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『墓泥棒と失われた女神』本ビジュアル&予告解禁 主人公を演じたジョシュ・オコナーと監督のコメントも

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アリーチェ・ロルヴァケル監督の最新作『墓泥棒と失われた女神』(7月19日(金)公開)の本ビジュアルと90秒予告が解禁された。

80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っており、墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく…。

今回解禁された本ビジュアルには主人公アーサーと個性豊かな墓泥棒の仲間たちが何かを探している様子が大きくが写し出され、「誰もが幻想(キメラ)を探してる」というキャッチコピーが添えられている。そして、首のない女神像など劇中の様々なキーアイテムやアーサーを取り巻く登場人物たちのユーモラスな姿が盛り込まれ、どこかレトロで遊び心あふれるデザインになっている。

あわせて解禁された90秒予告は、ある女性の夢を見るアーサーの姿から始まる。夢か現か、彼は忘れられない恋人の影を追っているようだ。アーサーはなぜか古代エトルリア人の遺跡を発見できる不思議な能力を持っていて、ダウジングでお宝を探し出す様子がリズミカルに映し出される。

そんなアーサーにはもうひとつ探しているものがある。それは忘れられない恋人・べニアミーナだ。本作は亡くなった妻を生き返らせるために冥界に赴いたギリシャ神話「オルフェウスとエウリュディケ」の悲劇のラブストーリーをモチーフにしており、ロルヴァケル監督作品のなかでも最も切なくロマンチックな物語だ。

そして、探し物をしている男性がアーサーに話しかけるも、失くしてしまったものはなんと「あの世に持っていく埋葬品」だと言う。生と死、現実と幻想が入り混じる「マジック・リアリズム」の手法で表現される、独創的なロルヴァケル監督ワールドの一端が垣間見える。

「あなたも不思議な世界に吸い込まれる」というナレーションの通り、まるで美しいトスカーナの迷宮に迷い込んだかのような映像にも注目したい。

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