佐藤愛子のベストセラーエッセイ集を草笛光子主演、前田哲監督で映画化した『九十歳。何がめでたい』(6月21日(金)公開)より、本編映像が解禁された。
直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年の11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子。90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴った「九十歳。何がめでたい」は、書籍化されるやその「老い」や「現代社会」に対する歯に衣着せぬ物言いと独特のユーモアで、老若男女に共感を得た。その後、98歳を迎えますますヘトヘトになった日々の暮らしを綴った続編「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」も刊行され、シリーズ累計発行部数は現在178万部を記録している。
解禁された映像では、草笛演じる作家・佐藤愛子と出版社の編集者・吉川(唐沢寿明)が登場。時代の変化に適応できずに昭和気質な言動で仕事も家庭もうまくいかない吉川だったが、異動先の編集部で持ち上がった愛子の連載エッセイ企画の担当に立候補。愛子を説得して周囲を見返してやろうと意気込んでいた。
しかし、断筆宣言をした愛子の意思は固く、愛子のことをよく調べもせずに調子の良いことばかりを話す吉川は軽くあしらわれてしまう。それでも諦めない吉川は愛子の経歴を入念に調べ、渾身の手土産を持って準備万端で愛子の家を再訪問。「先生の歯切れのいい言葉を求めていると思うんです」と説く吉川に対して、「突然書けなくなるかもしれないから」と切り返す愛子。吉川は「書けなくなったら連載終了で構いません!」と歩み寄るも、手土産だけ受け取られて追い返されてしまう。
日をあらためて再訪問すると「腱鞘炎なの」と痛々しそうに包帯を巻いた手を見せる愛子に、「腱鞘炎の名医にお連れします」と病院へ連れ出そうとする吉川。お互いに一歩も引かない舌戦を繰り広げる二人だったが、吉川が手土産を持ち帰ろうとすると愛子は思わず痛めているはずの手で押さえつける。すかさず吉川に「痛くないんですか?」と突っ込まれるも「痛い!」と言い張る愛子だった。
息ピッタリに軽妙な掛け合いを見せている本シーンの撮影では、唐沢が草笛にアドリブをしかける場面もあったそうで、二人の確かな演技力と信頼関係があったからこそ成立した貴重なワンシーンとも言える。手土産と連載を巡る駆け引きから始まった愛子と吉川の関係はここからどのように進展し、大ヒットエッセイが誕生するまでに至るのか。二人の掛け合いにも注目しながら、その行く末をぜひ劇場で確かめたい。
そして、愛子と、愛子が劇中で飼っていた愛犬ハチをモチーフにしたLINEスタンプ(全8種)が6月4日より無料配信中。原作でも人気の“愛子らしい”セリフと共に、草笛の様々な表情がLINEスタンプとなって登場する。ダウンロード期間は8月26日(月)まで(先着順)。詳細は映画LINE公式アカウントにて確認することができる。
LINEスタンプ 詳細
●映画公式LINEアカウント
@90_medetai
(URL:https://lin.ee/rvx0k94)
※詳細は映画LINE公式アカウントでご確認いただけます。
●ダウンロード期限
2024年8月26日(月)まで ※先着順
●利用期間
ダウンロードより90日間
●注意事項
・LINEスタンプのダウンロードは先着順で数に限りがございます。予告なくダウンロードが終了する可能性があります。
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ストーリー
数々の文学賞を受賞してきた佐藤愛子。90歳を過ぎ断筆をして人付き合いも減り、鬱々と過ごしていたところに、中年の編集者・吉川がエッセイの依頼を持ち込む。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となり、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていくのだが…
『九十歳。何がめでたい』
出演:草笛光子
唐沢寿明/藤間爽子 片岡千之助 中島瑠菜
オダギリジョー 清水ミチコ LiLiCo 宮野真守 石田ひかり 三谷幸喜
木村多江 真矢ミキ
原作:佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(小学館刊)
監督:前田哲
脚本:大島里美
音楽:富貴晴美
主題歌:「チーズ」木村カエラ(ELA/Victor Entertainment)
企画・プロデュース:岡田有正
企画:古賀誠一 石塚慶生
プロデューサー:近藤あゆみ 山田大作
製作:2024映画「九十歳。何がめでたい」製作委員会
制作プロダクション:スタジオブルー
製作幹事:TBS
配給:松竹
(C)2024映画「九十歳。何がめでたい」製作委員会 (C)佐藤愛子/小学館
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/
公式X:https://twitter.com/90_medetai
2024年6月21日(金)全国公開
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