『いとしのレイラ』『ティアーズ・イン・ヘブン』 …名曲誕生の裏にあった、人生の苦悩と悲哀彼が本当に手に入れたかったものとは?“ギターの神様”エリック・クラプトンの波乱に満ちた壮絶な人生を、貴重なアーカイブ映像とともに赤裸々に描き出す、珠玉の音楽ドキュメンタリー『エリック・クラプトン~12小節の人生~』が11月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショーされることが決定した。
グラミー賞を18回受賞し、ロックの殿堂入りを3回果たすなど、長年音楽界を牽引し続ける世界的スーパースター、エリック・クラプトン。お金や名声よりも音楽性を優先し、愚直なまでにブルースに身を捧げ天才の名を欲しいままにしていたが、私生活では欲望と愛情、快楽と幸せの区別もつかないまま、いつも“何か”を探して彷徨い続けてきた。母親に拒絶された少年時代の孤独、共にギターの腕を競いあった仲間たちの喪失、親友ジョージ・ハリスンの妻への恋、ドラッグとアルコールに溺れた日々、そして最愛の息子コナーの死。天国と地獄を行きつ戻りつするような、過酷で数奇に満ちた人生を経て、初めて自分の居場所を見つけた今だから振り返ることができる、エリック・クラプトン自らが語る、音楽と愛と魂の軌跡。
この度解禁されたポスタービジュアルでは、音楽によって痛み(孤独、挫折、苦悩、悲哀)から解放される瞬間を一枚の写真でシンボリックに表現されており、「ギターを弾いている時だけは、痛みがどこかに消えた」というコピーと共に激動の人生の年輪、重みが静かに伝わってくるビジュアルとなっている。そして記載された、豪華アーティストの数々。エリック・クラプトンとの交流がどのようなものだったのか、期待が高まるばかりだ。
またエリック・クラプトンが所属していたヤードバーズ、ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズ、クリーム時代の場面写真も解禁された。日夜ライブでブルースを奏でていたこの頃、「Clapton is God(クラプトンは神)」という落書きが町中に見られ、マーシャルアンプとギブソンのレスポールを組み合わせた奇跡の音色を生み出し、エリック・クラプトンは「ギターの神様」と呼ばれていた。映画の中に登場するエリック・クラプトンのファッションにも注目だ。
アカデミー作品賞受賞作『ドライビングMissデイジー』をプロデュースしたリリ・フィニー・ザナックが監督を務め、『シュガーマン 奇跡に愛された男』のジョン・バトセックがプロデュースを担当。編集に『AMY エイミー』のクリス・キングが、音楽は『ブロークバック・マウンテン』のグスターボ・サンタオラヤが担当し、作品の悲しみのトーンを決定付けている。
作品タイトル:『エリック・クラプトン~12小節の人生~』
出演ミュージシャン:エリック・クラプトン、B.B.キング、ジョージ・ハリスン、パティ・ボイド
ジミ・ヘンドリックス、ロジャー・ウォーターズ、ボブ・ディラン、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ etc.
監督:リリ・フィニー・ザナック(『ドライビングMissデイジー』製作)
製作:ジョン・バトセック(『シュガーマン 奇跡に愛された男』『We Are X』)
編集:クリス・キング(『AMY エイミー』)、ポール・ホナハン
音楽:グスターボ・サンタオラヤ(『ブロークバック・マウンテン』)
2017年/イギリス/英語/ビスタ/135分/
原題:ERIC CLAPTON : LIFE IN 12 BARS/
日本語字幕:佐藤恵子
提供:東北新社
PG-12
配給:ポニーキャニオン/STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト:ericclaptonmovie.jp
コピーライト:(c) BUSHBRANCH FILMS LTD 2017
11月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー