『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』レオナルド・マルテーゼのメッセージ映像解禁 著名人コメントも

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映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』(4月26日(金)公開)より、青年期のエドガルド・モルターラを演じたレオナルド・マルテーゼからのメッセージ映像と著名人コメントが解禁された。

マルコ・ベロッキオ監督最新作は、ユダヤ人街で暮らしていた、7歳を迎えるエドガルド・モルターラが教皇領の警察により連れ去られた「エドガルド・モルターラ誘拐事件」の映画化。スティーヴン・スピルバーグが魅了され、映像化に向けて書籍の原作権を押さえたことでも知られている。

レオナルド・マルテーゼは、ジャンニ・アメリオ監督『蟻の王』エットレ役に大抜擢されたのちに出演したのが本作。この2作品でナストロ・ダルジェント賞グリエルモ・ビラーギ賞を獲得した。

レオナルドが演じるのは、20代のエドガルド。幼少期に教会によってユダヤ人家族と引き裂かれながらも、敬虔なクリスチャンとして成長するエドガルドだが、やがて「心に問題を抱えるようになる。繊細な心の持ち主に成長するが、幼少期の経験による影響が大きい」と語る。

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「彼が自分を教会や教皇により変えられてしまったと考えるのか、またはこれが自分の望む人生だと考えるのか―本心はわかりません」と、彼の辿った運命の複雑さについて慎重に語った。

マルコ・ベロッキオ監督との初タッグについては「最高でした」と語り、1960年代から映画を撮り続け、第一線で活躍してきた「イタリアで最も偉大な映画監督の1人」との仕事を「光栄だった」と振り返る。
宗教や精神はベロッキオが手掛け続けてきた得意な分野でもあると語り、「物語は力強く緊迫感があり、悲しい気持ちにもさせられる。心が揺さぶられる場面もあるから、これから観る人は心の準備をしてね」と結んだ。

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