大黒友也監督『ゴミ屑と花』へ著名人コメントが到着 併映の短編『ユウジッ!!』のポスタービジュアル&場面写真公開

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映画『ゴミ屑と花』が、「田辺・弁慶映画祭セレクション2024」にて、9月1日(日)~9月5日(木)にテアトル新宿、9月21日(土)にテアトル梅田にて劇場公開される。この度、新ビジュアルと、各界から絶賛コメントが到着。
また、併映の新作短編『ユウジッ!!』のポスタービジュアルと、場面写真も到着した。

綿密な取材と実際のゴミ収集会社の協力により制作された『ゴミ屑と花』。精神的な理由により自衛隊のパイロットを辞め、家族を養うためにゴミ収集の仕事に転職した浩一。指導員・花とともに深夜の収集を担当し、重く汚れたゴミの量に圧倒される。批判、感謝、無関心、様々な人の眼差しを受けながら、周囲を汚さず通行者に配慮しながらひたむきに働く花。浩一はそんな彼女の生き方に、ある種の“美しさ”を感じ始める――。

監督は、中田秀夫、黒沢清、三池崇史や日本映画界を牽引する監督たちの現場に参加してきた大黒友也。夜の街を駆ける主演のふたりを、植木祥平花柳のぞみが務める。

各界から届いたコメントでは、お笑い芸人・ごみ清掃員のマシンガンズ滝沢秀一が「社会を反映させるごみを通して、様々なことを理解する登場人物の成長を吸収できる」と絶賛。映画監督の犬童一心は「鋼鉄の塊が魅力的に現れて、人間故の弱さと温もりが露になる」と評価。映画監督の三島有紀子は「暗闇の真夜中に人知れず誰かのために生きている人たちの映画だ」、映画監督の藤井道人は「名だたる監督の手腕が継承されている」とその魅力を語った。幡野広志(写真家)、井土紀州(映画監督・脚本家)ほか、コメントの全文は本記事下にご紹介。

併映の新作短編『ユウジッ!!』は、大黒友也が「田辺・弁慶映画祭セレクション2024」のために撮り下ろした最新短編映画。

元ボクサーの役者・ユウジは過去に敗れたボクサー・大谷とYouTube企画で対戦することになる。ユウジは大谷と戦い、ボクシングも役者も中途半端な自分を変え勝つため全力で試合に臨む。

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主演を務めるのは、『お母さんが一緒』(橋口亮輔監督/24)『ペナルティループ』(荒木伸二監督/24)などに出演し、ボクシングC級プロライセンス取得とボクシングの試合経験もある武田祐一。ユウジの妻・かおりを演じるのは菊池明明。ユウジの対戦相手・大谷には、日本スーパーウェルター級4位、OPBFスーパーウェルター級13位、角海老宝石ジム所属の現役プロボクサー小林柾貴が初演技に挑戦した。

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映画『ゴミ屑と花』コメント

マシンガンズ滝沢秀一(お笑い芸人・ごみ清掃員)
僕はごみ回収中に作品に出てくる“花”を見たことがある。“花”は見ようと思わなかったら見ることが出来ない。
この作品はどのように世の中を見たら清冽に映るかを示してくれる。
社会を反映させるごみを通して世界の様々なことを理解する登場人物の成長を、30分で僕らは吸収できる。

赤堀雅秋(演出家・劇作家・俳優・映画監督)
まなざしが優しい。
まだ人間に絶望してない若さがうらやましい。

井土紀州(映画監督・脚本家)
夜の街を走るゴミ収集車、黙々と働く作業員たち。
大黒友也は、新人とは思えない的確な演出でその様子を描いていく。
そして、愚直なくらい真っすぐに人間を見つめる。

犬童一心(映画監督)
鋼鉄の塊が魅力的に現れて、そこにいる人間の人間故の弱さと温もりが露になる。そんな、トラック、戦車、ロボット映画数々の名作に臨む『ゴミ屑と花』。鋼鉄好きにはたまらない。

