映画『#スージー・サーチ』(8月9日(金)公開)をひと足早く鑑賞した4名のクリエイターから、本作の世界観を表現したイラストと応援コメントが到着した。
「いいね!」やフォロワー獲得に魅入られていくインフルエンサーと、それを欲する現代社会をブラックかつコミカルに描いた本作。監督は本作が長編デビュー作となる新鋭ソフィー・カーグマン。主演にカーシー・クレモンズ、共演にアレックス・ウルフを迎え、現代的なテーマをポップな色彩で映し出す。
本作の主人公は、ポッドキャストで未解決事件の考察を配信するもフォロワーの増えないスージー。ある日、インフルエンサーとして人気を集める同級生ジェシーの失踪事件を得意の推理で解決したスージーは、一躍世間から注目を集めるが、事態は思わぬ方向に転がっていく。
今回到着したイラストは、ポップな色彩の世界観を表現しつつも、不穏なアイテムやメッセージが散りばめられたものとなっている。
ヘッドホンを身につけたスージーを中心に、ポッドキャスターに欠かせないマイクや鍵など、劇中に登場するアイテムを繊細なデザインのアイシングクッキーで表現したのは、映画をメインに可愛いデザインのcookieを作っている、おなかいたい。
また、一枚のイラストからメッセージが伝わってくる、「いいね!」や「コメント」に押しつぶされそうになるスージーを描いたのは、独創的な世界観で魅了するイラストレーターのAki Ishibashi。
さらに、バイト先の制服を身に纏ったスージーの周りに、ロープや透明袋に入った髪の毛など不穏なアイテムを散りばめて描く、イラストレーターのLU22 / HARUNA MAEDA(マエダハルナ)。
ここから一体どのような展開が待ち受けているのかと想像が膨らんでしまう、ストーリー仕立てのイラストを描いたレイナス。
4名のクリエイターからのイラストとコメントは以下のとおり。
イラスト&コメント(敬称略)
発信活動をするもなかなか芽が出ないもどかしさ、スージーの気持ちに共感してしまう人も多いのでは。まさに私もそのうちのひとりだから。
そんな不器用で孤独なスージーが同級生の失踪事件に迫っていく。
注目されるには時には危険なスパイスも必要なのね~!覚えておきます笑
ポップで可愛いインテリア・ファッションにも注目。
ハラハラ、ゾクゾクなストーリーとの組み合わせがクセになります♡
おなかいたい
ストーリーのスリラーな印象とポップな演出が入り混じり
その曖昧さが現代のSNS社会を表現しているように感じる作品。
深みにはまっていくシーンが続きながら
淡々と展開するコミカルさに不気味さを覚えました。
評価されることに極端に偏ってしまっている現代人の倫理感、
バズり=成功だという価値観の怖さを再認識しました。
Aki Ishibashi(イラストレーター)
自分の才能を世に認められ注目を浴びたい、そんな思いから始まる
どこにでも居そうな普通の大学生の闇が、コミカルに表現された映画でした。
現代を生きる私達ならば誰もが感じたことのある”承認欲求”をテーマに、
SNSに取り憑かれた主人公の巧妙な立ち回りに何度も身震いしました。
SNS社会において非常に興味深く、風刺の効いた、そんな作品です。
LU22 / HARUNA MAEDA(マエダハルナ)(イラストレーター)
楽しそうにポッドキャストを録っているスージーが数字を見てがっかりしてしまう切なさよ……。“いいね”がほしい現代人を単に愚かな存在として描かないあたりに誠実さを感じる一作。
予想もつかないダークな展開に驚いたけれど、いいときも悪いときも感情が全部顔に出てしまうスージーが最高に可笑しかったです!
レイナス(ライター/イラストレーター)
『#スージー・サーチ』
出演:カーシー・クレモンズ、アレックス・ウルフ、ジム・ガフィガン
監督:ソフィー・カーグマン
脚本:ウィリアム・デイ・フランク
撮影:コナー・マーフィ
音楽:ジョン・ナチェズ
2022年/アメリカ・イギリス/カラー/ビスタ/5.1ch/105分/G/英語/原題:Susie Searches
配給:SUNDAE
(C) 2022 Susie Production Inc All Rights Reserved.
公式サイト:https://sundae-films.com/susie/
公式X:https://twitter.com/SUNDAE_FILMS
公式Instagram:https://www.instagram.com/sundae_films/
8月9日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開