広瀬アリス主演「連続ドラマW 完全無罪」(7月7日(日)放送・配信スタート)のポスタービジュアル・特報映像が解禁された。さらに奥田瑛二、北村有起哉の出演も明らかになり、2人のコメントが到着した。
大門剛明の冤罪ミステリー「完全無罪」を『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣監督で連続ドラマ化した本作。広瀬が演じるのは、最大手法律事務所に所属する期待の弁護士・松岡千紗。
そして奥田は被害者サポートセンターで働きながら、千紗と再審請求審で対峙する元県警刑事・有森義男を、北村は少女誘拐殺人の犯人とされながらも無実を主張する容疑者・平山聡史を演じる。
解禁されたポスタービジュアルは、本作で起こる事件の舞台“怪物の家”で撮り下ろされた不穏な空気が漂う1枚。三者三様の「正義」がどのように交錯し、真相に向かっていくのか。そして特報映像には三人それぞれが抱える強い想いが垣間見える映像に仕上がっている。
コメント(敬称略)
奥田瑛二/有森義男 役
大森立嗣監督と聞いて二つ返事で「演る!」と答えた。いや、演ると答えてしまった。
傲慢不遜に言えば、「この作品は等身大からのデフォルメだ」と訳のわからない理屈をつけてその気になっていた。
ところが、クランクインが近づくにつれ精神混濁状態、「どうすればいいんだ!この役…」平静を装い撮影開始となった。楽しい、辛い、嬉しい、苦しい、七顛八倒。NGのオンパレード、そんな小生を監督は優しく、強く粘ってくれた。助けられました。そしてもう一人、主演の広瀬アリスさんである。初共演である。彼女は主人公の弁護士同様、常にまっすぐな視線、難敵である台本を見事に演じ切った。彼女の存在感にも小生、救われたのである。兎にも角にも見事な作品に出来上がったことは言うまでもないのである。こんな私は有罪?無罪?
北村有起哉/平山聡史 役
WOWOWのドラマではいつも一筋縄ではいかない難しい役をいただいております。今回もやり甲斐のある役に挑戦させていただきました。しかもいつかはぜひ!と心にしまっていた念願の大森監督とご一緒ができまして、とても嬉しかったです。原作を読み返してだいぶ参考にしましたが、時には忠実に、時には独創的に自由に芝居ができたのも、緩急のある大森組の居心地が良かったからだと思います。そして広瀬アリスさんと2人きりで、何度か大変なシーンを撮りました。彼女のギリギリの震える演技がこちらにも伝播して、おかげで私も集中して演技をすることができました。
気軽に見始めちゃっても、もうぜったいに結末が知りたくなる、そんな物語です。最後の最後までどうぞ固唾を飲んでご覧くださいませ。
ストーリー
最大手法律事務所に所属する期待の弁護士・松岡千紗(広瀬アリス)は、同事務所のシニアパートナー・真山健一から、21年前に香川県で起こった少女誘拐殺人「綾川事件」の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。「綾川事件」と同時期に、立件されていない少女誘拐事件が他にも1件あり、千紗は被害者の1人だった。
千紗は10年ぶりに故郷の香川の地を踏み、地元の法律事務所の同僚・熊弘樹の力を借りながら、当時の事件について調べ直してゆく。3つの事件は同一犯の可能性が高いとされ、自分を殺めようとしたかもしれない容疑者・平山聡史(北村有起哉)と向き合う千紗。無実を主張する平山を自分は信じられるのか――。弁護士としての職業倫理と、自らの過去との狭間で千紗は葛藤する。
「綾川事件」の担当であった元県警刑事であり、今は被害者サポートセンターで働く有森義男(奥田瑛二)もまた、被害者遺族の池村敏恵に寄り添う時間の中、平山が真犯人だと信じて止まず、冤罪を主張する平山に更なる疑念を抱く。そして、元相棒刑事の今井琢也と共に、千紗と再審請求審で対峙することになる。
冤罪裁判の行方、21年前の事件の真相とは。それぞれの強い想いと正義が交錯し、やがて1人の人間の衝動を突き動かす。その想いは、誰を救うのか。最後にたどり着く結末に、心揺さぶられるヒューマンミステリー。
番組情報
出演:広瀬アリス 北村有起哉 奥田瑛二
原作:大門剛明『完全無罪』(講談社文庫)
脚本・監督:大森立嗣(『星の子』『MOTHER マザー』『湖の女たち』)
音楽:江﨑文武
プロデューサー:植田春菜 神山明子
製作:WOWOW メディアプルポ
「連続ドラマW 完全無罪」
7月7日(日)午後10:00放送・配信スタート(全5話)[第一話無料(放送]
番組特設サイト
https://www.wowow.co.jp/drama/original/kanzenmuzai/
■ 心揺さぶるリーガルミステリーを大森立嗣監督・脚本で連続ドラマ化「連続ドラマW 完全無罪」主演は広瀬アリス