佐渡島庸平(編集者)
大黒さんは、僕のところに持ち込みをしてくれているクリエイターだ。
短編映画を完成させた。
いいクリエイターは、世間の人が見落としてる感情について描く。
現代のインビジブルマンとして、ゴミの収集をする人々を描いた。
すごく素敵な短編に仕上がっていて、彼は次、僕にどんな作品を持ち込んでくるのだろうかと、打ち合わせするのが楽しみになった。

幡野広志(写真家)
相手がどんな人かわからないから攻撃してしまう。
すれ違う全ての人に歩んできた人生がある。
捨てられるゴミですらきっかけにして、人と人は繋がることができる。

藤井道人(映画監督)
『ゴミ屑と花』を見て、大黒監督が様々な監督の助監督として映画に参加し続けた真摯な眼差しと映画愛を垣間見た気がした。名だたる監督の手腕はこのように継承され、いつか、花になるのかと思うと羨ましさを隠さずにはいられなかった。
大黒監督の、長編作品をいちファンとして心から楽しみにしています。

松崎健夫(映画評論家)
指導員の橋本は、ゴミ袋を車両の投入口に放り投げ、無駄口を叩くことなくゴミを回収してゆく。その毅然とした所作は、まるでハードボイルド作品に登場するキャラクターのようなのである。そして、研修中の新人と相互理解を形成するプロセスは、ロードムービーのようでもある。夜の街を征くゴミ収集車と市井の人々の姿。明けない夜はないとする。その、たった一夜を描くだけで、これほどまで鮮やかに社会や人間を描くことができるとは。

三島有紀子(映画監督)
自分という人間はゴミなのか。そう思う瞬間が自分にもある。
これは、暗闇の真夜中に人知れず誰かのために生きている人たちの映画だ。
大黒さんは、一緒に映画を何度も作ってくれた人だが、誰も見ていないところでもそっと動き、演出家として的確な力強さと品がある。
ゴミが花になり、ゴミから花は生まれる。
是非長編も観てみたいです。

『ゴミ屑と花』
出演:植木祥平 花柳のぞみ
岩本淳 木村知貴 ステファニー・アリアン 中野剛 岩立紫竜
脚本:小谷香織 大黒友也 
監督:大黒友也
音楽:今村左悶 撮影:佃友和 照明:竹森哲平
録音:荒武芙紗子 助監督:山本屋歩 ヘアメイク:石部順子 伊藤まどか
編集:吉川智也 整音:茂木祐介 スチール:西永智成
キャスティング協力:杉山麻衣 ドローン撮影:高橋智紀
車両運行支援:尾崎裕司 制作応援:佛木雅彦 演出応援:羽生敏博
撮影応援:岡本錬 佐藤大真 VFX:渡邊広樹
スタジオオペレーション:大村知也 音楽ミックス:江渡佳彦 今村左悶
音楽協力:エム・スタイル 字幕:近藤希実
2023年/30 分/ 日本/ カラー/16:9/ ステレオ
協力:武松商事株式会社
配給:OHGURO FILM
(C)OHGURO FILM
公式サイト:https://gomikuzutohana.studio.site/

『ユウジッ!!』
出演:武田祐一 武田宝太 菊池明明 岸田研二 飯田まさと 藤代太一 小林征貴
脚本・監督:大黒友也
撮影:西岡空良 照明:竹森哲平 録音:荒武芙紗子
音楽:今村左悶 撮影助手:大西恵太
2024年/25分/日本/カラー/16.9/カラー
制作応援:谷川詩織 助監督応援:羽生敏博 照明応援:大久保黎皇
制作・配給:OHGURO FILM
(C)OHGURO FILM

『ゴミ屑と花』(併映『ユウジッ!!』)
田辺・弁慶映画祭特集上映「弁セレ2024」にて、
2024年9月1日(日)~9月5日(木)にテアトル新宿、9月21日(土)にテアトル梅田にて劇場公開

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