山本奈衣瑠主演、吉行和子共演『ココでのはなし』11月8日(金)公開決定 予告編が解禁

ココでのはなし

2021年東京オリンピック開催直後、都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”を舞台に、住み込みバイトの詩子と“ココ”に集う人々の交流と愛おしい日々を綴った映画『ココでのはなし』が11月8日(金)に公開することが決定。併せて、ポスタービジュアル・場面写真・予告編・コメントが一挙解禁となった。

ワルシャワ国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、インディ映画では異例となる10以上の海外の映画祭で上映され、市井の人々への温かい眼差しと美しい映像で世界中で高い評価を得た本作。主演は、『猫は逃げた』『走れない人の走り方』『SUPER HAPPY FOREVER』『夜のまにまに』の山本奈衣瑠。脇を固めるのは、吉行和子結城貴史三河悠冴生越千晴モト冬樹など、世代を超えたキャストが集結している。

監督を務めるのは、18歳から独学で映画制作の道に入ったという、現在31歳の新鋭こささりょうま。長編デビュー作となる本作では、これまでMVやドラマで培った手腕で、今を切に生きる人々の機微と営みを丁寧に紡ぎ出す。

解禁となった予告編では、前半、都会の喧騒に佇むゲストハウス“ココ”に住み込みで働く詩子(山本奈衣瑠)が、元旅人でオーナーの博文(結城貴史)と、SNSにハマりライフハック動画を配信する泉さん(吉行和子)と共に慎ましくも満ち足りた生活を送っている様子が映し出されている。

そして、詩子の「これは”ココ”で出会った皆の話。日々に少しだけ疲れてしまった人の話だ」というモノローグとともに、バイト先が潰れてしまい目標もなくくすぶっている青年・存(三河悠冴)、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルー(生越千晴)など、ゲストハウスに訪れる人々の背景が映し出される。そして笑顔でお客さんを迎える詩子にも、父親の(モト冬樹)との確執でわけあって田舎を飛び出してきた過去があり…。そんな悩みを抱える若者たちに泉さんが「皆、なんか焦ってない?若いのなんて人生のうちの一瞬よ」と語りかけ、観る者の胸を掴む予告編が完成した。

予告編でも使用されている主題歌「36.5」は、東京府中発のギターロックバンドkoboreが本作のために書き下ろした楽曲。日々懸命に生きる人々に寄り添うメッセージソングで、作詞を手がけた佐藤赳(Vo/Gt)は、「人それぞれに存在する体温、温もりを出来るだけ背伸びをしないように表現しました」とコメントを寄せている。

また、本作の撮影が行われたのは、ゲストハウスの聖地として知られ、日本のみならず世界中から宿泊者を迎える実在のゲストハウス「toco.」。映画の世界観を引き立てる、築100年超の日本母屋を残した景観を予告編からも垣間見ることができる。

併せて解禁されたポスタービジュアルは、詩子と泉さんが笑い合う姿が大きく映し出された写真とともに、登場人物や劇中に登場するアイテムのコラージュやイラストが配置されたもの。「いつでも帰っておいで」のコピーが添えられ、心温まるストーリーを思わせるビジュアルとなっている。さらに、ゲストハウス“ココ”特製のおにぎりや泉さんお手製の果実酒をふるまう様子、ゲストハウスの住人と宿泊者が縁側で集まって談笑する場面など、“ココ”での愛おしい日々が垣間見ることができる場面写真も解禁された。

キャストと監督、そして主題歌を手がけたkoboreの佐藤赳からコメントは下記の通り。

コメント(敬称略)

■山本奈衣瑠
みんなじゃなくて良いから、そこにいるあなたに届けたい。と、この作品が完成した時に思いました。撮影から約三年、本公開に至るまで言語が違う様々な国を映画祭で巡りました。時間をかけてゆっくりこの作品でしたかった事を経てやっと全国の皆さんにお届けする事が出来ます。環境もルーツも違う沢山の方々に触れてもらった「ココでのはなし」に是非皆さんにも触れて頂きたいです。

■吉行和子
こささ監督を中心に、若い人たちの仲間に入れて貰えて、とても楽しい撮影現場でした。
「おひとりさま」問題が取り上げられている現在ですが、こういう人生が送れたらいいな、と思える私の役でした。役の上とはいえ、新しい体験もできて新鮮でした。
色んな年代の方に観ていただきたい映画です。

