帰したヒョクスは、ジュヨンの教え子のスジを引き抜こうとするが―。
作品タイトル:『薄氷の告発』
出演:ペク・ジニ、ソン・ジェリム、ペ・ユラム
監督:ユン・クォンス
原題:미끼/英題:Bait
2023年/韓国映画/韓国語/106分/シネスコ
配給:「薄氷の告発」上映委員会
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