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江口のりこが暴走する妻を怪演『愛に乱暴』場面写真解禁 著名人からのコメントも続々

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映画『愛に乱暴』(8月30日(金)公開)の場面写真と、各界著名人からのコメントが到着した。

本作は、人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた吉田修一の同名小説を、江口のりこ主演で森ガキ侑大監督が映画化したヒューマンサスペンス。共演には小泉孝太郎風吹ジュン馬場ふみから個性豊かな俳優陣が名を連ねる。

夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子は、「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。平穏だったはずの日常は少しずつ乱れ始め、やがて追い詰められた桃子は、いつしか床下への異常な執着を募らせていく…。

近隣で相次ぐ不審火、愛猫の失踪、そっけない夫の態度、過干渉の姑、挨拶を返さない隣人、不穏な不倫SNSアカウント……と、日々のストレスを溜めこみながらそれらを振り払うように「丁寧な暮らし」を心がけ、良き妻、良き嫁を演じていた江口扮する主人公・桃子。

今回解禁されたのは、そんな桃子が真っ赤なリップを無表情で塗る姿、丸ごとのスイカを抱え愛人宅に突撃する姿、チェーンソーを傍らに畳をはがし床下に潜りこむ姿、床下を徘徊する姿、そして夜の町を駆け抜ける姿など、規律を守って生きてきた桃子が、危うさ全開で暴走するカットの数々。

ひときわ目を引くのは、赤いチェーンソーを抱きかかえ、泥だらけの姿で床下に横たわる姿。一体なにがあったのか。なぜ桃子はチェーンソーを手にしたのか。そして床下へ執着する真意とは。なお、この“床下ゆりかご”写真は8月9日(金)から9月5日(木)まで、東京・新宿ピカデリーと大阪・なんばパークスシネマの巨大柱装飾に登場する予定だ。

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また今回、桃子を演じる江口に、岩松了(劇作家・演出家・俳優)、早川千絵(映画監督)、ひらりさ(文筆家)、岡山天音(俳優)、光石研(俳優)ら著名人から称賛の声が続々と到着(コメント全文は下記に記載)。

森ガキ監督は、江口の役作りについて「江口さんは、下準備をしてから現場で仕上げていくアプローチ。撮影を重ねるにごとに桃子像にリンクしていった。現場で『桃子ならこうするんじゃない?』と多数のアイディアを出してくれました。たくさん議論を交わし、実際に江口さんのアイディアを採用して脚本を変えた部分もあります」と撮影秘話を明かしている。

著名人コメント(五十音順/敬称略)

伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論家)
どこまでが偽装?
何が真実?
愛についてのあれこれが
江口のりこによって掻き乱される。
このトリックを一度で見破れるか。
それは言葉から服からほつれ出す。

岩松了(劇作家・演出家・俳優)
これこそ義理の嫁の話。
観始めたときは「江口のりこ、頑張ってるな」だったのが
観終わる頃には「桃子さん、頑張って!」になってた。
『セーラー服と機関銃』ならぬ『桃子とチェーンソー』
割烹着?いやいや、桃子には着るべき服がない!

岡山天音(俳優)
「映画」すぎました。
格好良い映画でした。表現が格好良すぎます。
人物に語らせていないのに人物が語りまくっています。
これを書きながら、なんだか文章が上手くまとまりません。
それは僕の語彙力の問題なのか、まっさらでこの映画と出会ってほしいからなのか、わからない。
人生って怖い!悲しい!最悪!
でもこの映画は最高。

SYO(物書き)
不条理を丁寧にかき混ぜて、型に流し込んで出来上がった
見た目はすべすべ、中身は醜く凝り固まった男性優位社会。
主婦を《おかしく》したのは本当に周囲の《個人》なのか?
日本映画の文法で、埋められた澱を掘り起こす反語の一作。

児玉美月(映画文筆家)
必死にしがみついていたものを手放してみても、
人生は案外しぶとく続くかもしれない。
映画が幕を閉じるとき、
始まりを告げる狼煙が上がる。
『愛に乱暴』の放った炎が飛び火して、
あなたの燻る心を焦げつかせてゆく。

早川千絵(映画監督)
暴走する女のヒリヒリした孤独。
痛い。でも愛おしい。

ひらりさ(文筆家)
夫は無関心。姑も冷たい。しんどい。ひりひりする。息が詰まる。限界を迎えて暴走する桃子には、一種の魅力がある。「もっとやれ」と思ったし、こちらもつられそうになった。
それでも。孤独に駆け抜けた桃子が到達するラストには、とてつもない人間愛が込められていた。愛に愛を返してもらえない辛さを抱えつつも、自暴自棄になりきれずに必死に生きている人たちへの、心からのエール。
桃子、あなたも私も幸せになれるよ。絶対に。

光石研(俳優)
森ガキ組が江口のりこに挑む。脅し、突き放し、追い詰め、泥まみれ。しかし、彼女は全く動じない。しっかり森ガキ映画を牛耳ってる。ラストの江口のりこの顔は必見!
僕はこれからも、変わらず江口さんのファンを続ける。


ストーリー
夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子は、義母から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うように、センスのある装い、手の込んだ献立などいわゆる「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、度々表示される不気味な不倫アカウント…。平穏だったはずの日常は少しずつ乱れ始め、やがて追い詰められた桃子は、いつしか床下への異常な執着を募らせていく…。

『愛に乱暴』
出演:江口のりこ 小泉孝太郎 馬場ふみか 水間ロン 青木柚 斉藤陽一郎 梅沢昌代 西本竜樹 堀井新太 岩瀬亮 / 風吹ジュン
原作:吉田修一『愛に乱暴』(新潮文庫刊)
監督・脚本:森ガキ侑大
脚本:山﨑佐保子/鈴木史子
音楽:岩代太郎
製作幹事:東京テアトル/読売テレビ
制作プロダクション:ドラゴンロケット
配給:東京テアトル
(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024「愛に乱暴」製作委員会

公式サイト:www.ainiranbou.com
公式X:@ainiranbou

8月30日(金)全国ロードショー

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