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『インサイド・ヘッド2』ピート・ドクターら制作陣が来日 大竹しのぶ、多部未華子登壇のスペシャルイベント開催

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ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の来日スペシャルイベントが開催され、エグゼクティブプロデューサーのピート・ドクターと、監督を務めたケルシー・マン、プロデューサーのマーク・ニールセン、キャラクター・アート・ディレクターの村山佳子、そして日本版声優を務める大竹しのぶ、多部未華子が登壇した。

本作の舞台である“感情たち”の世界でヨロコビやカナシミたちが暮らす司令部が再現されたステージ上にある、ライリーの“信念の泉”につながるエレベーターから登場したのは、ピート・ドクター、ケルシー・マン監督、マーク・ニールセン、村山佳子らピクサーの制作陣たち。

6月14日に日本に先駆け世界で公開されるや、本作が大ヒットを記録している理由について、マークは「いろんな人たちが9年経ってライリーに何が起こってるか気になっていたと思います。今回の作品では“シンパイ”という少し複雑な感情について描いていますが、それは子どもや大人、性別や年齢などにかかわらず感じる感情だからだと思います」と明かす。

また、世界中で大ヒットしている本作が日本でどのように受けとめられるかという質問に、村山は「日本では、“完璧であること”を求められることが多いと思います。そんな中で日々頑張っているみなさんにどんな感情も大切なものだと知ってほしい」とコメント。

前作公開時以来9年ぶりの来日となったピートは「アーティストとしてフィルムメーカーとして、私たちの頭の中で何が起きているか語る物語を作り上げることは、自分たちへの贈り物でもありますし、何よりも日本のみなさんにとって“贈り物”と感じていただけたら嬉しいです」と語り、本作の日本公開を楽しみにする気持ちを語った。

本作の主人公・ライリーは人生の転機となる高校入学を控え、勉強やスポーツを頑張る明るくて元気いっぱいの女の子。しかし、ある日ライリーの頭の中で“思春期警報”が鳴り響き、彼女の幸せを子供の頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの感情たちの前に、<大人の感情>シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れる。

そんな本作で、前作からちょっぴり大人に成長した主人公のライリーと、本作から新たに登場する感情のイイナー、ハズカシ、そして日本のゲームキャラクターをモデルに作られたというライリーの“秘密の推しキャラクター‟ランス・スラッシュブレード”のキャラクターデザインを担当した村山は、制作過程を振り返り、「ハズカシは、一番体格が大きいけど可愛くて思わずハグをしたくなるような感じを出しました。ライリーは大人でも子どもでもなく、少し気まずい感じというか、等身大の13歳を表現できるようにしました。嫉妬ってあまり可愛くない感情なので、イイナーは可愛く見えるように工夫しました。目にキラキラを入れるとちょっとポジティブな印象になりますよね、だからイイナーの目はキラキラしていて、日本のアニメのような表現ができました」と、本作でのキャラクターデザインに対するこだわりを語った。

そんなユニークな9つの“感情たち”はライリーを幸せにするためにみんなで力を合わせていくのかと思いきや、ライリーの将来のために彼女は変わらなければならないと考えたシンパイたちは、「もう、ライリーにヨロコビたちは必要ない」とヨロコビたちを司令部から追放してしまう。誰にでも優しく明るくて頑張り屋さんだったライリーは、<大人の感情>たちの暴走によって巻き起こされる“感情の嵐”にどんどん自分らしさを見失っていく。

そんな本作で描かれる個性豊かでカラフルな“感情たち”と“ライリーの物語”について、ケルシーは「私のいろんな部分をこの映画に込めましたが、主に描かれるのは自分を受け止めようということです。10代になると自意識が強くなって、自分に厳しくなります。外から自分を批判したりするから新しい感情が出てきて、自分のことを他の人と比べて良くないんじゃないかと思ってしまうんです。ライリーもそうやって悩んで自分を責めてしまうけど、最終的には自分を愛することを学ぶ、そういうことを作品に込めました」と語った。

そして来日した制作陣を歓迎するべく、青く涼やかな色合いのワンピースに身を包んだカナシミ役の大竹しのぶ、明るいオレンジ色のワンピースを身にまとったシンパイ役の多部未華子ら日本版声優陣が会場に駆け付けた。前作『インサイド・ヘッド』のファンであり、本作では常に最悪の将来を想像して、あたふたと必要以上に準備してしまう<大人の感情>シンパイを演じる多部は「私は前作を映画館に観に行ってすごく印象的で素敵な作品だと知っていて、今回初めて参加したので緊張しながら演じました。本当に素敵な作品だと前作の時から知っていたので、この作品に携わることができて幸せです」と、ピクサーの制作陣を前に挨拶。

前作から続投で内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしくて仲間思いなカナシミを演じ、ピートとは前作公開時以来9年ぶりの再会となった大竹は「あれから9年も経っていたなんて思えず…。ライリーの(物語の中での)成長は2年くらいですけど、それと同じくらいの感覚でした。コロナで時間が止まっていたこともあって、人生はあっという間に過ぎてしまって悲しいです…。でも再会できて嬉しいです!(前回お会いした時に)綺麗な本を頂いて、当時96歳だった私の母もそれを『なんて美しい色合いなの』って毎日見ていて。今もその本は家の本棚に大切に大切に飾っています」と笑顔を見せた。

