『密輸 1970』チョ・インソン演じる密輸王が静かな狂気を見せる本編映像解禁

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海洋クライム・アクション『密輸 1970』(7月12日(金)公開)より、チョ・インソン演じる密輸王が静かな狂気を見せる本編映像が解禁された。

『モガディシュ 脱出までの14日間』のリュ・スンワン監督が、1970年代の韓国の沖合で密輸犯罪が盛んに行われていたという史実から着想を得て作り上げた海洋クライム・アクション。海底に沈められた密輸品の引き上げに挑む主人公は、何とのどかな漁村で暮らすごく平凡な海女。過酷な現実を生き抜くために一攫千金の闇ビジネスに手を染めていく彼女たちの運命を、波瀾万丈にして予測不能のストーリー展開で映し出す。

今回解禁された本編映像では、キム・ヘス演じるチュンジャが海女を辞め、持ち前のハングリーさで密輸品の洋服を売りさばき儲けていた矢先、縄張り荒らしと見なされ、捕まってしまう。そこに登場したのが、チョ・インソン演じる裏社会の密輸王、クォン軍曹。不敵な笑みを浮かべ、チュンジャに近づき、タバコをくわえさせ、火をつけさせた後、「俺を知ってるな?」と一言。「北から来たスパイもクォン軍曹…クォン社長を知ってます」「1対1で対面したらどうなるかも?」「死ぬか 体が不自由になるか…でなければ仲間になる?」と震える声で答えるチュンジャに対し、クォンは終始冷静。

そして「ピンハネして楽に稼いだもんだな。1800万ウォン払えば見逃してやろう」とビジネスマンのように提案する。しかし「お兄さん1800万ってどういうこと?」とついチュンジャが反論すると、財布にいれていた剃刀の刃をさっと取り出し、チュンジャの頭を躊躇なく切りつける。額から頬へタラタラと流れる血を拭きながら「俺に話に口を挟むな。それと そっちが姉さんだ」と一蹴。軽い口調ながら、裏社会を牛耳る曲者ぶりを一発でみせる場面だ。

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韓国大ヒットドラマ「バリでの出来事」「大丈夫、愛だ」や昨年話題となった「ムービング」など作品ごとに様々なキャラクターを演じ切り、最近では、人気バラエティ「見習い社長の営業日誌」シリーズでの飾らない姿が好評を博したチョ・インソン。今年5月に東京で開催されたファンミーティングチケットが完売し、7月に大阪での追加公演も決定するなど、常にファンを魅了している。

そんな彼がリュ・スンワン監督作品へ参加するのは、エリート外交官を演じた『モガディシュ 脱出までの14日間』に続き2度目だが、本国での制作会見で監督から直接電話で出演オファーがあったことを明かし、「(監督は)家も近くご近所さんでもあるのでたまに遊びに行ったり、お兄さんのようであり、今は映画仲間(同志)になったような感じもします」と熱い信頼関係を披露していた。

リュ・スンワン監督がこだわった「(『モガディシュ~』とは)異なるチョ・インソンの魅力」が炸裂する悪のカリスマ感に注目したい。

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