映画『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』(9月25日(水)より東京都写真美術館ホール、9月27日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開)の予告編が解禁された。
本作は、オノ・ヨーコや草間彌生をはじめとした世界で活躍する女性アーティストを撮影してきた写真家・松本路子が、20世紀を代表するアーティスト、ニキ・ド・サンファルの作品を訪ねて世界を旅するドキュメンタリー映画。
予告編は、ニキがライフルを構え射撃を行う映像から始まる。ニキの作品は、女性としての様々な困難や社会の矛盾への怒りをぶつけた60年代初頭の射撃絵画の時代を経て、陽気でカラフルな解放された女性像「ナナ」シリーズ、奇想天外な野外彫刻へと発展していく。
また、小泉今日子のナレーション、そして監督・撮影・脚本を手掛けた松本の語りに導かれ、様々なニキの作品や、松本自身が撮影した貴重なニキの写真の数々、そしてグラン・パレのニキ回顧展キュレーターのカミーユ・モリノーや、ニキアート財団理事長でありニキの孫でもあるブルーム・カルデナスのインタビュー映像を垣間見ることができる。
さらに、上田ケンジと小泉のユニット「黒猫同盟」によるオリジナルエンディング曲「Viva Niki」も聴くことができる。
モリノ―が「20世紀最初のフェミニスト・アーティスト」と称するニキ、そして彼女が20年の歳月をかけてイタリア、トスカーナに制作した奇跡の彫刻庭園「タロット・ガーデン」を巡る本作。松本は「この映画で、ニキの解き放たれた創造の魂と、壮大な宇宙的空間を伝えることができたら、と願っている」と語る。
「ニキが残した多くのメッセージを、次の世代にも受け渡したいのだ」という松本の想いに応えるように、予告編に登場した2人に加え、ニキ本人とも直接交流のあった社会学者・上野千鶴子をはじめとしたニキにゆかりのある人物へのインタビューが叶った。本編には、これらの貴重なインタビュー映像や未公開の写真作品が多数収められている。
ストーリー
20世紀を代表するフランス生まれの造形作家、ニキ・ド・サンファル。彼女は創作活動の集大成として、イタリア、トスカーナに20年の歳月をかけて彫刻庭園「タロット・ガーデン」を創り上げた。ニキと10年以上にわたり交流してきた写真家、松本路子が、その奇跡の庭園を訪れ、これまでに撮影した貴重な写真や新たに撮り下ろしたニキ作品の映像、関係者へのインタビューを通して、ニキの歩んだ道を辿る、日仏二人のアーティストの軌跡が交差した至福のドキュメンタリー。
『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』
監督・撮影・脚本:松本路子
ナレーション:小泉今日子
編集:池田剛
音楽監修:青柳いづみこ
オリジナルエンディング曲:黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子)
製作:ニキの映画を創る会
助成:ポーラ美術振興財団、クラウドファンディングPLAN GO、藤田晴子の会、上野千鶴子基金
後援:ニキアート財団 グラフィックデザイン:辛嶋陽子
2024年/日本/日本語/76分/カラー&モノクロ/1.78:1/ステレオ
配給:ミモザフィルムズ
(C)2024 Niki Film Project All Rights Reserved.
公式サイト:https://nikifilm-project.com/
9月25日(水)より東京都写真美術館ホール、9月27日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
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