日本語吹き替え版を担当する声優陣の声に、ピートは「Fantastic!本当に最高でしたね!英語バージョンよりももしかしたら良いと思うくらい素晴らしかったですね!」と大絶賛。ピートの感想を聞いた多部と大竹は「ええ!?」と目を丸くしてビックリ。大竹は「どこの国の言葉で表現しようとも、ストーリーや作品が素晴らしいので世界中で観てほしい作品です」と語り、多部は「声を録った日から今日まで、そして公開されてからもきっと“心配”でいっぱいだと思うんですけど、今褒めていただいたので、ちょっと調子に乗りたいなと思います」と、冗談を交えつつ、自身が演じたシンパイに重ねて語った。

さらに、ケルシーは「実は前作で人気だったビンボンも登場しているよ!見つけられた?」と本作に隠されたイースターエッグがあることを日本だけに告白。それを聞いた大竹多部は「ええ、どこ!?」と、ライリーの”想像上の友だち”ビンボン“が実はこっそり登場していたことに気づいていなかったようでまたもビックリ。ケルシーは「カナシミもそのシーンにいましたよ!」とカナシミを演じた大竹にヒントを、マークは「3回くらい観ると見つけられるかもね!」と冗談を飛ばし、会場は笑いに包まれた。

本作では“ライリーの物語”を通して、誰もが人生の中で一度は経験したことのある“感情の嵐”や、大人になると、ヨロコビは失われてしまうの…?という深いテーマが描かれている。ピクサー史上最も“優しさに包まれる感動のラスト”が待ち受ける本作について、世界中で“大人が共感する”という声が広がっているが、大竹は「1作目の時に、人間が最初にヨロコビを持って生まれてくるんだと描いたことがとても感動的で。そのヨロコビを支えるのはカナシミであったりイカリであったり、そこからさらにいろんな感情が出てきたことによって複雑になるんですけども。今回、みんなの頭の中がどうぞヨロコビでいっぱいになりますようにと、そのためにカナシミやシンパイやイカリがいるんだなと分かりました。とても良くできたストーリーなので、これからもライリーが成長するごとに作っていってほしいです」と語る。

多部は「ライリーが前作で生まれてから(本作で)思春期になるまで、自分も経験してきていますし、心配したり恥ずかしかったり羨んだり、誰もが経験してきたことで、それがグサグサと心に刺さって共感ばかりなんです。どの感情になった自分も自分らしさに繋がるんだってことを、鮮やかな映像で教えてくれます。もう一回みて、もう一回刺さりたいです。共感できるところがたくさんあるなって、大人になった私も思いました」と、ライリーの物語に思わず自分の人生を重ねて共感したことを明かした。

さらに、来日を記念して大竹と多部から制作陣に、本作のようにカラフルな絵付けがされた石川県の伝統工芸品である九谷焼をサプライズでプレゼントする一幕も。代表して大竹からケルシーに手渡されると、ケルシーは「いろんな感情があって美しい!これから何年も大切にして宝物にします!」と喜びのコメント。

ケルシーは続けて「僕からもサプライズがあります!どなたか誕生日って聞きましたよ!」というと、大竹は「Yes!」と嬉しそうに声を挙げた。なんと7月17日に誕生日を迎えた大竹にバースデープレゼントをサプライズで用意していたという。本作でも重要なカギを握る、日々の記憶が詰まった“思い出ボール”にちなみ、大竹がカナシミのアフレコをしているところをケルシーが描いた“思い出ボール”と、大竹が演じたカナシミをイメージした青色の美しい花束が贈られると、大竹は「こんなに美しいバラを頂いて嬉しいし、これからもヨロコビを支えて生きていきます」と、喜びをにじませ、会場はほっこりとした雰囲気に包まれた。

最後に、本作の公開を楽しみにしている日本のファンに向けて、制作陣を代表してケルシーが「日本で公開できることを本当にワクワクしています!8月1日日本公開と書いてあるカレンダーを見ては、いつも楽しみにしていました。チーム全員で、一生懸命何年もこの作品を作るために頑張ってきました。劇場で是非ご覧になって楽しんでください!」とアツいメッセージを贈り、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

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ストーリー
どんな感情も、きっと宝物になる―ディズニー&ピクサーが贈る、あなたの中に広がる<感情たち>の世界。少女ライリーを子どもの頃から見守ってきた頭の中の感情・ヨロコビたち。ある日、高校入学という人生の転機を控えたライリーの中に、シンパイ率いる<大人の感情>たちが現れる。「ライリーの将来のために、あなたたちはもう必要ない」―シンパイたちの暴走により、追放されるヨロコビたち。巻き起こる“感情の嵐”の中で、ライリーは自分らしさを失っていく…。彼女を救うカギは、広大な世界の奥底に眠る“ある記憶”に隠されていた―。

『インサイド・ヘッド2』
日本語版声優:大竹しのぶ(カナシミ)、多部未華子(シンパイ)、横溝菜帆(ライリー)、村上(マヂカルラブリー/ハズカシ)、小清水亜美(ヨロコビ)、小松由佳(ムカムカ)、落合弘治(ビビリ)、浦山迅(イカリ)、花澤香菜(イイナー)、坂本真綾(ダリィ)
監督:ケルシー・マン(『モンスターズ・ユニバーシティ』、『2分の1の魔法』)
制作:マーク・ニールセン(『トイ・ストーリー4』)
日本版エンドソング:「プレゼント」Performed by SEKAI NO OWARI
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/insidehead2

2024年8月1日(木)全国劇場公開

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