映画『ソウルの春』(8月23日(金)公開)より、キム・ソンス監督やファン・ジョンミン、チョン・ウソンらキャスト陣が撮影の舞台裏を語るメイキング映像が解禁された。
今日「粛軍クーデター」「12.12軍事反乱」などとも言われる韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描かれる本作。韓国で公開されるやいなや、事件をリアルタイムで知る世代はもちろん、事件を知らない若者たちの間でも瞬く間に話題となり大ヒットスタート。独裁者の座を狙う男チョン・ドゥグァンへの激しい怒りと、彼に立ち向かったイ・テシンへの共感に、心をそして魂を揺さぶられた観客たちの世代を超えた熱量に支えられ、最終的には国民の4人に1人が劇場に脚を運び、1,300万人以上の観客動員を記録。コロナ禍以降の劇場公開作品としてはNO.1(2024年3月末日現在)となる歴代級のメガヒットとなった。
「1979年、私が19歳高校3年生の時、闇の中で響き渡る銃声を聞いて以来、長年の疑問でした」というキム・ソンス監督は、国家の命運を変える事件を映画化するにあたり「大勢が関わる一夜の壮大な物語をはたして映画化できるのか、さらにどうすれば若い世代にも見てもらえるか」と並々ならぬ熱意で準備していったと説明。脚本については、「興味深く読みました」(ファン・ジョンミン)、「手に汗握りましたね」(キム・ソンギュン)「オファーを受けて運命を感じました」(チョン・ウソン)とキャスト陣もその物語に惹きつけられたことを明かす。
そして監督のこだわりが如実に表れているのが、この物語を描く上での“時代考証”で「当時の陰鬱な雰囲気まで表現したくて、1979年に制作された映画や写真、ニュースなどのカメラアングルも参考」にしたり、陸軍本部の地下施設、首都整備司令部などのセットも細部にわたり再現されていった。このこだわりには思わずファン・ジョンミンも「70年代みたいだ」と感心するほどで、チョン・ウソンが「我々が演じる時の感情やパワーがそのまま感じられるようなセット」と紹介する撮影現場で、熱演する俳優陣たちの姿が。
「リハが多かった。だから疲れることもありました」と振り返るファン・ジョンミンも自ら積極的に共演者と息をあわせ、その甲斐あって監督が求める「意見が衝突し欲望が絡み合う姿をリアルに描きたかった」という思いが見事に具現化されている。キム・ソンス監督は「観客がその場にいると錯覚するほど没入感を高くしたかった」と語った。
『ソウルの春』
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
監督:キム・ソンス
脚本:ホン・ウォンチャン、イ・ヨンジュン、キム・ソンス
2023年/韓国/韓国語/142分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子/字幕監修:秋月望
原題:서울의 봄(英題:12.12:THE DAY)/G
配給:クロックワークス
(C) 2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
公式HP:https://klockworx-asia.com/seoul/
公式X:@19791212theday
8月23日(金)新宿バルト9ほか全国公開
関連記事
■ 映画『ソウルの春』ファン・ジョンミン、チョン・ウソンらからコメント動画到着 キム・ソンス監督のメッセージも
■ 映画『ソウルの春』ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミンら演じるキャラクター予告編解禁
■ 【応募終了】ファン・ジョンミン×チョン・ウソン主演『ソウルの春』トークショー付き試写会10組20名様☆
■ 『ソウルの春』日本版ポスタービジュアル&予告編、場面写真解禁 映画前売券付きブロマイドも発売決定
■ ファン・ジョンミン×チョン・ウソン『ソウルの春』8月公開決定 韓国現代史を揺るがした衝撃の事件を映画化