『ビートルジュース ビートルジュース』ジャパンプレミアに全身吹替版キャストの山寺宏一、伊瀬茉莉也が登壇

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ティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』ジャパンプレミアイベントが9月10日(火)、ヒューリックホール東京で開催され、本作にて日本語吹替だけでなく、姿・体までキャラクターに変身する史上初の“全身吹替”に挑んだ声優の山寺宏一と伊瀬茉莉也が登壇した。

この日が日本初披露となった本作。薄暗い会場にスモークが焚かれ、観客が一人一人手に持ったグリーンのライトが光る “死後の世界”をイメージした空間に、山寺は「お客さんも一緒に雰囲気を作ってくださって出演声優として嬉しく思います」と語り、伊瀬は「ハロウィンを舞台にした物語なので、ホラー要素もある作品なのですが、今日来てくれたみなさんにすごく笑顔で迎えていただけて、私も嬉しくなってしまいました!」と、喜びを語った。

また、9月6日より全米公開され、オープニング興行収入が1億ドルを突破する大ヒットとなったことがMCより告げられると、山寺は「日本でもヒットしないと!プレッシャーがかりますね!」と意気込んだ。

本作を鑑賞した感想を聞かれた山寺は「これぞホラーコメディ!これぞティム・バートン!という感じの作品です。吹替版を先日、鑑賞させていただいたのですが、本当に吹替版の出来がいいんです!自分のことは置いておいて、本当にみんなピッタリで!伊瀬茉莉也も頑張りました!茉莉也ちゃん素晴らしい!」と伊瀬を称えた。

照れた様子の伊瀬は、声援に応えながらも「ティム・バートン監督の世界観がここぞとばかりに詰め込まれた作品です。前作が1988年に公開されて、ちょうど私が産まれた年の映画です。まさか35年の時を経て続編が作られるなんて凄いことですね」と自身の成長と重ねながら本作の魅力を語った。

自身が演じたキャラクターについて尋ねられた山寺は「人間怖がらせ屋のビートルジュースを演じていますが、とにかくマイケル・キートンが好き放題演じていますね!いつもの吹替のように、マイケル・キートンが日本語を話したらこんな風になるんじゃないかと想像しながら演じました」と明かした。

伊瀬は「私はアストリッドという思春期の少女を演じています。音響監督さんから『もっと瑞々しく!ティーンエイジャーみたいに!』とリアルさを求めるリクエストをいただいて、時を戻してティーンエイジャーの気持ちで演じました」とアフレコ時のエピソードを振り返っていた。

そんな本作では吹替声優陣が「全身吹替」にも挑み、先日の発表時には大きな反響を呼んだが、今回のイベント中盤には、舞台に山寺と伊瀬の“全身吹替”の等身大パネルが登場。

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まずは伊瀬のパネルを覆っていた布が取られると、そこには伊瀬“アストリッド“茉莉也の姿が。伊瀬が「衣装も全てオーダーメイドで、完全に手作りしていただきました。髪も下の方にボリュームを出すためにエクステをつけて髪型を完全再現して、メイクもそばかすもちょっと描いて、可愛く変身できたと思います!」と自身のパネルをまじまじと見ながらコメントすると、山寺も「ティーンエイジャーに見える!」と称賛。

続いて山寺のパネルを覆っていた布が取られると、そこにはまるで本物さながらの山寺“ビートルジュース”宏一が。山寺は「もともと自分じゃない誰かになりたくて声優になったというところもあります。モノマネとかもしたりしました。なので、全身吹替のお話を聞いてとにかく嬉しかったです!」とオファー時の喜びを振り返った。

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そして会場のスクリーンには、特殊メイクに4時間半かけた姿を追ったメイキング映像“山寺宏一がビートルジュースになるまで”も投影された。映像を見ながら山寺は「死んだ親父に似てるんだよ!」と言いながらも、「なるべくポスターと同じにしようにと髪型の調整も大変でした。後でCGでやればいいんじゃないかと思いつつ、ティム・バートンもアナログ感満載で撮影しているんですよね」と手作り感溢れるティム・バートンワールドへのリスペクトを語り、「型取り4時間、メイクに5時間、撮影に3時間と全身吹替に時間をたくさんかけました!」と明かした。

さらに会場では全身吹替版ポスターが初披露され、スクリーンにUS版ポスターと全身吹替版ポスターが並べて投影されると、観客席からは歓声が上がった。

山寺が「ティム・バートン監督に言っといてよ!ここまでやったんだと報告しといてくれ!」と主張すると、MCからティム・バートン監督が実際に全身吹替版ポスターを見たという発表が。半信半疑の山寺、伊瀬にティム・バートン監督からの絶賛のコメントが伝えられると、伊瀬は「まさか見てくださるなんて!頑張ってよかった!」、山寺は「『ビートルジュース3』のオファーはあるかな?こんなことになるとは思ってなかったのですが、我々の愛が伝わって嬉しいです。サンキュー!ティム・バートン!」と感無量の思いを叫んだ。

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最後に伊瀬は「ついに全身吹替版が日本で初めて上映されます。本当に楽しんでいただけたらいいなという気持ちでいっぱいです。ハロウィンの夜に巻き起こるティム・バートンワールド全開の物語を最後まで楽しんでいただければと思います」、山寺は「とにかくこれぞホラーコメディという作品です。今日、上映されるということで実はとても緊張しています。全身吹替で、ここまでやってみんなの注目を集めようとしているので、バズらなくちゃ意味がないと思っています!僕も40年近いキャリアをもって、こうしたらいいんじゃないか、ああしたらいいんじゃないかと考えながら演じました。もっと洋画の吹替が話題になればいいなと思っています」と語り、盛況のなかイベントは幕を閉じた。

『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日(金)公開。

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ストーリー
死後の世界で “人間怖がらせ屋” を営んでいる推定年齢600歳のお騒がせ者・ビートルジュース(マイケル・キートン)は、かつて結婚を迫るも叶わなかったリディア(ウィノナ・ライダー)のことが今も忘れられないでいる。彼の願いはただひとつ、「人間と結婚」し、死後の世界から人間界へ移り住むことなのだ。一方、リディアは自身の霊能力を活かしTV番組「ゴーストハウス」の司会としてお茶の間の人気を博しているものの、私生活では一人娘・アストリッド(ジェナ・オルテガ)との母娘関係に頭を悩ませている。なぜならアストリッドは幽霊の存在をまったく信じておらず、母親の霊能力をインチキだとさえ思っているからだ。そんななか、死後の世界で事件が起きる。何世紀にもわたり、死後の世界の倉庫に身体をバラバラに封じ込められていたビートルジュースの元妻・ドロレス(モニカ・ベルッチ)が復活してしまう。ドロレスはビートルジュースに復讐したい因縁があるらしく執拗に探し回るが、一年で最も不気味な夜が訪れるハロウィンの日に急展開が。なんとアストリッドが死後の世界に囚われてしまい、なんとか娘を助け出したいリディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求めることに。
ビートルジュースへの復讐に燃えるドロレス、今度こそリディアとの結婚を成就させたいビートルジュース、死後の世界に囚われた一人娘を助け出したいリディア、はたしてハロウィンの夜に訪れる結末とは――。

『ビートルジュース ビートルジュース』
出演:マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー
監督:ティム・バートン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト:beetlejuicemovie.jp

2024年9月27日(金)全国公開

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