【重要】アネモ会員システム全面リニューアルのお知らせ

第74回ロカルノ映画祭 Junior Jury Award受賞『たとえ嵐が来ないとしても』予告編が解禁 9月21日(土)より大阪・名古屋での上映も決定

画像1

第74回ロカルノ映画祭(2021年)のコンペ部門で世界初上映され、最優秀作品賞Junior Jury Awardを受賞したフィリピン映画『たとえ嵐が来ないとしても』(シアター・イメージフォーラムにて9月14日(土)公開)の予告編が解禁された。併せて、9月21日(土)より大阪・第七藝術劇場と、名古屋・シネマスコーレでの上映も決定した。

2013年11月8日、史上最大の台風ハイエンがレイテ島のタクロバンを襲った。死者・行方不明者7361人、総被災者は人口の約16%にあたる1600万人に上り、フィリピン史上最大の被害をもたらしたと言われている。

タクロバン出身のカルロ・フランシスコ・マナタッド監督は壊滅状態となった故郷の物語を2014年に執筆し始める。被災地のリアルな状況をカメラに収めたかったマナタッド監督は必至の努力の結果、世界8か国からの助成を取り付け、被災から約6年後の2020年2月に復興途中のタクロバンの実際の被災地で本作を撮影。

画像2
画像3

この度公開された予告編でも被災直後の状況がリアルに描かれており、また襲ってくる台風への恐怖、生き残った人々の混乱をフィリピンのトップスターであるダニエル・パディリアと、ラブ・ディアス監督『立ち去った女』等の名優チャロ・サントスが生々しく演じている。また、ヒロインで元MNL48のランス・リフォルが歌う劇中歌からマナタッド監督のシュールな世界観を感じ取る事ができる。

マナタッド監督にとって初長編となった『たとえ嵐が来ないとしても』(英題:WHETHER THE WEATHER IS FINE)は、第74回ロカルノ映画祭(2021年)のコンペ部門で世界初上映され、最優秀作品賞Junior Jury Awardを受賞。「野心的で奇妙なドラマ」(The Film Stage)、「シュールな災害ドラマに胸が熱くなる」(NME)、「フィリピン映画の最高傑作」(Smash Cut)など絶賛された。

画像4
画像5

ストーリー
台風ハイエンが街を襲った影響で、宗教狂信者、自暴自棄者、犯罪者、逃げ惑う動物たちが街に野放しになった。ミゲルは無気力な青年であったが、恋人アンドレアと母ノーマという2人の女性を探し出すために廃墟を歩き回る。二人を見つけるとミゲルは、この街は危険だから去ろうと説得をする。嵐の到来という新たな噂が浮上し、脱出のための時間が徐々になくなっていく中、彼は愛する二人を説得するために留まるか、自分ひとりで町を出るかの決断を迫られる。

『たとえ嵐が来ないとしても』
出演:ダニエル・パディリア、ランス・リフォル、チャロ・サントス
監督・脚本:カルロ・フランシスコ・マナタッド(初長編監督作品)
原題:Kun Maupay Man It Panahon
英題:Whether the Weather Is Fine
2021年/フィリピン/104分/ワライ語/字幕:日本語、英語
配給:Foggy

公式サイト:https://movie.foggycinema.com/tatoearashi

9月14日(土)より渋谷 シアター・イメージフォーラムにて公開
9月21日(土)より大阪 第七藝術劇場にて上映
9月21日(土)より名古屋 シネマスコーレにて上映

目次