■結城貴史
こささ監督と初めて出会ったのは2013年夏のとある映画、その作品が彼の初現場だったと記憶している。
“いつか僕が監督やる時は絶対に出演してください!”
時は経ち、その言葉を現実のモノとしてくれたこささ監督。
大切に紡いできた脚本の世界観、かけがえのない時間をこの映画の中で共に過ごせさて頂きました。
僕、自身も居場所をずっと探してきました、それは今も続いているのですが、この作品もまた、間違いなく僕の道標となりました。
ホッと一息立ち止まりたくなったらこの優しい映画を想い出してください。

■三河悠冴
澄みきった真っ直ぐさを持っている人々が、迷いながらも懸命に、丁寧に生きようとする様をとても愛おしく描いています。
僕自身も今回の役を通して生きていく上で大切なことはなにか、立ち止まって改めて考えるいい機会になりました。
忙しない今だからこそ、多くの人に見てほしいです。

■生越千晴
ついに『ココでのはなし』が劇場公開されることになりました。
日々生きていると落ち込んだり悩んだりします。そんな時に優しく柔らかく心をハグしてくれるようなそんな作品になっていると思います。だからこそたくさんの方々に観てもらえること、やっと届けられることがとても嬉しいです。
ぜひ劇場でご覧ください!

■モト冬樹
「ココでのはなし」は
ココというゲストハウスに集まる悩みを抱えた人達がそれぞれの居場所をみつけていく映画です
俺は山本奈衣瑠ちゃん演じる戸塚詩子の父親で、地域の人達と娘の思惑とに板挟みになっています
とてもナチュラルに演じている奈衣瑠ちゃん
私も極力自然な演技にこころがけました
優しい素敵な映画です
心に居場所がみつからないあなた
ゲストハウス「ココ」に寄ってみてはいかがですか?

■こささりょうま監督
色々な国へ旅をしてきた「ココでのはなし」が遂に日本で公開されます。
この映画は、これまで多くの素晴らしい出会いをくれました。
次は、皆さんに出会えるということですね。心が浮き立ちます。
忙しない毎日の中で、ホッと一息できる映画です。
皆さんと一緒に、この映画の旅を楽しみたいと思っています。

■kobore 佐藤赳(Vo/Gt)
“ココでのはなし” 公開おめでとうございます。
こんなに素敵な映画に音楽という形で携わる事ができてとても光栄に思います。

人の優しさや温もりが沢山詰まった映画でした。
見た後に誰かに会いたくなるような、自分少し頑張り過ぎちゃってないかな?と考えさせられるような感覚になりました。

楽曲”36.5″も人それぞれに存在する体温、温もりを出来るだけ背伸びをしないように表現しました。
曲を聴き終わった後にもっと自分を大切にしていいんだと思ってもらえたら嬉しいです。

僕たちの音楽がこの映画を通してみんなの心の中に温かく届くことを願ってます。

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ストーリー
ここは、人生の休憩場所。
2021年東京オリンピック開催直後、都会の喧騒に佇むゲストハウス「ココ」。住み込みでアルバイトとして働く詩子は、元旅人でオーナーの博文とSNSにハマりライフハック動画を配信する泉さんと共に、慎ましくも満ち足りた生活を送っている。ココにやってくるのは、バイト先が潰れてしまい目標もなく、くすぶる存や、声優の夢を諦め就職しようとするも、両親から帰国を促されている中国人のシャオルーなど、悩みを抱える若者たち。そして笑顔でお客さんを迎える詩子にも、わけあって田舎を飛び出してきた過去があった…。
「休憩が大事。考えながら休んでいいのよ」ココでの生活が、日々に疲れてしまっている人々の心を少しずつ解きほぐしていく。

『ココでのはなし』
山本奈衣瑠 結城貴史 三河悠冴 生越千晴 宮原尚之 中山雄斗 伊島 空 小松勇司 笹丘明里 三戸大久 モト冬樹 吉行和子
監督:こささりょうま
脚本:敦賀 零 こささりょうま
主題歌:kobore「36.5」(日本コロムビア)
エグゼクティブプロデューサー:笠井出穂
プロデューサー:渡邊健悟 小林紀美子 小原拓真
助監督:内田知樹 撮影:岩渕隆斗 照明:小松慎吉 録音・整音:落合諒磨 美術:佐々木麗子 衣裳:牧野優志 ヘアメイク:南辻光宏 写真:石原汰一 編集:深沢佳文 音楽:田中拓人
企画・製作・プロデュース:BPPS
協力:日本コロムビア / 講談社 ワインド・アップ pingset 割烹 いそ崎
2023年/日本/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/カラー/86分
配給:イーチタイム
(c)2023 BPPS Inc.

公式サイト:cocohana-film.com
公式X:@cocohana_film
公式Instagram:@cocohana_film

2024年11月8日(金)シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国順次公開

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