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FANTASTICS 八木勇征主演『矢野くんの普通の日々』撮影現場の様子が明らかに 場面写真、メイキングカットも解禁

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FANTASTICSの八木勇征が初主演する映画『矢野くんの普通の日々』(11月15日(金)公開)より、撮影現場の模様が到着。場面写真とメイキングカットも解禁された。

田村結衣の人気ラブコメ漫画を実写映画化した本作。八木が演じるのは本作の主人公で、なぜか毎日ケガまみれになってしまう超不運体質の高校生・矢野くん役。また、共演の池端杏慈が矢野くんをほっとけなくなる超心配性なクラス委員長・吉田清子役を、Travis Japanの中村海人が吉田さんに想いを寄せるスポーツ万能な学校一のモテ男子・羽柴雄大役を演じる。監督は『午前0時、キスしに来てよ』(19)、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(23)の新城毅彦。

3月下旬、関東近郊の某高校で撮影されたのは、矢野くんが吉田さんへの気持ちを自覚し、授業中にふと告白するという序盤の大事な場面だった。

教科書を忘れてしまった矢野くんが隣の席の吉田さんと机をくっつけ、見せてもらうカットでは、2人の間に何とも言えない緊張感が走る。これだけでもかなり甘酸っぱいが、ノートを取ろうとした吉田さんの肘が矢野くんの肘に当たって「あっ…」となったり、見ているだけで身悶えさせられる2人の時間を、八木と池端が丁寧に演じていく。

普通の学園ドラマならこのまま一気に2人の胸が高鳴っていくのだろうが、そこは超不運体質の矢野くん。ドキドキする気持ちに動揺し、ノートで指を切るという地味に不運なくだりも。その流れで吉田さんが矢野くんに絆創膏を貼ってあげるカットも本作ならではだ。

そんな矢野くんの視線が吉田さんの視線とふと絡み合い…。「好きです」と思わず口にする矢野くんを、八木が絶妙な間と共に演じる。そのピュアさゆえに、ともすれば何を考えているのかちょっとわからなくもなる矢野くんならではの空気感も、八木は繊細に表現。突然の告白にたじろぐ吉田さん=池端のリアクションにも注目したい。

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矢野くんを演じる八木は「矢野くんはとてもピュアですよね。安全欲求がとても強く、ケガやアクシデントから身を守りたい思いが強すぎて、ほかの欲求にまで気持ちが行かないんですよね。でも、吉田さんや大切な仲間と出会い、変わりたいと思うようになっていく。矢野くんが本当に実現したかった日々を、この撮影期間で経験することができたと思っています」と話す。

吉田さんを演じる池端は「撮影現場では、自分と清子ちゃんの関係を深めていきたいなと思っていました。清子ちゃんは何事にも全力で真面目で、一生懸命な子。特に、矢野くんに対しては常に全力です。そんな清子ちゃんが矢野くんに対して持ついろんな気持ちを理解しながら、役作りをしていきました。私と清子ちゃんが似ているのは、心配性な部分です。私もすぐ、家族などに対して『大丈夫?』と聞いてしまったりするので。そういった自分と、清子ちゃんを照らし合わせることはあったと思います」と明かす。

そして、教室内の少し離れた位置には、挙動不審な2人を複雑そうに見つめる羽柴くんの姿も。この羽柴くんの存在も、矢野くんと吉田さんの淡い恋模様に絡んでくる。

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通常、恋敵に邪魔されたり、いじわるされたりするストーリーも多いが、本作には悪い人やいじわるな人が一切登場せず、みんな他人想いでみんな優しい。そんなやさしすぎる登場人物たちを通して描かれる物語は優しく素敵な方向へ。それは撮影現場の空気ともリンクしており、キャストたちが撮影の合間に集まって談笑をしている様子も。特に同い年の八木と中村はクランクイン後すぐ意気投合したようで、この日も現場のムードメーカーに。温かい空気の現場で楽しそうにするキャストたちが、この優しい物語の大事なピースになっている。

