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妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太共演!小説「宝島」実写映画化決定 監督は大友啓史 ―特報&コメント到着

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大友啓史がメガホンをとり、第160回直木賞を受賞した真藤順丈による小説「宝島」が実写映画化されることが決定。特報が公開された。

戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描ききった真藤順丈による小説「宝島」。真藤は7年間という期間をかけ、「この小説で世界を変えるつもりで書いた」と熱く語る。平和な時代を生きる私たちに、生きている感情を取り戻せ、と訴えかけるような圧倒的熱量で描かれた本作は、第160回直木賞に審査委員から満場一致で選ばれ、さらに第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞、栄えある三冠に輝いた。

監督を務めるのは、『るろうに剣心』シリーズや『レジェンド&バタフライ』の大友啓史。大友はNHKに在籍中、連続テレビ小説「ちゅらさん」で沖縄を撮影してきたが、原作に惚れこみ映像化を熱望した今作で、戦後沖縄の20年と真正面から向き合うことになる。

沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える、“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。その中心にいるのは、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のオン、グスク、ヤマコ、レイ。その中でも、英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人はやがて、警察官、小学校の先生、ヤクザになり、それぞれの想いを胸に、憧れの存在オンの失踪の謎を追うが―。

警察官になり、英雄オンの痕跡を追う親友グスク役に妻夫木聡。小学校の教師になり、恋人オンの帰りを信じて待ち続けるヤマコ役に広瀬すず。そして消えた兄の影を追い求め、ヤクザになる弟レイ役は窪田正孝が演じる。そして20年の歳月を経て明かされる、オンの衝撃の真実。島中が憧れ慕う英雄オン役には永山瑛太がキャスティングされた。

また本作は、ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加しており、企画プロデューサーの五十嵐真志は「素晴らしい原作に出会い、大友監督と一緒に是非映画化したいと、時間をかけて準備をしてきました。当時アメリカの統治下だった戦後の沖縄を描く、スケールの大きな作品のため、アメリカとの共同製作という体勢で臨みます」と海外展開も視野に語っている。

今年2月に沖縄でクランクインした本作は、約2カ月間に及ぶ沖縄での撮影を終了。現在は、関東や和歌山県などで大規模なクライマックスシーンの撮影に入っており、公開は2025年に予定されている。

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