照屋年之監督の最新作『かなさんどー』が、来年2025年新春に沖縄先行、そして全国順次公開されることが決定し、ティザービジュアルと特報映像、キャストなど作品情報が解禁された。あわせて、 照屋監督のコメントも到着。
家族の絆や祖先とのつながりを描いた『洗骨』や『演じる女』など、長編・短編を問わず多数の映画を制作し、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督。
『洗骨』は、モスクワ国際映画祭、上海国際映画祭など各国の映画祭に出品され、日本映画監督協会新人賞をはじめとする映画賞を多数受賞している。そんな照屋監督6年ぶりの長編最新作である本作は、監督の生まれ育った沖縄を舞台に豊かな風土と文化、そして照屋監督が持つ独自の死生観が織りなす「寛容のこころ」が溢れる、ヒュ―マンドラマ。
最愛の母を亡くした娘の美花と、その父の悟と再生を丁寧に描いている。タイトルの『かなさんどー』は沖縄の方言で「愛おしい」を意味し、「どー」をつけることで「愛してるよ」「好きだよ」というストレートな愛の告白の言葉になっている。
主人公の赤嶺美花役は「仮面ライダーエグゼイド」のヒロイン役、ドラマ「賭ケグルイ」はじめ、NHK朝ドラからミュージカルまで幅広く活躍している松田るか。美花の母親・赤嶺町子役は、名バイプレイヤーの堀内敬子。妻の死を受け入れずにいる美花の父親・赤嶺悟役を浅野忠信が務めた。
また、来年の映画公開を前に、4月20日・4月21日に開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄映画祭」にて本作の監督・キャストの参加が決定。
主演の松田るか、母親役の堀内敬子、父親役の浅野忠信ほか、主要キャストが、レッドカーペットに参加する。
4月21日(日)には本作の製作発表と、照屋年之のこれまでの作品を振り返るイベントの開催が決定。照屋監督の今作に対する思いや、沖縄映画祭との関わり、キャストたちも参加し、 『かなさんどー』の魅力を語る。
照屋年之監督 コメント全文
人は「後悔の念」を抱きながら老いていく。死に際に、もし「許し」が得られたのなら、、、。「人の死」をどう見送ってあげるのか?「許し」という愛のかたちを僕なりに表現してみました。それぞれのキャストが演じる「愛おしい人物たち」。彼らの人生観に共鳴し、それぞれの人物を「かなさんどー(愛してる)」していただけたら僕は幸せです。
島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄映画祭/映画『かなさんどー』概要
映画『かなさんどー』レッドカーペット
【実施日】4月21日(日)
【実施場所】国際通り
【実施時間】11時~13時頃(歩行時間 未定)
【登壇者(予定)】照屋年之監督、松田るか、堀内敬子、浅野忠信、Kジャージ、初恋クロマニヨン、喜舎場泉、ひーぷー、上田真弓、前川守賢、福田淳
映画『かなさんどー』製作発表/照屋年之監督・特集イベント
【実施日】4月21日(日)
【実施場所】那覇文化芸術劇場なはーと大スタジオ
【実施時間】16時10分~
【登壇者】照屋年之監督、松田るか、堀内敬子、浅野忠信、Kジャージ、前川守賢(民謡歌手:かなさんどー作詞・作曲)、福田淳(製作総指揮)
ストーリー
最愛の妻・町子(堀内敬子)を失った父・悟(浅野忠信)が年齢を重ねるとともに認知症を患っていた。
母が亡くなる間際に、SOSの電話を取ることのなかった父親を許せずにいるが、職をなくした娘・美花(松田るか)は沖縄に帰ってくる。父との関係を修復しようとしない美花だったが、生前に母がつけていた日記を見つけ、紐解いていくと、知らなかった夫婦の過去、そして母の想いを知り、ある決意をするー。その先には思いもよらない感動の結末が待っていた。
『かなさんどー』
出演:松田るか 堀内敬子 浅野忠信
上田真弓 Kジャージ 松田しょう 新本奨 比嘉憲吾 真栄平仁 喜舎場泉
金城博之 岩田勇人 さきはまっくす しおやんダイバー カシスオレンジ仲本 A16
監督/脚本:照屋年之
製作総指揮:福田 淳
製作:「かなさんどー」製作委員会 (スピーディ、吉本興業)
製作幹事:スピーディ
制作プロダクション:キリシマ1945、鳥越事務所
配給:パルコ
(C)「かなさんどー」製作委員会