実話を基に描かれる、海の男たちの誇りと絆の戦争秘話『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』予告編解禁

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2023年ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品となった『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』が7月5日(金)公開となることが決定し、予告編とポスターが解禁された。

本作は、第二次大戦下にイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが沈めた敵国船の乗組員を救助したという実話を基に、戦時下においても決して失われることのない海の男たちの誇りと絆(シーマンシップ)を描いた重厚な戦争秘話。

監督は、CGでは再現できない本物の質感とクルーたちの過酷な勤務描写により、本作で2度目のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されたエドアルド・デ・アンジェリス

主演のサルヴァトーレ・トーダロ艦長を演じるのは、イタリアの名優ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ

解禁された予告映像には、敵側の武器を運んでいたため、やむなく貨物船を撃沈するも「我々は敵船を容赦なく沈めるが、人間は助けよう」とその乗組員たちを救助し、彼らを最寄りの安全な港まで運んでいくという軍規に反した決断を下す艦長の姿が。その決断を戦時中に下すことの意味や、それがもたらす危険を分かった上でもなお、海の男として揺るぎない信念を貫く姿が描かれる。

艦内に入りきらず、艦上にいる敵の乗組員を守る為、敵に見つからないという潜水艦の長所をあきらめたために、空からは戦闘機が襲ってくるなど、その決断によって多くの船員の命が危険にさらされていく。それでも“イタリア海軍一無謀な少佐”と言われ、敵からも見方からも英雄視され名を刻んだサルヴァトーレ・トーダロ艦長が命と同等に重きを置いた誇りと絆が胸を打つ。

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