中村は羽柴役を演じて感じることがあったといい、「羽柴は勉強もスポーツも、なんでもできる人。正直、僕に似ていると言いたいところですけど(笑)、普段の僕とは違うキャラとして向き合っていきました。それに、羽柴はとことんいいヤツで、すごく優しいんです。自分の恋をどこかしら諦めきれない感じがありながらも、好きな子の恋を応援するような瞬間があったりします。『俺、何やってんだろう?』というセリフがあるんですけど、本当にちょっと思いましたもん。でも、矢野のことを知って、彼とも距離が近くなる。それも1つの青春なのかなと思いました。そういったことに対する戸惑いも含めて、すごく可愛いキャラクターです」と語っている。

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共演者について、八木は「池端さんはとてもフレッシュでした。キラキラしていて眩しくてすごく真面目な方です。撮影が始まって間もない頃、とある大事なシーンを撮ったんですが、そのときにあらためて“吉田さんを演じるのは池端さんしかいない!”と思いました。とても頼もしい存在です」と話す。

また、「羽柴役の(中村)海人くんとは同い年で、僕は親しみをこめて『うみちゃん』と呼んでいて、彼とは地元もほぼ同じで近しいものを感じています。ライバル役ではありますが、僕は羽柴くんと矢野の関係も好きです。矢野は羽柴くんのことが友達として好きだし、羽柴くんも矢野を気に掛けている。そんな2人の関係も見どころだと思います」と明かしている。

そして4月上旬、鎌倉市内の某所で撮影されたのは、まさに矢野くんの超不運体質を物語るシーン。普通に下校していた矢野くんが平坦な道でコケる、道端の標識にぶつかる、自分の学生鞄につまずく、道脇の用水路に落ちるなど、いつの間にかボロボロになってしまう矢野くんの“日々”が見られる冒頭間もないシーンだ。

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八木は「こういうのは大胆にやってなんぼですからね!」と笑顔を見せつつ、最後は水の冷たい用水路に見事ぽちゃり。不運男子ぶりを豪快に熱演した後、何事もなかったかのようにスタスタ歩く姿まで、不運慣れした矢野くんらしさたっぷりだった。

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怪我の絶えない矢野くんには絆創膏や包帯が毎日の必須アイテムであり、撮影現場には多種多様な絆創膏や包帯が大量に待機。シーンの状況に合わせ、それらを八木に装着するのも撮影の通常プロセスとなっていた。

アクシデントに見舞われるシーンの大事なポイントについて、八木は「いかに自然に見せられるかだと思います。矢野くんにとっては初めて起こることじゃなく、日常の一部にあることだと意識して演じました。“あ、まただ…”みたいな。新城(毅彦)監督もおっしゃっていたんですが、“あ、またいつも通り起きちゃった”という感じが矢野くんらしさなんです」と語っている。

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また、撮影現場には、映画単独初主演の立場と真摯に向き合う八木の佇まいもあった。「グループ活動をしている時はおっとりした印象もありますが、撮影現場ではリーダーシップを発揮し始めて。すごく頼もしかったですね」と小川プロデューサー。池端ら10代のフレッシュなキャストが顔を揃える現場のリーダーを率先して務め、キャスト同士を繋ぐ役割も積極的に果たしていった。

そんな八木からの提案で、撮影の中盤にはキャスト同士の交流を深める食事会もロケ先で開催。座長として成長していく八木の頼もしさと優しさが垣間見えるようだ。

ストーリー
心配性なクラス委員長・吉田さんは、毎日、なぜかケガまみれで登校してくる矢野くんのことが気になって仕方がない。実はその原因は――超がつく不運体質だった!しかも、そのせいで“普通の高校生活”が送れずにいた。そのことを知った吉田さんは矢野くんの全力サポートを決意!一緒に過ごす中で、ピュアでまっすぐな言葉に惹かれていく吉田さんだったが、一方、矢野くんにも生まれてはじめて<恋>の感情が芽生える――。

『矢野くんの普通の日々』
出演:八木勇征 池端杏慈 中村海人
原作:田村結衣「矢野くんの普通の日々」(講談社「コミックDAYS」連載)
監督:新城毅彦
脚本:杉原憲明 渡辺啓 伊吹一
音楽:信澤宣明
主題歌:Yellow Yellow/FANTASTICS from EXILE TRIBE (RhythmZONE)
企画製作:HI-AX
制作プロダクション:ダブ
配給:松竹
(C)2024 映画「矢野くんの普通の日々」製作委員会 (C)田村結衣/講談社

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/yanohibi-movie/
公式X:@yanohibi_movie

11月15日(金)全国公開

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